生産者に聞く、失敗しない苗から始める家庭菜園
2021/4/18

GreenSnapでは、生産者と皆さんをオンラインで繋ぐ「ライブ配信」を開催しています。
今回のゲストは、兵庫県神埼市にある「文化農場」さん。野菜の苗を60年以上生産してきた、老舗の野菜農家さんです。
家庭菜園の魅力や、文化農場おすすめアイテム、配信中にコメントいただいた皆さんからの【お悩みQ&A】をレポートします!
ゲスト:「文化農場」家庭菜園プロデューサー 小野未花子さん/インタビュアー:SANDY)
▼第1回のライブ配信をご覧になりたい方はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=7hswkACx7EA
▼第2回レポートはこちら
https://greensnap.co.jp/blogs/pages/bunka0420report
文化農場さんは、野菜の苗を育てる「野菜の保育所」

文化農場さんは家庭菜園に取り組みたい方に向けて、GreenSnapや農場の前のお店、ホームセンターなどで野菜の苗を販売しています。現地からライブ配信してくれたのは、3代目、家庭菜園プロデューサーの小野みかこさんです。
文化農場はまさに「野菜の保育所」と話す小野さん。広大な敷地で栽培している野菜は300種類以上!毎年、300〜500万ポットを生産しています。
文化農場さんの商品一覧へ家庭菜園の醍醐味は?
小野さんいわく、「家庭菜園のやり方に正解はなく、自然に対して自分で創意工夫をしていくのが、家庭菜園の醍醐味」とのこと。野菜を育てる過程の中で、五感を使って土を触りながら、葉っぱを見ながら、自分で工夫をしていくのが大切なんだそう。
また、お子さんがいるご家庭では、「育てて⇒食べる」という食育ができるので、おうち時間が増えた今、一緒に挑戦してみるのもいいですよね。
文化農場さんの苗セットやキットがおすすめ!
〜親子ではじめる〜 初めての家庭菜園キット(カラフルサラダ)

「初めての家庭菜園キット」は、初心者の方におすすめ。
ポット、土、苗がセットになっているので、すぐに始められますよ。
ルーツポーチプランターで野菜の苗も快適♫
ルーツポーチは不織布製のプランターで、通気性・排水性がよくて苗がしっかりと育ちます。
ポスカでおえかきもできるので、マイプランターに変身させられますよ。
文化農場オリジナルブレンドの土でよく育つ!
野菜を育てる上で、土はとっても大切!キットについてくる土は文化農場オリジナルブレンドの土で、根がしっかり張りやすいです。また、最低限の肥料が入っているので、そのまま植え付けできます。
ユーザーさんからのお悩みQ&A
Q:野菜の苗って実がなるのか不安……
初めて挑戦する方には、苗から育てるのがおすすめです。種から苗までの期間はとっても繊細。病気になったり手がかかるのでそこはプロの手を借りて、苗から育てたほうが、丈夫に早く育って、スムーズに収穫もできますよ。
種からだと3か月、夏野菜だと4、5か月かかることもあります。
一方で、例えば焼き肉などで食べるサンチュは、苗からだと1か月でたくさん収穫できちゃいますよ!
Q:マンション1階で日差しがない……野菜を育てるのは無理?
葉物野菜、レタス、青じそは半日陰でOK!逆に、日差しが当たりすぎるとしおれてしまいます。
ミニトマトも、たまに日向に出してあげればいいだけなので、おすすめです。
Q:葉物野菜で一番おすすめなのは?
サンチュとサニーレタスがとても育てやすいです。苗を大きな鉢に移すタイミングは、届いたらすぐ植え替えてOK!
ハーブの中のおすすめは「レモンバーム」。香りがよく、ハーブティやスイーツに乗せたり、マスクの中に入れるとさわやかです。
Q:無農薬では育てにくいですよね……
食べるものはなるべく無農薬がいいですよね。基本的には、無農薬で育ちます!でも、例えば、キャベツ、白菜などは青虫やアブラムシがつくので、微量の消毒はしないといけません。とくに夏野菜は、アブラムシがつきやすいです。
アブラムシが発生したら、午前中、牛乳を水で500倍に薄めたスプレーをふきかけて乾かし、夕方に水をかけるだけ。ただし、牛乳がそのまま残ると、カビが発生したりもあるので、しっかり洗い流すことも必要です。
Q:水やりの頻度は?気を付ける品種は?
水やりはメリハリが大切。土を乾かすときは乾かして、多少しおれてきたら鉢底からしみ出てくるくらい、たっぷりあげてください。夏は涼しい朝または夕方にあげてください。日中にあげるとお湯になり、蒸し風呂状態に・・!
Q:肥料のおすすめは?
自分の好みに合わせて使ってOKです。野菜の種類によっては専用のものもがホームセンターにあります。形状は粉や粒のもの。苗から離れた場所に、斜めに穴を開けて入れるといいですよ。
Q:一緒に寄せ植えしちゃいけない組み合わせはある?
鷹の爪やとうがらしは、ピーマンと一緒に植えると、ピーマンも辛くなってしまうので、1つの鉢で1種類だけ植えるのがよいですよ。また、プランターで、同じ野菜を続けて植えると、連作障害になってしまうため、避けたほうがよいです。
次回の配信もお楽しみに!
▼第1回のライブ配信をご覧になりたい方はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=7hswkACx7EA
▼第2回レポートはこちら
https://greensnap.co.jp/blogs/pages/bunka0420report