花が咲く観葉植物|インドアで育てやすい種類や花を咲かせるコツ紹介
2024/11/7
観葉植物といえば葉や枝ぶりを楽しむものではありますが、中には花が咲く観葉植物があるのをご存知ですか?
花が咲く観葉植物には、季節の変化や花が咲く感動、育てがいを感じられたりと、また違った楽しみがあります。
今回は数ある観葉植物の中から、花が咲くおすすめの観葉植物や、花を咲かせるコツなどをご紹介します。ぜひ最後まで読んで、参考にしてみてくださいね。
花が咲く観葉植物12選!
アンスリウム |
ベゴニア |
サンスベリア |
スパティフィラム |
ストレリチア |
アデニウム |
オリヅルラン |
グズマニア |
エアプランツ |
エバーフレッシュ |
ホヤ・カリノーサ |
金のなる木 |
アンスリウム
- 育てやすさ:やや簡単
- 置き場所:半日陰、明るい日陰
- 栽培適温:15〜30度(最低10度)
- 開花時期:5〜10月
花が咲く観葉植物の代表的な種類といえばアンスリウムですね。花は細長くごく地味なのですが、花のつけねにあるハート型の仏炎苞が美しく、燃えるようにツヤめく赤はエキゾチックで魅力的です。
花色(仏炎苞の色)は赤が主流ですが、品種によってはピンクやサーモンピンク、紫、緑など、意外とバリエーションが豊かですよ。
アンスリウムを詳しく見るベゴニア
Photo by mintさん@GreenSnap
- 育てやすさ:やや簡単
- 置き場所:半日陰、明るい日陰
- 栽培適温:15〜25度(最低5度)
- 開花時期:4〜12月
ちょっと風変わりな花が咲く観葉植物を育てたいなら、ベゴニアがおすすめです。根茎性ベゴニアや木立生ベゴニアは観葉植物としてもぴったりで、葉に水玉模様、しま模様がはいった品種や、茶色っぽいダーティーな葉色が楽しめる品種もあります。
室内で適温で育てれば一年中花が咲いてくれるので、育てがいがあるもの。花茎がにょきっと伸びて、やや小さめの花がたくさんつくので、株全体が華やかになって楽しめますよ。
ベゴニアを詳しく見るサンスベリア
Photo by ichiさん@GreenSnap
- 育てやすさ:とても簡単
- 置き場所:日なた〜明るい日陰
- 栽培適温:20〜25度(最低5度)
- 開花時期:4〜6月
サンスベリアといえば、空気清浄効果があると注目を浴びた観葉植物ですよね。育てやすさとスタイリッシュな見た目で人気ですが、じつは花を咲かせる観葉植物のひとつでもあります。
たっぷり日を浴びせ、適度な水と肥料を与えると、春ごろに花茎をにょっきりと伸ばして、薄緑〜クリーム色の花をたくさん咲かせます。
サンスベリアを詳しく見るスパティフィラム
- 育てやすさ:やや簡単
- 置き場所:半日陰、明るい日陰
- 栽培適温:15〜30度(最低10度)
- 開花時期:5〜10月
スパティフィラムも同じく、仏炎苞が花のように見える人気の観葉植物です。アンスリウムにも似ていますが、アンスリウムの仏炎苞はハート型なのに対し、スパティフィラムは卵のような形で、より洗礼されたスタイリッシュさを感じさせます。
アンスリウムよりもやや花付きがよく、適温であれば次々と咲きます。花色は白ですが、紫などの希少種もまれに流通していますよ。
スパティフィラムを詳しく見るストレリチア
Photo by selinaさん@GreenSnap
- 育てやすさ:やや簡単
- 置き場所:日なた
- 栽培適温:15〜35度(最低5度)
- 開花時期:5〜10月
ストレリチアは極楽鳥花という別名のとおり、暖かい時期に鳥の頭のようなユニークな形をした花を咲かせる観葉植物です。花もエキゾチックですが、株姿もバナナの木のような大きな葉っぱをもっているので、南国の雰囲気が楽しめます。
とはいえ、ストレリチアは十分に育った大株でないと花がつきづらいです。さらには日光もたくさん浴びないと開花しないので、気長に待ちましょう。
ストレリチアを詳しく見るアデニウム
- 育てやすさ:ふつう
- 置き場所:日なた
- 栽培適温:20〜35度(最低5度)
- 開花時期:4〜9月
アデニウムは幹がどっしりと太くなる塊根植物の代表種です。観葉植物としてベランダや室内の窓際で育てている人も多く、塊根植物の中では育てやすいほうでしょう。
アデニウムは砂漠のバラとも呼ばれていて、気温さえ高かければ、赤やピンクの美しい花を通年咲かせます。花付きもよく、次々と花が咲くので育てがいのある観葉植物です。
オリヅルラン
Photo by ほたるぶくろさん@GreenSnap
- 育てやすさ:とても簡単
- 置き場所:日なた
- 栽培適温:15〜30度(最低3度)
- 開花時期:5〜10月
オリヅルランは細長い葉が放射状に散るように伸びる観葉植物で、白い斑入りの葉がさわやかです。草丈があまり高くならないのと葉が枝垂れるためハンギングにも人気で、和洋どちらのインテリアにもマッチします。
そんなオリヅルランですが、春から秋にかけて花茎を伸ばして、純白の小さな花を咲かせます。株姿だけでなく花も洗礼された可憐さがあり、上品な雰囲気が魅力です。
