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観葉植物の水やり頻度とタイミングを解説!夜の時間は避けるべき?

2022/10/26

観葉植物を育てるための基本の作業である「水やり」ですが、簡単なように思えて実は一番失敗しやすいポイントです。間違った方法で水やりを続けると、根腐れや水切れで枯れてしまうことも。

今回は、観葉植物の正しい水やり方法を詳しくご紹介します。水やりのタイミングを簡単にチェックできる方法もご紹介するので、この機会にぜひ正しい水やりの方法をマスターしてくださいね!

観葉植物のトラブルで最も多い要因が「水やり」

観葉植物 土 白いPhoto by しおんさん@GreenSnap

観葉植物が枯れる原因として、もっとも多いのが水やりです。観葉植物は水が多すぎても、少なすぎても枯れてしまうことがあるため、水やりのタイミングを見極めることはとても大切です。

水やりが足りず土が乾燥しすぎると、根が乾き切って水分を吸収できなくなり枯れてしまいます。反対に、必要以上に水やりをすると、根が常に濡れている状態になり、根腐れや病害虫の発生を引き起こしてしまうのです。

そうならないためにも、観葉植物の水やりはメリハリが大切。水をやるときにはしっかり与え、乾燥させるときはしっかり乾燥させることが枯らさないコツです。

観葉植物の水やりの頻度はどれくらい?

観葉植物 葉水Photo by ふかふかおふとんさん@GreenSnap

観葉植物の水やり頻度は、時期によって大きく異なります。以下、水やり頻度の目安です。

春・秋 4〜5日に1回程度
2〜3日に1回程度
1〜2週間に1回程度

ただし、これはあくまでの目安のお話。実際に観葉植物に水やりするときは、その植物や土の状態を見てタイミングを見極めるのが好ましいです。

観葉植物の水やりは頻度より「タイミング」を意識すべし!

一口に観葉植物といっても、実際には種類や品種によって、乾燥を好むものもあれば多湿を好むものもあります。また、使用している土質や育てている環境などによっても、水やりの頻度は変わるため、以下のポイントを押さえておきましょう。

春・秋は「表土が乾いて2〜3日してから」水やり!

多くの観葉植物は、春と秋に成長期を迎えます。そのため、この時期はしっかり水やりする必要があります。ただし根腐れを防ぐためにも、内部の土が少し乾燥しはじめる頃に水やりをしてあげましょう。

秋に気温が15℃を下回ったら徐々に水やり頻度を減らし、反対に春に15℃を上回ってきたら徐々に水やり頻度を増やします。2週間に1〜2回程度の頻度で水やりをします。

夏は「表土が乾いたらすぐ」水やり!

夏は気温が高く土も乾燥しやすいため、春秋よりも多めの頻度で水やりをしてあげる必要があります。

冬は「表土が乾いてから1週間経過したら」水やり!

多くの観葉植物は、冬には休眠期を迎えます。そのため、この時期は月2〜3回程度水やりをしておく程度で問題ないでしょう。

ただし、寒い時期でも常に室内の暖房の効いた部屋で管理する場合は、通常通り水やりが必要な場合もあります。暖かい場所で過ごしている観葉植物の場合は、水切れする可能性もあるので要注意です。

観葉植物に水やりするときは「時間」にも注意が必要!

観葉植物の水やりの時間帯は、朝のうちにが基本です。空調の効いた室内で育てている場合はあまり気にしなくても良いですが、ベランダなど室外で育てているものは季節によって水やりの時間帯や回数を変えてやりましょう。

春秋は「朝」の時間に水やり!

気温が暑くも寒くもない春と秋の時期は、基本的には朝のうちに水やりをしてあげましょう。

夏は「早朝か夕方」の時間に水やり!

夏の暑い時期は、朝の涼しい時間帯に水やりを済ませるのが基本です。

また、真夏は屋外や日当たりのいい窓際などで観葉植物を育てていると、夕方には鉢の土がすっかり乾いてしまうことがあります。そんなときは、気温が下がって涼しくなってきた夕方にもう一度水やりしてもいいでしょう。

すでに水切れして、葉が下向きにぐったりしてきたときは夕方を待たず日陰に移動させて水をやります。この時、鉢が熱い状態で水やりをすると根が蒸れて痛む可能性があるので、鉢の温度が下がるまでたっぷりと水を与えましょう。

水を張ったバケツに鉢ごとザブンとつけ、植木鉢の中にこもった熱を冷やしながらしっかりと吸水させても良いでしょう。

冬は夜を避け、「昼」の時間に水やり!

