猫にも安全な観葉植物一覧!危険な植物の見分け方や、安全な飾り方は?
2023/3/13
観葉植物の中には、猫に有害な毒性をもつ種類もあること、ご存知ですか?知らずに飾り、猫が食べてしまうと、最悪死に至ることもあります。
そこで今回は、猫にも安全な観葉植物、危険な観葉植物について、ASPCA(アメリカ動物虐待防止協会)の情報に基づいてご紹介します。
その観葉植物、猫にとって危険かも?
Photo by ジョセンスさん@GreenSnap
猫がいる部屋に観葉植物を飾るときは、まずその植物が猫にとって安全かどうかを考えましょう。
というのも、身近な観葉植物の中には毒性を含むものが意外と多くあり、猫がかじったり食べたりすると、最悪の場合、死に至ることもあるからです。
たとえばモンステラやアンスリウムなど、サトイモ科の観葉植物は危険なので気をつけましょう。
観葉植物は猫にとってメリットもある
とはいえ、観葉植物は猫にとってポジティブな影響を与えることもあります。
たとえば、観葉植物には酸素を発生し、室内の空気を浄化する効果があるため、猫が過ごしやすい環境づくりにぴったりです。
また、観葉植物があると自然界とより近い環境で過ごすことができるため、リラックス効果にもつながるとされています。観察したり、嗅いだり、触れたりすることで五感が刺激され、ストレス解消にもなるんです。
そのため、猫を飼っている家庭では、猫にも安全な観葉植物を置くことが猫のためにもおすすめです。
猫がいる家庭にぴったりな観葉植物、Table Plants
Table Plants(テーブルプランツ)は、土の代わりに専用のスポンジで育てる、GreenSnapSTOREオリジナルアイテムです。
倒れてもこぼれず、土の誤飲誤食の心配もない観葉植物で、軽いので万が一落下した場合も安全。おてんばな猫ちゃんがいるご家庭でも安心して飾れます。
猫にも安全な観葉植物に加え、猫が喜ぶ「西洋またたび」とも呼ばれるハーブ、キャットニップなどのラインナップがあるので、ぜひチェックしてみてください。
猫にも安全な観葉植物一覧
ここからは、ASPCA(アメリカ動物虐待防止協会)の700を超えるリストの中から、猫にも安全な身近な観葉植物を抜粋してご紹介します。
ガジュマル
ガジュマルの葉には毒性がなく、猫がいても安全でありながら、ユニークな樹形で人気の観葉植物でもあります。
葉が丸く大きめなので、猫が積極的にかじる可能性も低く、猫がいても育てやすいでしょう。葉に毒性はありませんが、枝を切ると出る白い樹液に触れると、まれにかぶれる可能性があるので、剪定直後は遠ざけてください。
パキラ
パキラは立派な幹が特徴的な観葉植物で、葉にも幹にも毒性がなく安全です。明るい日陰ほどの場所でも育つので、室内のどこにでも飾りやすいのも魅力的。
パキラも比較的葉が大きめで幹も太いので、猫がかじりにくくちょっかいを出されにくいでしょう。
テーブルヤシ
テーブルヤシはヤシ科の中でも小さく育つ観葉植物で、日陰にかなり強く、日当たりが悪いお部屋でも育てられます。毒性はいっさいないので猫が食べても安全です。
ちなみに猫は毛玉を吐き出すため、先が細い葉をよく食べる傾向にあります。テーブルヤシも葉が細いので、よく猫にかじられるでしょう。健康上問題ありませんが、育て続けたい場合はあまりかじられるようなら、遠ざけるのが無難です。
アレカヤシ
アレカヤシはヤシの中でも日陰に強く、大きく育てることもできる、南国の雰囲気たっぷりの観葉植物です。テーブルヤシを含め、ヤシ科の植物のほとんどは猫にも安全ですよ。
アレカヤシといえば大型サイズが人気。猫にかじられる可能性も高いですが、大型アレカヤシならあまり被害も広がらないのでおすすめです。
カラテア
カラテアは葉の模様が美しい観葉植物で、猫にも安全です。葉が広く大きい品種がほとんどなので、猫がかじる可能性も低く、猫がいる家庭でも育てやすいです。
明るい日陰程度の場所でも育つので、置き場所にも困りません。ただし、寒さにやや弱いので関東以西の家庭向けです。
ペペロミア
