【藤の花の育て方】鉢植えの植え替え時期は?小さく育てるには?
2023/3/8
藤の花の基本情報
科・属 | マメ科フジ属 |
タイプ | 落葉多年生つる植物 |
生育気温 | 20℃前後が適温 |
植え付け時期 | 11〜12月、2〜3月 |
開花時期 | 4〜6月 |
結実時期 | 10〜12月 |
育てる場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
水やり | 庭植えの場合は根づけば不要。 鉢植えの場合は土の表面が乾き始めたらたっぷりと。 |
肥料 | 2月頃に油かす、6月頃に油かすや緩効性化成肥料を与える。 |
夏越し | 水切れに注意 |
藤の花の特徴
Photo by ナビルさん@GreenSnap
藤の花は古くから日本人に親しまれており、全国各地に名所や名木があります。春に紫や白の花を垂れ下げて咲かせ、満開になるととても豪華ですが、1つひとつの花を見ると繊細な印象です。
藤を小さく育てるには?鉢植えでも育てられる?
藤の花は、大きな藤棚やパーゴラで育てるイメージが強いかもしれませんが、柵やフェンスに這わせて育てたり、鉢植えならコンパクトに楽しむこともできます。
剪定して自分の好みの大きさを保って育てるほか、「一才藤」などの矮性の品種を選べば、あまり大きくならないので鉢植えでも育てやすいですよ。
藤の花の育て方
育てる場所
藤の花は日当たりのいい場所に植えることで、花つきがよくなります。鉢植えの場合、夏でも日当たりのいい場所で管理して問題ありません。
また、藤の花は根を切られるのを嫌うため、地植えの場合は移植しなくていい場所を選びましょう。
用土
藤の花は水もちのいい、中性の土を好みます。
地植えする場合は、庭土に堆肥などを混ぜ込むといいでしょう。鉢植えの場合は、市販の園芸用培養土で問題ありません。
水やり
藤の花は湿った土を好みます。常に湿っている状態が好ましいため、基本的には毎日水やりをします。
夏は水切れしやすいため、朝晩の1日2回水やりしてもいいでしょう。水やりが追いつかないときは、マルチングをして乾燥を防ぐとよいでしょう。
ただし、地植えで植え付けから数年経ったいる場合は、そこまで水やり頻度に神経質になる必要はありません。
肥料
藤の花への肥料は、2月頃に油かす、6月頃に油かすまたは緩効性化成肥料を与えます。
剪定
藤の花は、花後と秋以降に剪定する必要があります。
病気・害虫
藤の花はサビ病や斑点病を発症しやすいほか、コガネムシやマメドクガなどの虫がつきやすいです。
藤の花の育て方についてよくある質問
Photo by **花ママ**さん@GreenSnap
鉢植え藤の植え替え時期はいつ?
藤の花は基本的に植え替えを嫌いますが、鉢植えの場合はどうしても成長するにつれて根が窮屈になります。そのため、2年に1度くらいの頻度で、新しい土と一回り大きな鉢に植え替えましょう。
植え替えのときには根を傷つけないように十分注意してください。長く伸びた根は、植木鉢の中に巻くようにして植えます。
なお、植え替え時期は2〜4月頃が適期です。花や葉が出る前に済ませましょう。
藤の花が咲かない原因は?
藤の花が咲かない時にまず初めに考えられる原因は、剪定の失敗です。剪定したときに花芽も切り落としてしまうと、葉っぱばかりになるので気をつけてください。
伸びた藤のつるの仕立て方は?
冬に落葉したら剪定し、好みのサイズや樹形に整えましょう。
落葉期は思い切った剪定ができるチャンスです。枯れたつるや伸びすぎたつるのほか、伸びてほしくない所に向かっているつるを切り、絡まり合っているつるがあれば整理します。
冬の剪定で花芽を落とし過ぎると、花が咲かなくなるので注意してください。
藤の花は挿し木で増やせる?
藤の花は挿し木で増やすこともできます。
挿し木は3月頃の早春または、6~7月の梅雨時に行いましょう。
早春に挿し木を行う場合は前の年に伸びた枝、梅雨時に挿し木を行う場合はその年に伸びた緑色の若い枝を使うと成功しやすいですよ。どちらの場合も、太く元気のいい枝を使いましょう。
挿し木で増やす場合は、種から育てるときよりも花がつくのが早いので、藤の花を増やしたいときは挿し木がおすすめです。
藤の花を上手に!
剪定のコツさえつかめば比較的育てやすく、美しい花を見られるのが魅力の藤の花。広い場所がなくても、ぜひ鉢植えでチャレンジしてみてくださいね。
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