冬の寒い時期は、気温の低い朝に水やりをすると株が傷んでしまう場合があるので、できるだけ気温が上がってきた日中に水やりします。

また、屋外や北向きの部屋などで観葉植物を育てている場合は、夕方に水やりをすると土が乾燥せず夜の間に凍ってしまうこともあるので注意しましょう。

観葉植物の水やりは「土がどれだけ乾燥したか」を見極めるのがポイント!

観葉植物は土が乾燥したら水やりするのが基本ですが、実際に中の土が乾いたかを見極めるのはなかなかむずかし

いですよね。プロの方でも、これを正確に判断するのはむずかしいといいます。

「土に割り箸を挿して、抜いたときに土がついてこなければ乾いた証拠」という判断の仕方もありますが、これを何回も継続してやるのは少し面倒です。とはいえ、水やり頻度を見誤るとせっかくの観葉植物が枯れてしまう原因にもなります。

そんなときに便利なのが、水やりチェッカー「サスティー」です。サスティーを使えば、水やりが必要なタイミングで色が変化するので、誰でも簡単に水やりのタイミングを見極めることができます。初心者の方やお手入れをできるだけ楽にしたいという方にはこちらを使うのもおすすめですよ。

観葉植物の正しい水やり方法

観葉植物 受け皿Photo by しおんさん@GreenSnap

つづいては、観葉植物への水やりの仕方について解説します。ポイントは以下の通りです。

鉢底からあふれるくらいたっぷり水やりをする

観葉植物の水やりは、鉢底から水があふれるくらいたっぷり水やりを行います。半端に水やりをせず、水をやるときはしっかりとやりましょう。

全体にしっかり行き渡るように回し入れる

観葉植物は、鉢全体に水を回し、土の上に溜まった水が徐々に染み込んでいくように水やりをしましょう。1箇所に集中して水やりをすると、水が行き渡らない部分が出てしまいます。

勢いよく水をやると土が流れ出てしまったり、肝心の中心部に水が届かないこともあります。優しくゆっくりと水をやってくださいね。

また、長い期間水やりを繰り返すと、土の表面が固くなって水が染み込みにくくなるので注意しましょう。細口の水差しなどを使って、株元にゆっくり優しく水やりしてやます。また、室内で管理している観葉植物は土の表面にホコリが溜まりやすいので、月に2回ほどの頻度で葉の埃を洗い流すように霧吹きなどで葉水を与えましょう。

受け皿に溜まった水は捨てる

観葉植物の水やりのあと、植木鉢の受け皿に溜まった水はしっかりと捨てましょう。水やり後は10分ほど放置し、余分な水分が全て出たら受け皿の水を捨てます。

土を通った水には雑菌なども含まれています。受け皿に水が溜まった水をそのままにしていると、過湿が続いて根腐れを起こしたり、カビが発生する原因にもなります。

観葉植物へ水やりしない日でも、定期的に「葉水」を与えよう!

観葉植物は、根からだけではなく葉から水分を吸収します。霧吹きで葉に直接水分を吹きかけてあげることで、葉先までピンと張り元気に育っていきます。

葉水は毎日しても問題ありません。できるだけ目の細かい霧吹きで吹き付けると、室内が水で濡れる心配もないでしょう。葉水には病気や害虫を防ぐ効果があるほか、葉についたホコリを洗い流してきれいな状態をキープする効果もあります。

夏の暑い時期は、朝夕の涼しい時間帯に葉水をやるのがコツです。逆に、真冬は朝夕の寒い時間帯に葉水をやると痛む可能性があるので、日中に葉水をやりましょう。

すぐに観葉植物へ水やりすべき「水不足」のサインとは?

観葉植物は水が足りなくなると、葉全体に張りがなくなり、下向きに枝垂れて葉がしなしなとしなびてきます。この場合は水不足の可能性が高いです。すぐに水をあげると元気に復活することができるので、普段から植物をよく観察し、良い状態と悪い状態を把握しておくと良いでしょう。

観葉植物の水やり頻度は、葉や土の状態を観察しながら調整しよう!

観葉植物 水やりPhoto by rieさん@GreenSnap

植物を育てるのに基本の作業である水やりですが、実は「水やり3年」といわれるほど奥の深い作業です。

観葉植物の水やりは、土の乾き具合や葉の様子を確認してから与えてあげましょう。毎日観察すれば、病気や害虫などのトラブルを早く見つけることもできます。日課のように植物を観察する時間をつくるのも良いかもしれませんね。

忙しいときはどうしても水やりを忘れてしまい、気づいたら枯れてしまったなんてことも起こりがちです。最近では自動水やり機などもあるので、どうしても忘れてしまいそうな時は活用しても良いでしょう。気づかない間に枯らしてしまうことがないように心がけて、楽しみながら育ててくださいね!

また、観葉植物の種類によっても水やり頻度は異なるので、必ずそれぞれの性質を確認しておきましょう。

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