ペペロミアは丸みと厚みのある葉と、多彩な模様が楽しめる人気の観葉植物です。あまり大きく育たないのでミニ観葉植物としても人気で、初心者でも育てやすいでしょう。
葉や茎など、毒性がふくまれていないので、猫が万が一かじってしまっても安全です。葉が丸いのでかじりにくいことから、猫もあまりちょっかいを出さないはずです。
ピレア
ピレアはシルバーの斑入りが美しい観葉植物です。ほふく性といって、横に広がるように伸びていくので、あまり大きく育てたくない方にもおすすめです。
猫にとっても無害で安全なので、ちょっとした狭いスペースなどに飾って楽しむのがおすすめです。
ベゴニア
ベゴニアはとても多様な植物ですが、観葉植物としてメジャーな木立生ベゴニア、根茎性ベゴニアは、ともに猫に安全とされています。
ベゴニアといえば葉に水玉模様が入ったり、渦巻き模様が入ったり、赤や紫、シルバーなどの葉色も楽しめますが、中にはたくさん花が咲く品種もあるので、育てがいがあります。葉が大きいので猫がかじる可能性も低いでしょう。
エケベリア
エケベリアは厳密にいうと「多肉植物」という分類にはいる植物です。肉厚な葉にはたっぷりと水分をためているので、観葉植物ほど水やりを必要としません。日陰には弱いですが、水やりの手間がかからないので、ズボラな方にもおすすめ。
猫にも無害で、葉の形状的にもかじりにくいため、猫がいる家庭でも育てやすいでしょう。
胡蝶蘭
胡蝶蘭はランの仲間ですが、花が終わってもハリのある葉が楽しめるので観葉植物代わりにもなります。ちなみに気温が10〜20度であれば1年中花が続くので、部屋の彩りにぴったりです。
猫にも安全なので、切り花を飾りたくても飾れなかったご家庭にもおすすめ。
猫と一緒に暮らすための観葉植物の飾り方
Photo by Emilyさん@GreenSnap
猫にも安全な観葉植物を飾っていても、猫がたくさんちょっかいを出してかじってしまったり、鉢を高いところから落としてしまっては、植物のほうが長く生きられないですよね。
猫と一緒に暮らす、共存するためには、観葉植物の飾り方を工夫してみましょう。
おすすめなのは、観葉植物をハンギングで飾る方法です。ハンギングは専用の鉢や鉢カバーに植物をいれて、壁やカーテンレール、フックなどに引っ掛けて宙吊りにして飾ります。
こうすることで、猫が倒して落下させるというリスクが低くなるほか、高い位置に飾ればちょっかいを出されることも減るため、共存しやすくなるでしょう。
猫に有害!危険な観葉植物一覧
Photo by Springさん@GreenSnap
猫に有害な観葉植物は以下が代表的です。
- モンステラ
- ポトス
- アイビー
- ドラセナ
- アンスリウム
- フィロデンドロン
- スパティフィラム
とくに覚えておいてほしいのは、サトイモ科の観葉植物は猫にとって危険だということです。サトイモ科の観葉植物の見分け方は簡単。幹を持たずに茎が増えて伸び上がっていくのが特徴なので、そういった観葉植物は避けておくと安心です。
猫が観葉植物を食べてしまったときはどうする?
Photo by chippiさん@GreenSnap
猫が観葉植物を食べてしまったときは、まずその観葉植物が毒性を持つのかどうかを調べましょう。植物の名前がわからないときは、GreenSnapアプリの教えてカメラで撮影すると、AIやユーザーが植物名を教えてくれます。
すでに中毒症状を起こしていたり、無症状でも毒性を持つ観葉植物を食べてしまった時は、一刻も早く動物病院へ行き、専門家の指示をあおいでください。
また、今回ご紹介した猫にも安全な観葉植物は、有害な物質を含まず食べても無害ではありますが、あまり食べすぎると食詰まりを起こす可能性もあるので、積極的には食べさせないでください。
猫に食べさせるために植物をおくなら、猫草などがおすすめです。
猫と観葉植物には相性がある。安全なものを飾ろう!
観葉植物の中には猫にとって有害なもの、有毒なものがあります。無闇に飾らず、猫にとって安全な観葉植物かを調べて、できればハンギングなどのかたちで飾りましょう。
参考HP:ASPCA(アメリカ動物虐待防止協会)