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ガジュマルの植え替え時期はいつ?おすすめの土や配合比は?

2025/5/22

アドバイザーGreenWalk農場長 榊原斗武

大きく育ったガジュマルを植え替えるときは、時期や鉢のサイズを見極めることが大切です。適切な時期や鉢のサイズを見誤ってしまうと、枯れてしまう可能性があります。

今回はガジュマルの植え替え方法をご紹介します。初心者の方でもできるので、ぜひ参考にしてください。

ガジュマルの植え替えはなぜ必要なの?

ガジュマルPhoto by モカさん@GreenSnap

ガジュマルの植え替えが必要な理由は、まずその生育速度に関係します。ガジュマルの生育速度は速い部類にあたり、同じ鉢で育て続けると根詰まりを起こしてしまいます。根詰まりを起こすと栄養がうまく行き渡らないほか、成長の妨げになるなどの悪影響を及ぼします。

ガジュマルの植え替えに必要な道具と鉢のサイズ目安

ガジュマルの植え替えに必要な土やアイテムは、以下の9種です。

  • 鉢植えタイプのガジュマル
  • 現状の鉢よりも一回り大きな鉢
  • 消毒を済ませた清潔なハサミ
  • ピンセット
  • ビニールシート、または新聞紙
  • 割り箸
  • 新しい土
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石

もし現在4号サイズのガジュマルを育てているのなら、5号サイズの鉢を用意しましょう。5号なら6号など、次の数字に合った鉢を選んでください。 現在の鉢のサイズがわからないときは、下表からサイズを参考にしてください。土の量と合わせて確認しておきましょう。

号数(号) 鉢の直径(cm) 土の量(L)
1 3 0.1
2 6 0.15
3 9 0.3
4 12 0.6
5 15 1.3
6 18 2.2
7 21 3.5
8 24 5.2
9 27 7.8
10 30 8.5

ガジュマルの植え替えでは新しい土が必要不可欠です。用意すべき土の種類や配分がわからないときは、園芸店やホームセンターなどで購入可能な観葉植物用培養土を使うとよいでしょう。

ガジュマルの植え替え時期はいつ?

ガジュマルの植え替えに適した時期は成長期の5月頃です。

植え替えはどの植物でもストレスを感じますが、成長期に植え替えることでストレスに耐えながら根をはることができます。なお、ガジュマルの生育速度によっては1〜2年に一度で問題ありません。

もし5月頃を迎えても根詰まりのサインが見られない場合は、遅くても9月初旬までに植え替えを済ませてください。

ガジュマルの鉢替えに適した時期は?

ガジュマルの鉢替えに適した時期も、成長域である5~9月がよいでしょう。この機会に、土から水耕栽培であるハイドロカルチャーに替えるのもおすすめです。

近年では土ではなく、ハイドロカルチャーで育てる観葉植物も話題となっています。水耕栽培であることから成長が見られるといった特別感や、虫が湧きにくく病気になりにくいといったメリットがあります。

成長期の植え替えでも、植物には多大なストレスをかけてしまうので、土の中に根をはったか不安に感じる方は、この機会にハイドロカルチャーで育ててみるとよいでしょう。

ガジュマルの植え替え方法

ガジュマルの植え替えにチャレンジすることにしたら、準備するものと植え替えの手順について押さえておきましょう。なお、植え替えを決めたときは、水やりを1週間ほど控えるよう留意しましょう。

植え替えによるストレスを最小限にするためにも、手順を覚えてスピーディに行いましょう。

準備するもの

  • 鉢植えタイプのガジュマル
  • 現状の鉢よりも一回り大きな鉢
  • 消毒を済ませた清潔なハサミ
  • ピンセット
  • ビニールシート、または新聞紙
  • 割り箸
  • 新しい土
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石

植え替えの手順

1. 今の鉢よりも1サイズ大きな鉢に鉢底石と鉢底ネットを入れる

2. 観葉植物用の土を鉢底石が3割ほど隠れるまで入れる

3. ガジュマルを鉢からそっと出したら、根の土をほぐす

4. 伸びすぎた根や茶色、黒に変色した根を清潔なハサミで切り落とす

5. ガジュマルを入れやすいように割り箸で土に穴を空ける

6. ガジュマルを新しい土に入れたら、鉢の縁から2~3cmになるよう土を足す

7. 根の隙間にも隙間が入るよう、割り箸で軽くつつく

8. 鉢底から水が出るまでたっぷりの水をあげる

9. 2週間ほど風通しのよい日陰で管理する

榊原斗武

ガジュマルを鉢上げするときに、根が太く育っている場合は、太い根が地上にでるように浅植えにするといいでしょう。こうすることで、ガジュマルの特徴的は太い幹の仕立てにすることもできますよ。

ガジュマルの植え替えについてよくある質問

ここからは記事の振り返りもかねて、ガジュマルの植え替えについてよくある質問をご紹介します。

これからガジュマルの植え替えにトライしようと考えている方や、現在のガジュマルの植え替え時期について知りたい方は参考にしてください。

ガジュマルを植え替えるタイミングはなにで判断すればいい?

ガジュマル

Photo by orii_kさん@GreenSnap

ガジュマルの植え替えを検討するときは2つの点に注目しましょう。

1つ目は鉢底から根が出ていないかです。鉢底から根が出ている場合、現在の鉢では窮屈に感じている証拠です。ガジュマルがそれだけ大きく育った証拠なので、古くなった根を見極めながら植え替えしましょう。

もう一つのは、水やりをしても水がうまく吸収しないときです。水やりをしても土にうまく浸透せず、吸収まで時間がかかるときは、土が古くなっている証拠です。表面が固くひび割れるような土に変化したときは、植え替えをおすすめします。

ガジュマルを植え替えしないとどうなる?

ガジュマルを植え替えずにいると、成長しにくい環境によって徐々に弱ってしまいます。現在のガジュマルに黄色い葉をつけたり葉が弱っているように見えたりするときは、根詰まりによってガジュマルが苦しいと伝えているサインです。 いつまでも元気なガジュマルでいてほしいのなら、成長期を目処に必ず植え替えしてあげましょう。

ガジュマルの植え替えに使うべきおすすめの土や配合比は?

ガジュマルの植え替えに使う土は、水はけのよい土を選びましょう。おすすめは観葉植物専用の培養土です。

自分で配合する場合は、鹿沼土や赤玉土を腐葉土と6:3の配合比でブレンドした土を使いましょう。

無機質の土を使うとコバエなどの虫を予防できるメリットがあります。しかし、根腐れしやすい傾向にあるため、こまめな手入れが必要不可欠になります。

ガジュマルの植え替えポイントを抑えて失敗知らず!

今回はガジュマルの植え替えについてご紹介しました。ガジュマルは生育速度の早い植物であるため、根や土を確認しながら植え替えのタイミングを判断しましょう。

植え替え時期は成長期に合わせた5~9月中旬です。この時期を早めたり過ぎたりすると、植え替え時のストレスによって枯れる可能性があります。 ガジュマルの成長を助けるための植え替えは、適切なタイミングを見極めた上で行うことが大切です。

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アドバイザー
GreenWalk農場長榊原斗武

(株)GreenWalkの専務取締役

金沢大学自然科学学科卒業後、植物関連事業に多く携わる。植物は人類の営みに欠かせない存在であり植物の生き様に深く感銘を受ける。 現在は愛知県豊橋の地にて創業50周年以上を迎える老舗農場の農場長として植物達と向き合う日々。

公式HP:https://www.g-greenwalk.com/