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ヤシの木の種類図鑑|花や葉っぱの違いは?低木の小さい品種もある?

2023/1/30

リゾート感を楽しめるヤシの木は独特な葉っぱが印象的で、観葉植物としてはもちろん、シンボルツリーとしても高い人気があります。今回はそんなヤシの木の種類や特徴、小さい種類から花や実を付けるものまで一挙ご紹介します。ヤシの木を育てたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

ヤシの木はどんな植物?

ヤシの木Photo by ナポレス農園さん@GreenSnap

ヤシの木はヤシ科に属する植物です。熱帯・亜熱帯を中心に分布するものの、近年では日本で自生する種類も多いです。

ヤシの木は英語で“パームツリー(Palm Tree)”と呼び、「Palm」は「手のひら、またはそのようなもの」といった意味があります。ヤシの葉っぱが上に広がり、まるで手のひらを開いたように見えることが語源と言われています。

また「ヤシの木」といっても、木と分類するための形成層がなく、木ではないと言われることも。しかしどこから見ても木であるなどの理由から、図鑑では「木」として紹介するのがほとんどです。

ヤシの木にはどんな種類がある?

ヤシの木は専門家によって見解が分かれるほど種類が豊富。「属」であれば200ほどで、その下の分類「種」であれば3,000種も見つかっているんだとか!DNA鑑定を使えばもっと細かく調べられるので、さらに数が増える可能性もあります。

なお、ヤシの木は全てに実を付けるわけではありません。ココヤシと呼ばれる種類からココナッツが、ナツメヤシからデーツなどが収穫できますが、ヤシの木の種類によっても実の種類や味、見た目などが大きくことなるのが特徴です。

また、生育スピードもヤシの木それぞれでちがうため、種類を調べた上で購入するのが良いでしょう。樹高が3m以上に生長するヤシの木であれば、あらかじめ近隣の環境の邪魔にならないかや、十分に育てられるスペースが確保できるかをチェックするのがポイントです。

ヤシの木の種類

カナリーヤシ

カナリーヤシPhoto by umaさん@GreenSnap

カナリーヤシはリゾート感や存在感があり、ひと目を引くヤシの木です。ヤシの木の中でも特に大きく生長する品種の一つで、大きな物だと15mほどまで育ちます。広いスペースを確保できるのなら、シンボルツリーとして育てるのがおすすめです。

秋口を迎えれば、赤やオレンジの色をした実を付けます。熟すとボトボトと下に落ちるため、リスや小鳥などの小さいお客さんが食事を楽しむ風景も楽しめますよ。

ただし、人が食べるのには不向きなうえ、道路を汚してしまうことも。実が熟し始めたら収穫して庭先に避けておくと良いでしょう。

ワシントンヤシ

ワシントンヤシは網のように見える幹の肌が特徴的なヤシの木です。“オキナヤシ”と呼ばれることもあるワシントンヤシは、クマデのように見える葉っぱが印象的。

ワシントンヤシは耐暑性、耐寒性のどちらにも優れているので、真夏の水やりや冬期の気温低下といった心配がほとんどいりません。マイナス5度ほどであれば耐え凌ぐ強さもあるため、日本の気候でも育てやすいといった魅力もあります。

台風の風をしなやかに受け流してくれるので、シンボルツリーとしてはもちろん、海岸沿いのドライガーデンとしても人気の高い種類です。

ココヤシ

ココヤシPhoto by 黒猫さん@GreenSnap

ココヤシはココナッツミルクの原料でもある“ココナッツ”を付けるヤシの木です。樹高は10m〜30mほどと非常に大きく、複数並べて植えれば南国リゾートのような雰囲気が味わえます。

樹高に比例してその葉っぱも大きく育ちます。大きい物だと5mほどにまで生長するので、その姿からは自然の強さや雄大さを感じるほど。

観葉植物としても人気があり、室内用はヤシの実から幹が生長したものを育てることが多いです。小さい形を維持したいなら、植え替え用のポットを大きくしすぎないのがポイント。

ココスヤシ

ココスヤシは銀白色の葉っぱが特徴的なヤシの木です。ハワイや東南アジアといったあたたかみのあるリゾート地をイメージさせる種類で、その存在感には圧倒する人も多いです。

