日陰で育つ観葉植物!おすすめの種類や枯らさないコツを解説
2023/9/22
日光の当たる明るい場所で元気に育つイメージのある観葉植物ですが、耐陰性があれば日陰でも育てることができます。耐陰性とは日光が少ない日陰でも成長できる性質のことで、耐陰性のある植物は日光のあまり入らない玄関やキッチンなど、置き場所をより自由に楽しむことができます。
今回はそんな耐陰性のあるおすすめの観葉植物を紹介します。
観葉植物が育つ「日陰」とは?
Photo by てとらさん@GreenSnap
一口に日陰といっても、明るい日陰や全く日の当たらない日陰などいくつかパターンがあり、観葉植物によって好みが異なります。
半日陰 |
一日に数時間だけ当たる場所や、木漏れ日のように日なたと日陰が半分ずつ混じっているような場所をさします。 |
明るい日陰 |
ベランダや庭に直射日光が当たり、室内には入らないといった、直射日光はほとんど当たらず間接光で明くなっている場所です。 |
日陰 |
建物に囲まれたスペースや壁で日差しが遮られて、間接光もなく、一日中ほぼ日がささない場所です。 |
「半日陰」か「明るい日陰」なら問題なし
耐陰性のある観葉植物といっても、全く日光が当たらない「日陰」で育てることはむずかしいです。しかし、「半日陰」や「明るい日陰」の条件なら、耐陰性のある観葉植物であれば十分育てることができます。
近年では夏の暑さがどんどん厳しくなっており、日光を好む植物でも場合によっては半日陰の方が育ちやすいことがあります。また明るい日陰は、木漏れ日のようなやさしい光を好む植物に合っています。
完全な「日陰」なら植物ライトを使うと◎
ほとんど日光の当たらない「日陰」に置いている場合は、一日のうち数時間は日当たりのいい部屋に移動させましょう。観葉植物の移動がむずかしい場合には、植物専用のライトを使うのがおすすめです。植物専用ライトを使うことで、日照不足を補うことができます。
【自然光に近い植物ライト】育てるあかりは、植物の光合成に必要な光量と光の波長が調整された専用LEDライトです。植物にも人にもやさしい明るさでナチュラル色(3600k)とオレンジ色(2700k)の2色から選べて、スポットライトやペンダントライトとしても使えます。
日陰で育つ観葉植物の種類
ポトス(耐陰性◎)
Photo by pipiさん@GreenSnap
ポトスは日陰に強く、コンパクトな状態を保つことができるため、育てやすい観葉植物のひとつです。つる性であるため、トイレやキッチン、玄関などの狭いお部屋に飾るだけでなく、ハンギングにもおすすめです。
モンステラ(耐陰性◎)
Photo by ykさん@GreenSnap
モンステラは大きなハート型の葉っぱに切れ込みがはいる観葉植物で、南国風のエキゾチックな雰囲気が魅力です。穴や切れ込みの入り方、葉の大きさや樹高などは、品種によって違います。
ドラセナ(耐陰性◯)
Photo by おりささん@GreenSnap
ドラセナは力強い幹と葉がスタイリッシュでかっこいい観葉植物です。乾燥に強いため水やり頻度も少なく、暑さにも寒さにもある程度耐えることができるため、育てやすいといわれています。ただし、品種によって耐陰性はさまざまなので置き場所や用途に合わせて品種を選びましょう。
フィカス・ウンベラータ(耐陰性◯)
Photo by ひつじさん@GreenSnap
フィカス・ウンベラータは大きなハート型の葉っぱが特徴的な、リビングや寝室など部屋にアクセントをくわえたい方におすすめの観葉植物です。日陰でも強くて育てやすいため、初心者にも人気があります。
アジアンタム(耐陰性◎)
Photo by Water lilyさん@GreenSnap
アジアンタムは繊細なレースのような葉っぱが特徴的な観葉植物です。お部屋の雰囲気や好みによって、植木鉢や鉢カバーを変えることで和室にも洋室にも合います。育てやすいとされていますが、多湿を好むため水やり頻度はやや多めです。
ガジュマル(耐陰性◎)
Photo by クロマルさん@GreenSnap
ガジュマルは育てやすいことでも知られていて、初心者向きの観葉植物として人気があります。
ほとんどのガジュマルは幹を途中で切って仕立ててあるため、あまり高く上に伸びません。成長スピードもゆっくりめでサイズも保ちやすいので、まずは小さい観葉植物から育ててみたい始めたいという方におすすめです。
カポック/シェフレラ(耐陰性◎)
Photo by Rぐりさん@GreenSnap
カポック(シェフレラ)は丸みのある葉っぱを手のひらのように広げた姿がかわいらしい観葉植物です。乾燥に強く、明るい半日陰のような場所であれば育てやすいため、初心者にも人気があります。
アイビー/ヘデラ(耐陰性◎)
Photo by しほさん@GreenSnap
アイビーはつる性で立体感が出るため、ハンギングにもよく用いられる観葉植物です。暑さや寒さ、乾燥にも強いため、庭の寄せ植えに使われることもあります。種類によって葉っぱの形や模様に違いがあります。
テーブルヤシ(耐陰性◯)
Photo by Royさん@GreenSnap
テーブルヤシは細長い葉が涼しげな観葉植物です。小型のヤシの品種で大きく育ちにくいため、インテリアとしても人気で、買ったときのままのサイズで鑑賞を楽しみたい方におすすめです。
ペペロミア(耐陰性◯)
Photo by Mikoさん@GreenSnap
ペペロミアは1000以上の種類があって肉厚な葉を持つ観葉植物です。大きく分けてロゼットタイプ、直立タイプ、ほふくタイプの3つのタイプがあり、品種によって葉の模様や形が異なります。
アロカシア(耐陰性◯)
Photo by chomoさん@GreenSnap
アロカシアはバラエティに富んだ葉の模様やカタチが魅力の観葉植物です。観葉植物の定番であるクワズイモもアロカシアの一種です。日陰でも育ちますが、真夏の直射日光は避けつつ、日に当てると葉の模様がくっきりとでて、美しく元気に育ちます。
カラテア(耐陰性◎)
Photo by としおさん@GreenSnap
カラテアは品種によってさまざまで個性的な葉模様と葉の形が特徴的な観葉植物です。夜になると広げていた葉っぱを上に立て、きゅっと身を寄せる”休眠運動”を行います。耐陰性が強く、年中室内で育てられてインテリアとして人気です。
オリヅルラン(耐陰性◎)
Photo by よっちゃんさん@GreenSnap
オリヅルランとは、放射状に伸びるスラっとした葉が特徴の観葉植物です。乾燥や日陰にも強く、特別なお手入れもいらないので初心者にもおすすめです。品種によって葉っぱの模様に違いがあります。
日当たりの悪い部屋では日陰でも育つ観葉植物を選ぼう!
日当たりが悪いからと観葉植物を諦めている方も、耐陰性のある観葉植物を選ぶことで元気に育つ植物を楽しむことができます。
日陰で育てていて元気がなくなったと感じたら、数時間明るい場所に移動させて日光浴をさせてあげましょう。また移動が難しい場合でも、植物用ライトを設置すれば日照不足を補うことができます。
ぜひこの記事を参考に、ご自身のお部屋にあった観葉植物を見つけてくださいね。