sp logo
カート

キーワードで商品を探す

生産者に聞く、家庭菜園のプランターの選び方・植え付けのコツ

2021/5/7

第2回 文化農場×GreenSnapライブ販売会 レポート

GreenSnapでは、生産者と皆さんをオンラインで繋ぐ「ライブ販売会」を開催しています。今回初めて、InstagramでのLive配信を行いました!ゲストは、兵庫県神埼市にある「文化農場」さん。 野菜の苗を60年以上生産してきた、老舗の野菜農家さんです。
夏野菜の育て方のコツ、配信中にコメントいただいた皆さんからの【お悩みQ&A】をレポートします!

(ゲスト:「文化農場」家庭菜園プロデューサー 小野未花子さん/インタビュアー:SANDY)

▼このライブ配信をご覧になりたい方はこちら
https://www.instagram.com/tv/CN4IFxJiGrV/

▼第1回ライブ配信のレポートはこちら
https://greensnap.co.jp/blogs/pages/faremers_tv_reports_20210418

夏野菜の家庭菜園を始めるなら今!

第2回 文化農場×GreenSnapライブ販売会 レポート

文化農場さんは家庭菜園に取り組みたい方に向けて、GreenSnapや農場の前のお店、ホームセンターなどで野菜の苗を販売しています。現地からライブ配信してくれたのは、3代目、家庭菜園プロデューサーの小野みかこさんです。

夏野菜は、「実」がどんどん大きくなり、変化が多いことが醍醐味。これからの4〜5月がまさに夏野菜を育てるタイミングなので、家庭菜園デビューをしてみてはいかがでしょうか。

文化農場さんの商品一覧へ

野菜をプランターで育てる方へ!成功への2つのカギ

今回はベランダやお庭の片隅など、狭いスペースを使って、プランターで育てる方にぜひ知ってもらいたい2つのポイントを伝授していただきました。

1.プランターの選び方
2.植え付けの方法

1.プランターの選び方

第2回 文化農場×GreenSnapライブ販売会 レポート

ポイント①:深さ

プランター選びには、ずばり”深さ”が大切!植える野菜に合わせて選びましょう。

植物の仕組みは木をイメージしてみるとわかりやすいです。上に伸びるものは根っこも大きい。夏野菜だと、トマト、ナス、ピーマンなどの縦に伸びる植物は、根も深く、深さが30センチのプランター(10号鉢)がおすすめです。

一方、「横」に伸びる植物は、根も横に伸びやすいので幅の広いものを選びましょう。きゅうりは、横にも縦にも伸びるため、深さ30センチ、横も30センチ程度が理想。
(小さいプランターでも育てられますが、収穫量が減ったり実の大きさが小さくなります。)

ポイント②:プランターの底穴(排水)

排水性と通気性が命なので、底穴は人間の呼吸と同じくらい重要です!
よく見かける草花用プランターや植木鉢などは底面が平らで、底穴が1つですよね。
これだと、根がぐるぐる回ってしまうので、野菜の場合は、底穴が多くて底がでこぼこしているプランターがおすすめなのだとか。でこぼこしていると、根が、土の中でうろちょろしてくれて、大きく成長してくれるのだそう。

2.植え付けの方法

第2回 文化農場×GreenSnapライブ販売会 レポート

野菜の植え付けは、植物にとってお引越し。正しい方法で植えないと、植え付けしてすぐに枯れてしまうこともあるので要注意です。

植え付けの流れ

1.土を平らにする
2.根鉢(ポット苗の土)分の植え穴をあける
3.ポットから苗を出す ※苗の根本をピースで持ち、底穴に指をつっこんで押すのがポイント
4.根が張っている場合は、3分の1ほどほぐす
5.植え穴にいれてそっと土をかぶせる ※ぎゅーぎゅう押さない、ふわふわに被せるのがポイント
6.水をこれでもかというほど、たっぷりあげる

とくに、植え替えの前に水をあげると、土がべたべたに固まって根が育ちにくくなるので、必ず苗を植え付けしてから水をあげるのがポイントです。

ユーザーさんからのお悩みQ&A

Q:培養土などの袋で育てられる?

袋でもそだてられますが、野菜を育てるには、「通気性」と「排水性」が命。水が溜まった状態だと、根腐れが起きたり土が固まってしまい根も伸びず、高さも大きくなりません。下に石ころを入れたり穴をあけるといいですよ。

Q:アブラムシがついてしまう……虫対策は?鳥対策は?

ベランダなどでの虫対策、鳥対策は、日当たりは必要だけど、ネットで鉢をまるごと保護するのが1番いいです。
鳥が熟するころに食べてしまう場合は、鳥さんのために育ててあげたと思いましょう(笑)

Q:トマトが甘くなる方法は?

トマトは水が少なくすると、甘くなりやすいですね。とくに実がなっているときにあげすぎると、水分が多すぎて実がはじけてしまうこともあるので、葉っぱがしおれてからあげるくらいでOKです。

また、1つの苗にたくさん実がなると甘くなくなってしまいます。栄養をあげる枝を厳選していくと味が凝縮されるので、枝の間に生えてくる”わき目”をどんどん取ってコントロールしましょう。

野菜は、育て方の戦略が大切。まさに、”戦略ゲーム”みたいで楽しい、とおっしゃる方もいます!

Q:きゅうりは、ネットに這わせるのがいい?

小さいサイズがよければ、支柱だけでもいいですよ。横に広げてグリーンカーテンのようにしたいなら、ネットに這わせたほうがいいでしょう。

Q:植え付けのあと、小さい苗が倒れてしまうけど平気?

小さい苗だと水で流れて倒れてしまうこともありますが、1週間くらいで根付いてきますよ(活着といいます)。

Q:肥料は液肥がいい?

肥料には速効性とじわじわきく緩効性肥料がありますが、肥料をあげるなら、後者がいいでしょう。肥料を一気にあげすぎると障害が起きてしまうため、最初はちょっとだけあげて様子を見るといいですね。

次回の配信もお楽しみに♫

家庭菜園には、理論があっても、やり方はさまざま様々。ほったらかしても大丈夫だったり、次はこうしてみようと試行錯誤していく楽しさがあります。 もっと楽に、”ざっくり”で大丈夫!それが、家庭菜園を継続していくコツと、お話してくださいました。

次回のライブ配信でも、支柱の立て方、誘引の仕方など、テクニカルで実践的HOWTOをお伝えしていきたいと思います。いろんな野菜もご紹介!ご質問もぜひお寄せください!!

▼このライブ配信をご覧になりたい方はこちら
https://www.instagram.com/tv/CN4IFxJiGrV/

▼第1回ライブ配信のレポートはこちら
https://greensnap.co.jp/blogs/pages/faremers_tv_reports_20210418