モンステラの種類図鑑|希少な斑入り品種やとくに日陰に強いのは?
2022/10/12
モンステラはエキゾチックな雰囲気が感じられる観葉植物で、そのユニークな見た目は迫力があります。インテリアとしても人気が高く、丈夫なので初心者の方でも育てやすいです。
今回はそんなおしゃれで観賞価値の高いモンステラの種類について、メジャーな品種から斑入り品種まで詳しくご紹介します。
観葉植物モンステラについて
モンステラは熱帯アメリカに生息するサトイモ科のつる性観葉植物で、大きな葉に切れ込みが入りインパクトがあります。日陰と乾燥には強い傾向があるので、室内でも育てやすく水やりの頻度はそこまで必要ありません。むしろ、モンステラは直射日光が苦手なので、夏場は長時間日光に当てないようにしましょう。
モンステラは最大2mほどまで成長する種類もあり、シンボルツリーとしても楽しめます。茎の部分から気根が出てくることもあり、土にさして野趣に富んだ幹立ち樹形をつくったり、カットすればすっきりとしたビジュアルも楽しめますよ。
モンステラにはどんな種類がある?
モンステラの種類は世界で約20〜40品種あるとされ、種類によってはつるが長く伸びるものや、斑入り品種などもあります。
モンステラのシンボルでもあるユニークな葉の切れ込みは、熱帯雨林で太陽の光を下にある葉まで届くよう進化した形です。種類によっては切れ込みが深くなる品種や、穴のようにあく品種もあり、希少性のある一風変わったモンステラもありますよ。
それでは、ここからはモンステラを種類ごとに詳しく紹介します。モンステラはインパクトある見た目が特徴ですが、種類によって見た目も随分変わるので、ぜひお気に入りを見つけてみてくださいね。
モンステラの種類
モンステラ・アダンソニー(ヒメモンステラ)
アダンソニーは樹高が約20cmのコンパクトな見た目なことから、「ヒメモンステラ」という愛称でも親しまれています。 小ぶりなのでテーブルなどに置いて楽しむこともでき、葉の切れ込みの数はデシリオーサよりも少なく、左右非対称なことが特徴です。
ちなみに、アダンソニーは他のモンステラよりも寒さに弱い傾向にあるので、冬場は室内に移動させて温暖な環境で管理しましょう。
モンステラ・デシリオーサ
デシリオーサは数多くのモンステラの中でも代表的な種類で、国内の市場に出回っているほとんどはこの種類です。 デシリオーサは切れ込みが入った大きなハート型の葉が特徴で、葉の大きさは約1mまで成長することもあり、ツタは10mほどまで伸びることもあると言われています。
商業施設などで飾られていることが多く、インパクトある見た目からインテリアや室内のシンボルツリーとしてもぴったりですね。
モンステラ・ジェイド 'シャトルコック'
ジェイド 'シャトルコック'はゴツゴツした葉の表面で、葉には厚みと光沢があり葉脈もくっきりみえることが特徴です。こちらはモンステラの中では珍しく葉に切れ込みがなく、小ぶりなので室内でも育てやすいといえます。ジェイド 'シャトルコック'は市場にあまり出回っていないので、希少価値が高く珍しい種類のモンステラを育ててみたいという方にはおすすめです。
マドカズラ(モンステラ・フリードリヒスターリー)
マドカズラ(窓葛)は名前の通り葉の内側に窓のような穴があき、おしゃれで珍しい見た目が人目を惹きます。メキシコやブラジルなど中央アメリカを中心に自生し、「フリードリヒスターリー」という名前でも流通していることが多いです。
マドカズラは日陰の環境にも強い傾向があるので、日光が入らなくても照明が明るい部屋で十分育ちます。また、モンステラの中でも小さめなので、インテリアとして楽しめますね。
ハネカズラ(モンステラ・スタンデリアナ)
ハネカズラは他のモンステラのように葉に切れ込みが入らない種類で、「モンステラ・スタンデリアナ」という名前で流通していることもあります。葉は卵のような楕円形で、全体的に小ぶりでスタイリッシュな葉姿が特徴です。
ハネカズラの成長はやや遅めですが、成長すると葉の数が多くなるので見た目の印象もかなり変わってきますよ。一味違うモンステラをお探しの方は、ハネカズラがぴったりかもしれませんね。
モンステラ・デュピア
デュピアも葉に切れ込みがないモンステラで、シルバーの斑入りでおしゃれな雰囲気が楽しめます。斑入りの部分は光が反射することでキラキラと輝き、見た目も綺麗です。
デュピアは壁面などにくっついて上に向かって成長する特徴があり、そのように成長することから別名「クライムリーフ」とも呼ばれています。 市場にはあまり出回らない種類ですが、最近ではネット販売されていることもあり、珍しいモンステラを育ててみたい方におすすめです。
モンステラ・ コンパクタ
コンパクタはデシリオーサの小型品種で、比較的流通が少ない種類といえます。多くのモンステラはある程度成長すると葉に切れ込みが入りますが、コンパクタは小さいうちから葉に切れ込みが入ることが特徴です。
また、名前の通りコンパクトに育つので、室内のインテリアとしても重宝されます。小ぶりの種類では「ヒメモンステラ」もあり見た目もよく似ていますが、実際は違う品種です。
斑入りモンステラの種類
モンステラ・ボルシギアナ・バリエガータ
ボルシギアナ・バリエガータは白い斑入り品種で、おしゃれな雰囲気のあるモンステラです。斑の入り方に規則性はなくランダムなので、同じ種類でも株ごとに違った雰囲気が楽しめますよ。
ボルシギアナ・バリエガータはデシリオーサよりも小さめで丈夫で育てやすく人気がありますが、あまり出回っていない珍しいモンステラです。斑入りの葉は美しいですが直射日光に当たると葉焼けしやすいため、管理する場所に気を配ることで観賞が楽しめます。
モンステラ・イエローモンスター
イエローモンスターは、名前からもお分かりのようにクリーム色に近いイエローの斑が入るモンステラです。モンステラ特有の葉に切れ込みがあり、ランダムに斑が入ることでよりおしゃれな雰囲気が楽しめますよ。
イエローモンスターの樹高は低めですが葉は大きく成長するので、限られたスペースに飾っても存在感を放ちます。デシリオーサのような濃いグリーンのモンステラも素敵ですが、個性的な種類をお探しの方にはぴったりです。
モンステラ・ホワイトタイガー
ホワイトタイガーはモンステラの中でも希少価値があり、市場では高額で取引されることが多いです。イエローモンスターのようにクリーム色の斑が入る種類で、斑の入り方に統一感はなく、どの成長段階かによって雰囲気も違ってきます。
ホワイトタイガーは斑がたくさん入るとインパクトがあるので、おしゃれな雰囲気を求めている方にはぴったりなモンステラといえるでしょう。
モンステラの種類はたくさん!お気に入りを探してみて
モンステラは種類がいくつもあり存在感が抜群なので、オフィスやご自宅などのインテリアとしてもぴったりですね! 種類によって雰囲気もだいぶ変わってくるので、演出したい雰囲気に合うモンステラを選ぶことをおすすめします。
GreenSnapSTOREでは、今回ご紹介したモンステラの他にも、珍しい種類や品種のモンステラも多く取り揃えているので、ぜひともお気に入りを見つけてみてくださいね。