ほかの品種とはちがい、低木で育つのがほとんど。ココスヤシの葉っぱは細長く下に垂れ下がる性質から、夕暮れどきの姿はまたひと味違った迫力が楽しめます。

生育スピードは1年で2cm〜4cmほどとスローペースに育つので、子どもの誕生に合わせて地植えするのもおすすめです。

テーブルヤシ

テーブルヤシPhoto by am_klavierさん@GreenSnap

テーブルヤシは低木タイプで育てやすいヤシの木です。ヤシの木の種類に該当するものの、耐陰性に優れ日陰でもすくすくと育ちます。室内で育てやすいことから、観葉植物としても人気があります。コンパクトなサイズなので、やわらかい日差しが当たる窓際に移動させやすいのもポイント。

お店では10cmほどの小さいのものを取り扱うことが多く、生長しても2m〜3mほどと小ぶりです。

濃緑の葉っぱが印象的なので、癒しの空間に置くのがおすすめ。ハイドロボールやカラーサンドとの相性も高いので、虫を寄せずに育てることもできますよ。

サバルヤシ

サバルヤシは葉っぱの色が緑銀で、ゴージャスな印象を与えるヤシの木です。幹は落葉した柄が折り重なるように残り、特徴的な幹に仕上がります。その姿はまるで網カゴのような繊細さを感じるほど。

耐寒性に優れ、マイナス10度ほどであれば外で育てることも可能です。別名を“パルメットヤシ”と呼び、お店で仕入れればすぐに売れてしまうほど人気があります。

シンノウヤシ

シンノウヤシはラオスのインドシナが原産のヤシの木です。温かい場所を好むものの、耐陰性に優れているといった特徴があります。シンノウヤシは初夏になると黄白色の花を咲かせます。花が咲き終われば1cmほどの長楕円形でつぶつぶとした実が付きます。小鳥が食べに来ることも多いため、下に落ちて道路や敷地内が汚れてしまうことも。

ナツメヤシ

ナツメヤシPhoto by mikkunさん@GreenSnap

ナツメヤシはドライフルーツでも有名な“デーツ”が収穫できるヤシの木です。ただし雌雄異花に該当することから、デーツがなるのはごくわずかとも言われています。

耐寒性に優れているため、シンボルツリーとして育てるのもおすすめです。葉っぱの濃緑が美しく、観葉植物としても人気があります。ただしトゲトゲした葉っぱなので、室内で育てるときは小さな子どもの目や手の届くところに置くのは避けましょう。

シュロの木

シュロの木Photo by ちりめんうさぎさん@GreenSnap

シュロの木は樹高3m~7mほどと大きく育つのが特徴的なヤシの木です。枯れた葉の柄と線維状の古い葉鞘で覆われるその幹からは、雄大さを感じさせます。

大きく生長すると葉っぱものびのびと育ち、その長さはなんと60cm〜100cmほどと大きく広がります。シュロの木の皮はたわしやほうきなど、掃除道具の一つとして古くから活用することも。

5月頃にはぷっくりとした花を咲かせることもあるため、四季によってさまざまな楽しみ方のあるヤシの木です。

ビスマルクヤシ

ビスマルクヤシはマダガスカル島が原産のヤシの木です。亜熱帯気候で育つ種類であるため、耐暑性に優れているほか、耐寒性が高いのも魅力。樹高は20mほどになることから、広いスペースを確保できる場所での地植えがおすすめです。

ビスマルクヤシの葉っぱは青緑色で、手のひらのような形に育ちます。名前の語源は、ドイツの初代首相でもあったビスマルクから来ているんだとか。

ヤシの木の種類はたくさん!お気にいりを見つけてみて

一口にヤシの木と言っても、その種類は「属」や「種」によってことなり、「種」で分ければ3,000にものぼると言われています。

種類が豊富なヤシの木は、GreenSnapSTOREでも取り扱っています。観葉植物として人気の高い低木のテーブルヤシや、耐暑性、耐寒性に優れたワシントンヤシがあります。

お住まいの地域に合わせたヤシの木を育てたい方は、ぜひこの機会にGreenSnapSTOREをチェックしてみてはいかがでしょうか。