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アデニウムの剪定時期と方法!切った枝で挿し木するには?

2023/6/11

伸びきったアデニウムを放置すると、先端に葉が茂ってしまいだらしなく見えてしまいます。好みによってはその方がアデニウムらしさを感じる方もいるかもしれませんが、できればきれいに整えて健やかに成長してもらいたいですよね。

今回は、アデニウムの剪定方法をご紹介します。正しい知識をおさえて、すてきなアデニウムを維持しましょう。

アデニウムの剪定時期

アデニウムPhoto by あちゅさん@GreenSnap

アデニウムの剪定に適した時期は、7月です。剪定する理由は、枝数を増やす目的が挙げられます。剪定せずに置いておくと、どんどん枝葉がつき、日光浴しにくい樹形になります。日光浴ができないと光合成に悪影響を及ぼし、弱った葉や枝をつけることにつながります。なお、剪定を終えた年の冬期はまだ微量のストレスを抱えている可能性があります。

冬期の水やりは部屋の温度によって休眠中か休眠していないかを判断しましょう。 部屋の温度が10℃以上あり、常に温かい場合は、休眠していないと判断します。この場合はひと月に1回のペースで水やりをしましょう。

一方、部屋の温度が10℃程度と冷え込む場合は、休眠している可能性があります。休眠中は断水で問題ありません。

アデニウムの剪定の仕方

アデニウムの剪定の仕方は以下のとおりです。細かく目を通しながらスピーディに進めましょう。なお、剪定すると決めたときは1週間程度水やりを控えてください。

1. 息苦しさを感じる枝や徒長した主幹を確認し、ナイフで切り落とす

2. 切り口にあふれる水分や樹液をきれいに拭き取る(有毒なので直接ふれないように注意)

3. 癒合剤を塗る

癒合剤を塗るときは必ず切り口がある程度、乾いてからにしてください。水分や樹液が出ている間に癒合剤を塗ると、腐敗の原因になります。

アデニウムの挿し木方法

切り落としたアデニウムがまだ元気なものなら、挿し木にしてふやしてみてはいかがでしょうか。

アデニウムを挿し木するときはできるだけ太い幹を選び、10cmほどの長さで枝を切り落としてください。先端の葉は2~3枚ほど残して光合成できるように整えましょう。

挿し木用のアデニウムが用意できたら、切り口を日陰において乾かしてください。切り口が乾いたら、育てたい鉢に観葉植物用培養土をいれ、割り箸で挿し木する部分に穴を開けたあと、やさしくアデニウムを差し込みます。

なお、乾燥させる間に腐ることが心配といった理由から、乾ききらないうちに土に挿すのは控えましょう。切り口からの水分や樹液によって腐ってしまいます。

アデニウムの剪定で失敗しないコツは「スパッと切る」

アデニウムPhoto by 春日部バルさん@GreenSnap

アデニウムの剪定において失敗しないコツは、勢いよくスパッと切ることです。切れ味のよいカッターを使ってひと思いに切ることで、きれいな断面で切ることができます。

なお、剪定時に切る部分に迷ったときは、切る予定の場所より少し上をカットするとよいでしょう。やや上から切ることで幹が枯れた場合の保険になり、枯れたとしても程よい位置でとまります。

また、切り口をそのままにしないのもコツのひとつです。切り口がたとえきれいにできたとしても、水分や樹液があふれ出ます。これらを放置すると腐敗の原因につながるため、剪定を済ませた後はティッシュでこまめに拭き取り、乾燥した頃合いで癒合剤を塗りましょう。

アデニウムの剪定方法についてよくある質問

ここでは記事の振り返りに、アデニウムの剪定方法についてよくある質問をご紹介します。アデニウムの剪定を検討中の方や、方法についてより詳しく知りたい方は、参考にしながらみてください。

アデニウムの冬越しの方法は?

アデニウムを冬越しさせる方法は、休眠中かどうかを見極めることが重要です。アデニウムを10℃より温かい室内で管理する場合は、休眠していない状態です。この場合はひと月に1回程度の水やりをして様子を見ることをおすすめします。

室内外で管理し、その気温が10℃程度であれば、アデニウムは休眠中と考えます。このときは断水し、10℃以上の気温が続く頃に水やりを再開させましょう。

アデニウムを太らせたい!方法はある?

アデニウムを太らせたい場合は、主幹を切って脇芽をふやすとよいでしょう。主幹を切ることで脇芽が徐々に育ちはじめ、塊根を太らせることができます。

なお、現時点で脇芽が成長し始めている場所があるときは、脇芽部分よりやや上を切断してください。

アデニウムはどこまで大きくなるの?

アデニウムは生育環境によっては、3mほどと大きく育つ多肉植物です。熱帯アフリカを原産とし、木の根元が非常に太いのが特徴です。

なお、アデニウムは温かい場所を好みます。雨や寒さには弱い性質を持つので、外で管理する場合は、梅雨時期や冬季は室内で管理することをおすすめします。

アデニウムに適した剪定時期と水やり時期は?

アデニウムの剪定に適した時期は、7月の成長期です。剪定によって過度なストレスを与えても、成長期のパワーによって上手に育てられます。

なお、剪定後の水やりは10日~2週間ほど置くのが望ましいです。サスティーなどを使って土の様子を見ながら適度な水やりを心がけるとよいでしょう。

アデニウムを剪定して樹形を整えよう!

今回はアデニウムの剪定方法についてご紹介しました。

アデニウムを剪定するときは切れ味のよいカッターを用意し、ひと思いに切ることが大切です。切り口からは水分や樹液があふれ出るため、ティッシュでこまめに拭きとり、乾いた頃を見計らって癒合剤を塗りましょう。

GreenSnapオリジナル 剪定バサミ

なお、GreenSnapでは、オフィシャルアンバサダーの三上真史さんと共同開発した剪定バサミ「ガーデンジャー」を販売しています。軽い切れ味ときれいな切り口が一番の特徴ですが、ハサミ自体もとても軽量でサビに強いという利点も◎。約直径8mmまで使用できるので、ぜひこの機会にご検討ください!

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