椿の種類図鑑|花の色と咲き方の違いや人気品種を一覧で紹介
2024/10/29
ツバキは古くから日本でも親しみのある植物として知られています。冬~春の季節にかけて花を咲かせ、赤色や白色などの花色が美しいですね。ツバキにはいくつもの種類があり、特徴などもそれぞれ違います。
今回はそんな美しいツバキの種類について、人気品種から希少種まで詳しくご紹介します。
ツバキはどんな花?
ツバキは中国や日本、東南アジアを中心に生息するツバキ科の常緑高木で、葉は濃い緑色で光沢があることが特徴です。また、カメリアはツバキの英名にあたります。
12~4月頃に花を咲かせ、赤や白、ピンク色など花色も豊富にあります。ツバキは室町時代より観賞が盛んになり、江戸時代になるとたくさんの品種が誕生しました。
ツバキの種類はいくつある?
ツバキの種類は約250種類以上あり、品種数は5000種以上あるといわれています。また、ツバキといえば赤い花を思い浮かべますが、種類によって花色や咲き方などは違います
原種系 | キンカチャ/ユキツバキ |
ヤブツバキ系 | アケボノ/エゾニシキ/カモホンナミなど |
肥後ツバキ系 | アサヒヅル/オウカンなど |
ワビスケ系 | タロウカジャなど |
種間雑種 | スーパースターなど |
洋種系 | スプリング・ディズなど |
ツバキの人気品種一覧
金花茶(キンカチャ) |
曙(アケボノ) |
蝦夷錦(エゾニシキ) |
旭鶴(アサヒヅル) |
太郎冠者(タロウカジャ) |
スーパースター |
スプリング・ディズ |
金花茶(キンカチャ)
金花茶は黄色い花を咲かせるかわいらしいツバキです。ツバキの花色は赤色や白色がメジャーですが、黄色い花は珍しいですね。金花茶は約50品種ほどあるとされ、国内では15品種ほど確認されています。
曙(アケボノ)
曙は京ツバキの代表的な品種で知られています。華やかな花姿が美しく、11~4月頃にかけて見頃を迎えますよ。曙はピンク色の花を咲かせ、可憐な雰囲気がかわいらしいですね。
蝦夷錦(エゾニシキ)
蝦夷錦は、江戸椿を代表する八重咲き品種です。赤色と白色の絞りが美しく、花によって絞りの入り方もそれぞれ異なります。珍しい花色を楽しみたいなら、蝦夷錦がおすすめですよ。
太郎冠者(タロウカジャ)
太郎冠者は、ピンク色の花を咲かせるワビスケ系のツバキです。開花時期は1~4月頃で、一重ラッパ咲きの花を咲かせます。太郎冠者は一度にたくさんの花を咲かせ、初心者の方でも育てやすい種類です。
スーパースター
スーパースターは、白い花がなんとも魅力的なツバキです。八重咲きの花が美しく、3~5月頃に見頃を迎えます。スーパースターはニュージーランド産のツバキで、大輪の花を咲かせますよ。
旭鶴(アサヒヅル)
旭鶴は鮮やかな赤色の花が美しいツバキです。一重咲き品種で、花によっては白色の絞りが入ることもありますよ。旭鶴は3~4月頃に花が咲き、ツバキらしい雰囲気を楽しめるのが魅力。
スプリング・デイズ
スプリングデイズは、アメリカで誕生した西洋ツバキです。外側の花びらは濃いピンク色で、中心は白いぼかしが入るかわいらしい種類ですよ。スプリングデイズは名前のとおり、3~4月頃に見頃を迎えます。
ツバキと寒椿の違いはなに?
寒椿はサザンカとツバキの交雑種とされており、開花時期もツバキと被っていてパッとみて見分けるのが難しいかもしれません。しかし、その名の通り寒椿は雪の降る寒い時期に花が咲き、ツバキは少し暖かくなってきた頃に開花します。
ツバキと寒椿の明確な違いは花の落ち方で、ツバキは花が丸ごと落ちてしまいますが、寒椿は花弁が一枚ずつ散っていきます。また、寒椿の花は直5〜6cmほどで、ツバキは4〜13cmを超える品種もあるので、あまりにも大きい花であればツバキの可能性が高いでしょう。
ツバキの種類はたくさん!お気に入りを見つけてみて
ツバキは日本で昔から親しまれている植物。冬~春の季節に見頃を迎え、種類によって花色や咲き方などもそれぞれです。
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