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【アセビ(馬酔木)の花言葉】怖い意味がある?毒性があるって本当?

2024/1/4

早春に真珠のような花を鈴なりにつけるアセビは、万葉集でも詠まれているほど日本では古くから親しまれている花です。

美しい花を咲かせるアセビには、どのような花言葉がつけられているのでしょうか。今回は、アセビの花言葉についてご紹介します。

アセビ(馬酔木)の花言葉とは?

アセビ

Photo by 美結さん@GreenSnap

アセビの花言葉は、「犠牲」「献身」「清純な心」「あなたと二人で旅をしましょう」です。

「犠牲」「献身」という花言葉は、その美貌が神々の怒りをかってしまい、国を守るために生贄となったエチオピアの王女アンドロメダ姫が登場するギリシャ神話が由来とされています。アンドロメダ姫は、間一髪のところで英雄ペルセウスに助けられ、その後彼の妻となります。

「清純な心」という花言葉は、早春に清らかな花を咲かせるアセビの美しい姿が由来とされています。また「二人で旅をしましょう」という花言葉も、寒い冬が明けて春の陽気を感じられるようになる頃に花を咲かせるアセビの様子が旅心をかき立てることが由来とされています。

アセビ(馬酔木)には怖い花言葉がある?

アセビは「危険」という花言葉も持っています。これは、アセビが美しい花にいたるまで、株全体に強い毒性を持っていることが由来しています。

アセビ(馬酔木)の毒性は?

アセビの和名は「馬酔木」と書かれますが、これはアセビに毒性があり、摂取した馬が、中毒症状により酔っ払ったように足元がおぼつかなくなることが由来しています。

アセビには、グラヤノトキシンやクエルセチンといった有害成分が多く含まれています。人にも有害で、摂取する下痢や嘔吐、腹痛、痙攣、麻痺などさまざまな症状を引き起こす可能性があります。

鹿などの野生動物もアセビは決して口にしません。そのため、低木の葉をほとんど鹿に食べられてしまう奈良公園では、アセビだけが葉をつけたまま残っていると言います。

また、この毒を逆手にとって、アセビは害虫駆除に使う殺虫剤としても用いられてきました。

アセビ(馬酔木)の色別の花言葉はある?

アセビには、色別の花言葉はありません。アセビは、野山に自生する品種は白色の花を咲かせるものが一般的です。園芸品種には、ピンクや赤色の花を咲かせるものや、葉に白い斑が入った変わり種も存在します。

園芸品種には、紅色の美しい花を咲かせる「アカバナアセビ」、白で縁がピンク色の「クリスマス・チア」、淡紅色の花が美しい「ベニバナアセビ」、ピンク色に彩られる「スプリングベル」、新葉が鮮紅色となる「ヒマラヤアセビ」、また、小型で可憐な花を咲かせる「ヒメアセビ」などの様々な品種が存在します。

アセビ(馬酔木)はどんな花?開花時期はいつ?

アセビは、日本や中国東部、台湾を原産とするツツジ科アセビ属の常緑低木です。アセビは、2月下旬〜4月上旬ごろまで花を咲かせます。

アセビ(馬酔木)は何月何日の花言葉?

アセビは3月9日の誕生花です。

アセビ(馬酔木)の毒性に注意して花言葉を楽しもう!

春の訪れを告げるように、鈴なりの花を咲かせるアセビ。毒を持つため贈り物には適していませんが、庭木や鉢花として楽しむにはとても丈夫で育てやすい花木です。美しい花を持つアセビの花言葉を、ぜひ楽しんでみてくださいね。

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