【アデニウムの育て方】水やりや植え替え頻度、幹を太くする方法など
2023/2/28
アデニウムの基本情報
| 科・属 | キョウチクトウ科アデニウム属 |
| タイプ | 落葉多年草 |
| 栽培温度 | 25℃前後が適温（耐寒5℃） |
| 置き場所 | 日当たりのいい場所 |
| 水やり | 土が乾いたらたっぷり。 |
| 肥料 | 春に緩効性化成肥料を控えめに与える。 |
| 冬越し | できるだけ日当たりのいい場所で育てる。 水やり、肥料は不要。 |
アデニウムの特徴
アデニウムは壺のような太い根元と多肉質な枝で、ゴツゴツした印象のフォルムですが、それと対照的な鮮やかで美しい花を咲かせる塊根植物です。自然界では、日当たりがよく乾燥した地域に生育していることから「砂漠の薔薇」とも呼ばれます。
個性的でかっこいいインテリアになりますよ。
アデニウムの育て方
アデニウムの育て方のポイントは太陽の光をたくさん当ててあげること。寒さに弱いので鉢植えで育てますが、夏は日当たりのいい屋外に出してあげましょう。
また、乾燥した地域の植物なので水のやりすぎには注意し、乾燥気味に育てます。
肥料はあまり必要としませんが、春に緩効性化成肥料を少なめに与えると花付きがよくなります。
植え替えは1〜2年に1回の頻度で、ひとまわり大きな鉢へ移し替えましょう。植え替え時期は、4〜5月頃が適期です。
アデニウムの冬の育て方(冬越し)
冬は最低気温が10℃になる前に室内に入れましょう。室内でもなるべく10℃以上を保って日当たりのいい場所に置きます。
暖房器具の近くや暖房の風が直接当たる場所は避けましょう。
落葉している季節は休眠期で水を吸わないため、水やりは必要ありません。水やりしなくても株に水を貯めているので大丈夫です。
無事越冬できると、春先に葉が出てきます。葉が出たら、少しずつ水やりを再開しましょう。
冬は肥料も必要ありません。
アデニウムの育て方についてよくある質問
アデニウムの幹を太くする方法は？
幹を太くするためには剪定をします。剪定せずに育てていると幹がひょろひょろと長く伸び、根元はなかなか太くなりませんし、バランスも悪くなってしまいます。
剪定は5月から8月の暖かい季節に、根元の膨らみの少し上で幹や枝を切ってください。詳しい剪定方法は、以下の記事を参照ください。
アデニウムの幹がぶよぶよになってきた！原因は？
アデニウムの幹がぶよぶよになる原因は以下の3つが考えられます。
幹がぶよぶよになってしまうと復活が難しいので、ぶよぶよにさせないように管理しましょう。
【水のやりすぎ】
アデニウムは乾燥した環境を好みます。水をやりすぎると根が腐り、幹がぶよぶよになって枯れてしまいます。心当たりがあるときは水やりを控えて土を乾かしてみてください。
特に、冬から春にかけて水やりを再開するときは、様子を見ながら少しずつ与えるようにしましょう。
土を乾き気味に管理するのが難しい場合は、素焼きの鉢と使うと、鉢の中の通気性がよくなり、育てやすくなります。
【寒さにあたった】
気温が10℃以上あっても、冷たい風に当たってしまった時には株が弱って、ぶよぶよになってしまうことがあります。気温が下がってきたら、早めに室内に取り込んであげましょう。
アデニウムの花の咲かせ方は？咲かない原因は？
アデニウムの花を咲かせるには、最低気温が20℃以上が必要となります。
気温が十分なのに花が咲かない場合は、以下の原因が考えられます。
【日照不足】
アデニウムは日当たりのいい場所では次々と新芽を出し、花をたくさん咲かせます。真夏の直射日光に当てても大丈夫な植物ですので、暖かい季節はたっぷりと日光を当ててあげてください。
葉が出始める頃から直射日光に当てていると、葉焼けせずに育てることができます。
【肥料切れ】
花を咲かせるには養分が必要です。アデニウムはあまり肥料を必要としませんが、日照不足でも低温でもないのに花が咲かないときは、肥料をあげてみるといいかもしれません。
肥料をあげる時期は葉が伸び始める春、リン酸(P) の配合が多い緩効性化成肥料を少量与えましょう。
アデニウムが枯れる原因は？復活できる？
アデニウムは耐寒性が低く、多湿も嫌うため、水やりが多すぎたり、気温が低くなると枯れる可能性があります。また、根詰まりや病害虫の発生が原因となることもあります。
もし部分的に枯れてしまっても、幹や根っこが生きていれば復活の可能性はあるので、枯れた部分を剪定して取り除いてあげましょう。
アデニウムを育ててみよう！
ゴツゴツした見た目と美しい花のギャップが魅力的なアデニウム。さまざまな花があるので、ぜひお気に入りの花を見つけて素敵なインテリアにしてくださいね。
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