芍薬の種類一覧|白い花の品種は?和芍薬と洋芍薬の違いを紹介
2024/10/23
芍薬は大輪の美しい花を咲かせるボタン科の多年草です。さまざまな花色も楽しむことができ、その華やかな印象から切り花やブライダルシーンで目にすることも多いです。
今回はそんな美しい芍薬の種類について、メジャーな品種から希少種まで詳しくご紹介します。
芍薬の花の特徴は?
芍薬は、日本には平安時代より前に薬草として伝わり、現在では観賞用として、たくさんの品種が誕生しています。春~初夏頃に花を咲かせ、品種によってピンクや紫、白などさまざまな花色や咲き方を楽しむことができます。
また、芍薬とボタンは同じ科目なため、見た目がよく似ていますが、葉を見ることで簡単に見分けることができます。芍薬の葉は光沢があり、丸みを帯びています。一方で、ボタンの葉はツヤがなく、葉の縁がギザギザしています。
芍薬は何種類ある?
芍薬の種類は野生種で30種類ほど、園芸品種を含めると約700種類以上もあるといわれています。芍薬は一重咲きや八重咲き、翁咲きなど咲き方が豊富で、花色にはアプリコットやベージュがかった上品な色もあります。
和芍薬と洋芍薬の違いは?
芍薬は、日本で品種改良された和芍薬とヨーロッパで品種改良された洋芍薬の2種類に大きく分けられます。和芍薬は一重咲きや翁咲きなど上品な印象の品種が多く、洋芍薬は手毬咲きやバラ咲きなど花弁の多く華やかな品種が多いです。
そのほか、芍薬とボタンを交配して誕生したハイブリッドシャクヤクという種類もあります。
芍薬の種類一覧
かぐや姫 |
コーラルチャーム |
ラテンドール |
サラベル |
ソルベット |
白雪姫 |
かぐや姫
かぐや姫は、淡いピンク色の花を咲かせるバラ咲きの芍薬です。マーシャルパイラント×花香殿の交配種で、直径20cmほどの大輪を咲かせます。かぐや姫は華やかな見た目が美しく、花もちもよいです。
コーラルチャーム
コーラルチャームは、サンゴのようなコーラルピンク色の花が美しい芍薬です。大輪を咲かせる八重咲き品種で、豪華な雰囲気なことからフラワーアレンジメントなどに人気です。
ラテンドール
ラテンドールは、白色の花びらに赤い縁取りが入る芍薬です。バラ咲きなので豪華な雰囲気が感じられ、切り花やアレンジメントなどで人気があります。爽やかな甘い香りを放つことから、香水に使用されることもあります。
サラベル
サラベルは、淡いピンク色の花がかわいらしい洋芍薬です。代表的な品種で知られ、フランスの女優サラ・ベルナールさんが名前の由来とされています。サラベルはボリューム感があることから、ブライダルの場面でも人気があります。
ソルベット
ソルベットは、淡いピンク色とクリーム色の花色が楽しめる芍薬です。変わり咲き品種で、華やかな雰囲気がすてきですね。ソルベットはゴージャスな香りが漂い、切り花などで人気があります。
白雪姫
白雪姫は、白い大輪の花がなんとも美しい芍薬です。白色の芍薬の代表的な品種として知られ、市場でもよく出回っています。
白雪姫はフェスティバ マキシマ×花香殿を交配して誕生した種類で、柔らかい雰囲気がかわいらしいですね。
芍薬の種類はたくさん!お気に入りを見つけてみて
芍薬は大輪の花を咲かせる華やかな植物。種類によって雰囲気や特徴も違い、切り花やアレンジメントなどで楽しめます。
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