【芍薬の育て方】花が咲かない原因、剪定や肥料を与える時期は?
2023/5/24
芍薬の基本情報
科・属 | ボタン科ボタン属 |
植える時期 | 9~10月 |
植える場所 | 日当たりと風通しのよい場所で育てる |
水やり | 庭植えの場合は不要。鉢植えの場合はこまめに水やりする |
肥料 | 3月 、6月、9~10月 |
芍薬とは
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芍薬とは、初夏に美しい花を咲かせる多年草です。大輪の花がなんとも魅力的で、地植えや鉢植えはもちろん、切り花などで楽しめます。
主に和芍薬と洋芍薬があり、和芍薬は一重咲きや翁咲き、洋芍薬はバラ咲きや手まり咲きなどの特徴があります。最近では、新しい品種も誕生しているようです。
芍薬の育て方
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育てる場所
日当たりと風通しのよい環境なら、元気よく育ちますよ。ただし、直射日光には弱いため、株元にマルチングするとよいです。肥料
芍薬の育て方は、肥料の与える時期や量などがポイント。3月に芽出し肥、6月にお礼肥、そして秋の季節に緩効性肥料を与えます。肥料が少ないと花つきが悪くなってしまうため、気をつけましょう。
水やり
芍薬は、土が乾燥したタイミングでたっぷり水やりします。
用土
芍薬は水はけのいい土を好みます。市販の花用培養土を用いましょう。害虫・病気
芍薬は、葉枯れ病やアブラムシなどの病害虫が発生することがあります。病害虫の被害に遭わないために、日頃から栽培環境をよくしておくとよいでしょう。
芍薬の育て方についてよくある質問
芍薬の花が咲かない理由は?
芍薬を育てていると、花が咲かないことがあるようです。花が咲かない主な理由は、乾燥や肥料不足、日当たりの悪さなどが考えられます。
芍薬は乾燥に弱い傾向があり、特に夏場は乾燥を防ぐために小まめにみずやりしましょう。できれば、涼しい朝や夕方の時間帯に行うとよいです。地植えの場合は、水やりする必要はありません。
また、芍薬は肥料を好む植物なので、肥料が足りないと花が咲きにくいです。そのため、最適な時期に肥料を与えるようにしましょう。
そのほか、日陰で育てると花つきが悪くなってしまいます。日頃から日当たりのよい場所で育てることで、すくすく育ちますよ。
育てている芍薬の花が咲かない場合は、これらに当てはまらないか確認してみることをおすすめします。
芍薬の葉はいつ切ればいい?
芍薬の葉は、10〜11月頃に葉や茎が枯れたタイミングでカットします。地上部の茎を剪定バサミでカットするだけなので、初心者の方でも簡単にできますよ。
この時期に葉をカットすれば、翌年もきれいな花を咲かせるでしょう。
芍薬の花が咲き終わったあとは?
芍薬の花が咲き終わったら、花がら摘みすることで花を長く観賞できます。花びらが落ちたタイミングで、葉は残して花の部分を摘みましょう。不要な花を取り除けば、養分が分散することを予防できます。
また、花がら摘みすることで、見た目もよくなります。全体の風通しがよくなることから、病害虫の予防にもなりますよ。ただし、梅雨の時期は湿度が高くなりやすいため、この時期に作業する場合は被害が発生しないように気をつけましょう。
芍薬の花はどのくらいで咲く?
芍薬は、5〜6月頃にかけてピンク色や白色などきれいな花を咲かせます。蕾が柔らかければ、2〜3日程度で花を咲かせるでしょう。固い蕾の場合は、開花するまで1週間ほどかかることもあるようです。
蕾の状態から花が咲くまでの期間は芍薬の花によって違うため、すぐに花が咲かなくても気長に待つことをおすすめします。
芍薬を育てて花を楽しもう!
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芍薬は大輪の美しい花を咲かせる植物。「立てば芍薬、座ればボタン、歩く姿はユリの花」という言葉が昔からありますね。
芍薬を育てるのは難しそうと思われがちですが、実は初心者の方でも育てやすいですよ。どの種類も美しい花を咲かせるので、室内やお庭を素敵な雰囲気にしてくれます。
興味があれば、ぜひともお気に入りの芍薬を見つけて育ててみてくださいね。