【胡蝶蘭の育て方】置き場所や水やり頻度、初心者も冬を乗り切る方法
2022/12/26
胡蝶蘭の基本情報
科・属 | ラン科コチョウラン属 |
タイプ | 多年草 |
栽培温度 | 12〜20度が適温 |
置き場所 | 室内の暖かい場所 |
水やり | 水苔が乾いたら。受け皿の水は必ず捨てる |
肥料 | 開花しているときは不要 |
胡蝶蘭の特徴
胡蝶蘭は、お祝いごとの定番花として贈られることが多いお花です。名前の通り花びらを広げる姿がチョウが舞うような美しく優美な花姿が特徴で、「幸福が飛んでくる」という花言葉からも縁起の良い花として重宝されています。
高級花で手入れが難しいイメージがありますが、特別なお手入れが必要なく、花持ちがよいので切り花としても長く楽しめます。うまく手入れすれば1〜2カ月花を楽しめ、株自体の寿命は50年を超えるほど長いとされています。
胡蝶蘭の育て方
置き場所
胡蝶蘭は高温多湿の環境を好みます。一年を通して日当たりと風通しの良い場所へ置くのがポイントです。
室内で育てる場合は、直射日光は避け、レース越しのカーテンなどの溢れ日程度の日にあてて育てましょう。エアコンの風に当たるのも苦手ですので、直接風が当たる場所は避けます。
また、夏の間は屋外で育てることも可能です。
水やり
胡蝶蘭は一年中水やりを必要とします。基本的には、水苔やウッドチップがある程度乾燥してきたら、水やりをします。
季節や室内環境によって乾燥に要する日数は異なりますが、だいたい冬〜春頃は1週間に1回程度、夏は2〜3日に1回程度が目安です。
肥料
胡蝶蘭の花が咲いている間は肥料は不要です。花の咲いていない春〜秋頃にかけてのみ、月2回程度、液体肥料を与えます。
胡蝶蘭の冬の育て方(冬越し)
胡蝶蘭は暑さには比較的強いですが、冬の寒さには弱いのが特徴です。できれば15℃以上(最低10℃以上)の気温を保ちたいため、冬の間は室内で育てるのがおすすめです。
室内に置いても、夜や窓際は気温が低くなりやすいです。日中はできるだけ日当たりのいい場所へ置き、夜などはダンボールなどで鉢を覆い、防寒対策をしてあげるといいでしょう。
また、冬の水やりは控えめで問題ありません。濡れた状態で寒さに当たると弱るので、冬の水やりは日のでている時間帯に済ませましょう。
胡蝶蘭の育て方でよくある質問
もらった胡蝶蘭はそのまま飾っておいて大丈夫?
胡蝶蘭は蒸れに弱いので、ギフトラッピングの材料はすぐに外すか、鉢底だけ穴を開けて水が出るようにしてあげてくださいね。
胡蝶蘭の花後はどうしたらいい?
胡蝶蘭の花後は剪定作業が必要になります。1年で2回花を楽しむ場合と、株をしっかり休める場合とで切る場所が異なるため、以下の記事で詳細を確認してください。
胡蝶蘭の根が窮屈になってきたらどうしたらいい?
胡蝶蘭の根が窮屈になってきたら、植え替えてあげましょう。植え替え作業はむずかしくなく、要点を抑えれば初心者でもかんたんにこなせます。ぜひ挑戦してみてください。
胡蝶蘭の育て方は冬の置き場所や水やりがポイント!
繊細に見える胡蝶蘭ですが、コツを押さえれば初心者でも簡単に育てることができます。人が過ごしやすいと感じる環境を好むので、蒸し暑い、寒いなどの体感温度で胡蝶蘭の置き場所を変えてあげてくださいね。
株自体の寿命はとても長いので、ぜひ大切に育てて何度も花を楽しみましょう。