オリヅルランを詳しく見るグズマニア
- 育てやすさ:やや簡単
- 置き場所:日なた
- 栽培適温:20〜30度(最低5度)
- 開花時期:5〜10月
グズマニアはパイナップルの仲間で、南国の雰囲気が楽しめるトロピカルな観葉植物です。気温があたたかければ花が咲きますが、花よりも目立つのが葉が変化した苞部分で、赤や黄色、ピンク、紫など、さまざまな色味が楽しめます。
本当の花はすぐにかれてしまいますが、苞は一度色づくと3ヶ月ほどは鮮やかな姿を楽しめます。ちなみに花が咲いた株はやがて枯れるので、根本についた子株にバトンタッチするように、切り落として世代交代していきます。
グズマニアを詳しく見るエアプランツ
Photo by BLUE TREEさん@GreenSnap
- 育てやすさ:ふつう
- 置き場所:日なた
- 栽培適温:20〜30度(最低10度)
- 開花時期:5〜10月
エアプランツはその名の通り土要らずで育つ観葉植物で、おしゃれなお皿の上にぽんと置いたり、流木にひっかけて飾ったりと、いろんな楽しみ方ができるのが魅力です。
品種によって赤やピンク、紫、黄色などの花を咲かせますが、どれも色が濃くてエキゾチックな見た目が楽しめます。株の大きさに対してわりと大きな花を咲かせるので、花が咲いたときのインパクトは大です。
エアプランツを詳しく見るエバーフレッシュ
Photo by ゆうさん@GreenSnap
- 育てやすさ:やや簡単
- 置き場所:日なた〜明るい日陰
- 栽培適温:20〜30度(最低10度)
- 開花時期:5〜10月
エバーフレッシュは細く小さな葉が連なって、ぺんぺん草にもにている見た目が特徴です。細い幹・枝に繊細な葉がつく華奢な見た目で、洋・和のインテリア問わずマッチしてくれます。
暖かい時期、適度な日当たりで育てるとクリーム色のぽんぽんのような花を咲かせます。花も繊細で、花付きも結構いいですよ。
エバーフレッシュを詳しく見るホヤ・カルノーサ
Photo by あん里ガーデンさん@GreenSnap
- 育てやすさ:とても簡単
- 置き場所:日なた〜明るい日陰
- 栽培適温:20〜30度(最低5度)
- 開花時期:5〜10月
ホヤ・カルノーサはつる性の観葉植物で、斑入りの卵型の葉を枝垂れるように伸ばしていきます。そのため、高い棚上に飾ったり、ハンギングにして飾る方も多いです。
ホヤといえばハートホヤと呼ばれるホヤ・カーリーが代表種ですが、カルノーサは花が咲く観葉植物としても人気で、小さな白い花がこんもりと密集して開花します。さきっぷりがいいので育てがいもありますよ。
ホヤを詳しく見る金のなる木
Photo by 遠州小町さん@GreenSnap
- 育てやすさ:とても簡単
- 置き場所:日なた〜明るい日陰
- 栽培適温:20〜30度(最低0度)
- 開花時期:11月ごろ
金のなる木はぷっくりとした葉っぱをよく茂らせる観葉植物で、屋外に出しっぱなしにしても育つほど丈夫で寒さに強いのが特徴です。多肉質な葉には水分をためているので、乾燥にも強く、水やりも控えめで育ちます。
昔から人気の金のなる木ですが、11月ごろに白い小さな花をたくさん咲かせます。ただし、開花させるには8月ごろによく日光にあてて断水するのがコツ。栽培になれてきたら挑戦してみるといいですね。
金のなる木を詳しく見る花が咲きやすい観葉植物は?
今回紹介した観葉植物のなかでも、アンスリウムやベゴニア、スパティフィラム、アデニウム、オリヅルランがとくに花を咲かせやすいです。
観葉植物の花を咲かせるコツは?
今回ご紹介したのはどれも花が咲く観葉植物ですが、必ず毎年どの株でも咲くかというそうでもありません。 観葉植物が花を咲かせるには、そうとうな体力が必要です。
つまり幼苗や弱った苗には花を咲かせる体力がないので、なかなか咲かないんです。観葉植物に体力をためるためには、適度な日当たり、水分・肥料が必要不可欠!
とくに日陰に強い観葉植物でも、あまりにも日が当たらないと弱ってしまうので、花を咲かせたいならレースカーテン越しほどの日光が必須です。また、観葉植物の肥料には花を咲かせるためのリン酸成分が少ない場合があるので、草花・観葉兼用の肥料をつかったり、肥料にプラスして植物活力剤を併用するのもおすすめです。
観葉植物の花が咲いたらどうする?
観葉植物の花が咲いたら、きれいだからといって枯れるまで放っておくのはNGです。
そもそも植物が花を咲かせるのは種子を形成して繁殖していくため。花後放置して種までつくらせると、かなり体力を消耗してしまい、親株側はかなり弱ってそのまま枯れてしまう可能性もあります。
せっかく育てた観葉植物ですから、枯らせないためにも、花が咲いたら枯れる前に花茎や花の根本から切り取りましょう。できればつぼみがひらいた時点で切ってしまって、花瓶にいけて飾るのが理想です。
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