【アレカヤシの育て方】枯れる原因や大きくなりすぎたときの対処法
2023/3/23
アレカヤシの基本情報
科・属 | ヤシ科ディプシス属(ヒメタケヤシ属) |
タイプ | 常緑低木 |
生育適温 | 25℃(耐寒気温10℃) |
置き場所 | 暖かく、直射日光の当たらない場所。 |
水やり | 土の表面が乾いたらたっぷり。 |
肥料 | 5~9月に緩効性化成肥料を2か月に1度与える。 |
冬越し | 15℃以上を保てる暖かい場所で乾燥気味に管理する。 |
アレカヤシの特徴
Photo by mihyangさん@GreenSnap
アレカヤシはリゾート感を出してくれる人気の観葉植物。南国の植物でありながら、細長く伸びた葉が爽やかな雰囲気です。
寒さに弱いので、日本では沖縄でしか地植えができません。そのため基本的に鉢植えにし、室内で楽しまれています。お部屋に一鉢置くと、洗練されたおしゃれなインテリアになりますよ。
アレカヤシの育て方
アレカヤシの育て方のポイントは、寒さと直射日光に当てないこと。
熱帯植物のアレカヤシは、暖かい環境を好み、耐陰性もあまりありません。基本的には、強い直射日光の当たらない、レースカーテン越しの窓際で室内管理します。
エアコンや暖房の風が当たる場所は避けましょう。暖かい時期であれば、半日陰となる場所に置くこともできます。
水やりは土の表面が乾いてからたっぷりと与えれば問題ありません。毎日葉水をしてあげると、葉の乾燥と病虫害を防げてなおいいでしょう。
肥料は5~9月の間、緩効性化成肥料を2か月に1度与えてください。
アレカヤシの冬の育て方(冬越し)
アレカヤシは寒さに弱い観葉植物です。最低気温が15℃を下回る前に、必ず室内に取り込みましょう。
冬もレースカーテン越しの日が当たる場所に置き、室温15℃以上を保ちます。暖房器具や暖房の風が当たる場所は乾燥するので避けてください。
冬は乾燥気味に管理し、鉢の中の土が完全に乾いてから水をやってください。できるだけ暖かい時間を選んで、葉水は毎日してあげましょう。肥料は不要です。
アレカヤシの育て方についてよくある質問
アレカヤシが枯れる原因は?
アレカヤシが枯れる原因は、以下の4つが考えられます。
【寒さにあたった】
先述したように、アレカヤシは寒さが苦手です。アレカヤシを置いている場所の温度が15℃以下にならないようにしましょう。寒さに当ててしまった場合は、すぐに暖かい場所に移動して様子を見てください。
【乾燥】
アレカヤシを極端に乾燥させると枯れてしまいます。
水やりを忘れて土が乾ききっている場合は、すぐにたっぷりと水やりし、回復を待ちましょう。また、毎日葉水をすると葉の乾燥を防げます。
【根腐れ】
水をやりすぎると根腐れを起こして枯れてしまいます。土の表面が乾く前に水やりをしていて、葉がしなっと垂れてきた場合は根腐れかもしれません。
一度土を乾かしてから、水をやるようにしましょう。植木鉢から臭い匂いがする場合は土が腐っているかもしれないので、新しい土に植え替えます。
【日当たりが悪い】
耐陰性の強いアレカヤシですが、日当たりが悪すぎると枯れてしまいます。日当たりの悪い場所に置いている場合は、明るい場所に移動してください。屋内ではレースカーテン越しに日光が当たる場所、屋外では朝の2~3時間だけ日が当たる場所が最適です。
急に明るい場所に移動すると葉焼けを起こしてしまうので、少しずつ慣らしてあげてくださいね。
アレカヤシの成長速度はどれくらい?
アレカヤシは成長速度が早い観葉植物であるため、毎年剪定と植え替えが必要になります。
大きくしたくない場合は、剪定で大きな葉を切ったあとに植え替えを行い、根を一回り小さく切ってから、今までと同じサイズの植木鉢に植え付けると、大きさを保てます。
アレカヤシが大きくなりすぎたらどうすればいい?
すでにアレカヤシが大きくなりすぎたときも、剪定や植え替えを行います。剪定時期、植え替え時期はともに5~6月が適期です。
【剪定方法】
大きく伸びて広がっている葉を元から切り、小さい葉だけを残しましょう。株の中の風通しもよくなり、自然でコンパクトな見た目になります。
【植え替え方法】
ひとまわり大きな植木鉢にまず鉢底石を入れ、その上から観葉植物の土を少し入れます。アレカヤシを鉢から抜いて根を軽くほぐし、古土を落とします。
新しい鉢に植え替え、隙間に土を足した後にたっぷり水やります。
アレカヤシの増やし方は?
アレカヤシは株分けで増やします。株分けの適期は、植え替えと同じ5~6月頃です。
植え替えに必要な観葉植物の土、鉢底石、新しい鉢、シャベルのほか、剪定バサミも用意しておくと便利でしょう。
【株分け方法】
アレカヤシの育て方は簡単だが、屋外の気温に注意!
ホテルやおしゃれなレストランに置かれていることも多く、洗練された雰囲気が魅力のアレカヤシ。南国や海辺の雰囲気が好きな方にもぜひおすすめしたい観葉植物です。
ただし、耐寒性が弱いため、気温が寒い地域などで育てるのはややむずかしいです。もし育てる場合は、屋外の気温に注意して室内で育ててあげると良いでしょう。
ぜひお部屋に取り入れて、アレカヤシを楽しんでみてくださいね。