ガジュマルの種類図鑑|品種によって花や大きさに違いがある?
2023/1/31
ユニークな樹形や濃緑の葉が特徴的なガジュマルですが、一度は目にした方も多いのではないでしょうか。今回はおしゃれでユニークなガジュマルの種類についてご紹介します。
大きさや花の付き方などを詳しくご紹介するので、これからガジュマルを迎えようと検討中の方は参考にしてくださいね。
ガジュマルはどんな観葉植物?
ガジュマルは東南アジアやオーストラリアの北部、日本では沖縄や屋久島といった暖かい地域に分布する植物です。
“ガジュマル”といった名前は沖縄の現地から付けられたとされ、そのまま和名として国内でも広く知られています。(なかには「絡まる」がなまってガジュマルと呼ばれるようになったとも言われています)
春頃には小さい花を咲かせるものもあります。1cmほどと小さい薄黄色の花が咲きますが、果実のなかに隠れて咲くことが多いので、顔を近づけることでかわいらしい花が確認できるでしょう。
ガジュマルにはどんな種類がある?
ガジュマルは日本国内でも20種類ほど、世界では800種類ほどの品種があります。種類によっては卓上サイズと小さく育てやすいタイプから、生長すると20mを超える大型のタイプまでさまざまです。
栽培環境は外でも室内でも問題ありませんが、室内で育てる場合は、日光に当たりやすい環境に置くのがおすすめです。耐陰性はありますが、日光浴も大好きなので、定期的に陽にあてて日光浴を楽しませてあげましょう。
生育スピードは早いもので1年で1m、遅いもので5年で1mと言われています。大きく育てたい方は生育期でもある春から夏にかけて肥料と水をこまめにあげると良いでしょう。
ガジュマルの種類
ニンジンガジュマル
ニンジンガジュマルは最もポピュラーなガジュマルです。ガジュマルの種を発芽させ、数年間育てて根が太くなったら、根が見えるように植え替えたものなので、とてもユニークな樹形が印象的。
今にも走り出しそうなものや土から出てきたようなものまでたくさんあるので、ガジュマル全体を楽しみたい方におすすめです。
パンダガジュマル
Photo by min( ・ㅂ・)さん@GreenSnap
パンダガジュマルは丸みを帯びた濃緑の葉が印象的なガジュマルです。肉厚で光沢感のある葉が楽しめるので、一年中グリーンを感じたい方におすすめ。
耐陰性もあり乾燥にも強いため、寒冷地方でも気軽に迎えやすいガジュマルです。
コパンダガジュマル
パンダガジュマルよりもサイズ感が小さいコパンダガジュマルは、観葉植物にはうってつけのガジュマルです。
背丈があまり伸びず、横に脇枝が広がる特徴を持つので、ゆっくりとした生長を楽しみたい方におすすめ。葉は丸くやわらかい印象があるので、癒し効果を求める方にも最適です。
センカクガジュマル
センカクガジュマルは尖閣諸島に自生するガジュマルです。幹や枝などさまざまな場所から気根を出す生命力は、落ち込んだ気持ちをそっと励ましてくれます。
ニンジンガジュマルに比べて葉が小さいですが、耐陰性、耐寒性に優れているので育てやすい特徴があります。ただし、流通量が非常に少ないので手に入れるのが困難なガジュマルでもあります。
オウゴンガジュマル
オウゴンガジュマルは明るい葉色を持つガジュマルです。別名をゴールドリーフとも呼び、日当たりの良い場所に置いたり植えたりすることで、黄金色の葉をふんだんに楽しめますよ。
沖縄では公園などに植えられることが多く、一年中いきいきとしたガジュマルを楽しめるそうです。
マルバガジュマル
マルバガジュマルはなめらかで肉厚な葉を持つガジュマルです。枝は横に広がって伸びていく性質なので、選定しやすく管理もしやすいガジュマルの1つ。
別名を「フィカス ミクロカルパ」「多幸の木」とも言われているので、開業・開店などのお祝いごとにプレゼントするのもおすすめです。
つる性ガジュマル
つる性ガジュマルは中国、台湾原産のガジュマルです。一般的なガジュマルは上に育つ物が多いですが、つる性ガジュマルはポトスのように垂れ下がるのが特徴です。
耐暑性に強いので、夏の暑さにも負けない生命力があります。ただし、耐陰性はやや弱いので、陽が差す日中はカーテンレールなどにハンギングすると健やかに育てられるでしょう。
一見ガジュマルには見えないことから、少し変わった観葉植物を育てたい方や、お部屋をおしゃれに飾りたい方におすすめです。
斑入りガジュマル
斑入りガジュマルとは葉にクリーム色の斑が入ったガジュマルのことです。木そのものが細いタイプが多く、スラッとしたイメージが印象的。少し変わった観葉植物を育てたい方に人気があります。
ガジュマル・ベビーリーフ
ガジュマル・ベビーリーフは一般的なガジュマルに比べて華やかな葉が楽しめるガジュマルです。
選定を丁寧に行えば、バランス良く枝葉を伸ばすことができます。滅多に流通しないガジュマルなので、珍しい観葉植物が好きな友人にプレゼントすると喜ばれるでしょう。
ガジュマルの種類はたくさん!選び方のコツ
ガジュマルと一口に言っても、さまざまな種類があることが分かったのではないでしょうか。生長スピードや葉の色、特徴的な樹形が楽しめるガジュマルは、観葉植物の王様と言っても過言ではないかも知れません。
ガジュマルを自宅に迎える際の選ぶコツとしては、花が咲くのを楽しみに育てたい、小さくコンパクトに育てたい、大きく育ててシンボルツリーとして庭先に植えたいなど、ガジュマルを迎えるときの目的を明確にすることです。
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