芍薬の種類図鑑|それぞれの花の色や咲き方の特徴は?
2023/4/11
シャクヤクは大輪の美しい花を咲かせる植物で、ピンク色や白色などの花色が楽しめます。華やかな印象なことから、切り花やブライダルの場面で登場することも多いですよ。
今回はそんな美しいシャクヤクの種類について、メジャーな品種から希少種まで詳しくご紹介します。
芍薬の花の特徴とは?
シャクヤクは、東アジアを中心に自生するボタン科の多年草です。日本には平安時代より前に薬草として伝わり、その後観賞用としてたくさんの品種が誕生しました。シャクヤクは春~初夏の季節にかけて、ピンク色や紫色、白色など色とりどりの花を咲かせます。
シャクヤクとボタンは同じボタン科なので、見た目もよく似ていますが実際は違う植物です。2つの違いは葉を見ると分かりやすく、シャクヤクの葉には光沢があり丸みを帯びています。一方、ボタンの葉はツヤがなく、葉の縁がギザギザしていることが特徴です。
芍薬にはどんな種類がある?
シャクヤクには数多くの園芸品種があるようで、約700品種以上もあるといわれています。シャクヤクは和シャクヤクと洋シャクヤクの2タイプがあり、以下がそれぞれの特徴です。
和シャクヤク | 一重咲きや翁咲きなどの園芸品種 |
洋シャクヤク | 手まり咲きやバラ咲きなどのヨーロッパで品種改良された品種 |
また、シャクヤクには一重咲きや八重咲き、翁咲きなどいくつもの咲き方があり、最近ではシャクヤク×牡丹ボタンを交配して誕生したハイブリッドシャクヤクという種類もあります。
花色もさまざまで、ピンク色や白色の他に、アプリコット色やベージュがかったおしゃれなカラーも楽しめます。
ここからは、シャクヤクの種類について紹介します。シャクヤクの特徴は種類ごとに違うので、お気に入りの種類を見つけてみてくださいね。
主な芍薬の種類
かぐや姫
かぐや姫は、淡いピンク色の花を咲かせるバラ咲きのシャクヤクです。マーシャルパイラント×花香殿の交配種で、直径20cmほどの大輪の花を咲かせます。かぐや姫は華やかな見た目が美しく、花もちもよいです。
コーラルチャーム
コーラルチャームは、サンゴのようなコーラルピンク色の花が美しいシャクヤクです。大輪の花を咲かせる八重咲き品種で、人気があります。豪華な雰囲気なことから、フラワーアレンジメントなどにもぴったりですね。
ラテンドール
ラテンドールは、白色の花びらに赤い縁取りが入るシャクヤクです。バラ咲きなので豪華な雰囲気が感じられ、切り花やアレンジメントなどで人気があります。爽やかな甘い香りを放つことから、香水に使用されることもあります。
サラベル
サラベルは、淡いピンク色の花がかわいらしい洋シャクヤクです。代表的な品種で知られ、フランスの女優サラ・ベルナールさんが名前の由来とされています。サラベルはボリューム感があることから、ブライダルの場面でも人気があります。
ソルベット
ソルベットは、淡いピンク色とクリーム色の花色が楽しめるシャクヤクです。変わり咲き品種で、華やかな雰囲気がすてきですね。ソルベットはゴージャスな香りが漂い、切り花などで人気があります。
白雪姫
白雪姫は、白い大輪の花がなんとも美しいシャクヤクです。白色のシャクヤクの代表的な品種で知られ、市場でもよく出回っています。
白雪姫はフェスティバ マキシマ×花香殿を交配して誕生した種類で、柔らかい雰囲気がかわいらしいですね。
芍薬の種類はたくさん!お気に入りを見つけてみて
シャクヤクは大輪の花を咲かせる華やかな植物。種類によって雰囲気や特徴も違い、切り花やアレンジメントなどで楽しめます。
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