【ウツボカズラの育て方】伸びすぎたら?植え替え頻度はどれくらい?
2023/2/27
ウツボカズラの基本情報
科・属 | ウツボカズラ科ウツボカズラ属 |
タイプ | 常緑つる性多年草 |
生育適温 | 25℃前後 |
置き場所 | 日当たりと風通しがよく、暖かい場所 |
水やり | 土や水苔の表面が乾いてからたっぷり |
冬越し | 15℃以上を保てる室内の日当たりがよい場所に置く |
ウツボカズラとは?捕食袋にはなにが入ってるの?
ウツボカズラは個性的な捕虫袋が特徴の食虫植物。つる性で、自生地では木の幹に絡まって育つ熱帯植物です。
捕虫袋の中には消化液が入っていて、つぼの中に入った虫をこの液体で消化吸収する面白い特性を持っています。
ウツボカズラは寒さに弱いので、日本のような四季のある環境では鉢植えで育てるのが一般的です。植木鉢をハンギングのように吊るすと個性的なインテリアになりますよ。
ウツボカズラの育て方
ウツボカズラの育て方のポイントは、暖かく日当たりのいい場所に置くこと。春〜秋にかけては、屋外で育てましょう。ただし、真夏の直射日光は避けた方がいいです。
ウツボカズラを育てるなら、水苔または鹿沼土がおすすめです。
水やりは水苔や土が乾いてからたっぷりとあげましょう。夏の時期は水切れしやすいため、1日に2〜3回水を与えてもいいです。
肥料や虫は与えなくても育ちます。
ウツボカズラの冬の育て方(冬越し)
ウツボカズラは寒さに弱いので15℃以下にならない環境で冬越ししましょう。屋外に出している場合は、最低気温が15℃以下になる前に室内に入れます。
室内では、寒くなる窓の近くや、乾燥する暖房器具の近くを避け、日当たりのいい場所に置きます。
ウツボカズラは湿度の高い環境を好みます。湿度50%以上を保つのが理想ですが、冬は難しいと思いますので、こまめに葉水をしてあげるといいでしょう。
冬も土や水苔が乾いてから水をやります。肥料は与えません。
ウツボカズラの育て方についてよくある質問
Photo by タヌ吉太郎さん@GreenSnap
ウツボカズラの植え替え頻度は?
ウツボカズラは、水苔で育てている場合は1年に1回、鹿沼土で育てている場合は2年に1回の頻度で植え替えが必要になります。
ウツボカズラの袋が枯れたら寿命なの?
ウツボカズラの捕虫袋の寿命は環境にもよりますが、通常1〜3か月くらいです。袋が枯れたら復活しないので、ハサミで切って袋を取り除きましょう。
ウツボカズラ自体の寿命は長く、ウツボカズラの寿命で捕虫袋が枯れることは滅多にないと考えていいでしょう。ただし、長く育てているとつるが木の幹のようになってきて、鉢植えでは育てづらくなってきます。
鉢植えで育てやすく、見た目がいいのは10年ほど。ある程度育てたら株分けや挿し木をして、小さいサイズからまた育てるのがおすすめです。
ウツボカズラの袋がつかないのはなぜ?
ウツボカズラの捕虫袋がつかない時は、日当たり・温度・湿度を見直し、剪定してみましょう。
【日当たり】
ウツボカズラは太陽の光が大好きです。暗い場所では生育が悪くなり、捕虫袋もつきにくくなるので、日当たりのいい場所に移動しましょう。
【温度】
ウツボカズラの生育適温は20〜30℃。温度が低い場所では捕虫袋をつけられません。冬もなるべく暖かい所に置いてあげましょう。
【湿度】
ウツボカズラは高温多湿を好むため、冬でも湿度50%以上を保たないと袋がつきづらくなります。加湿器などで湿度を上げる工夫をしつつ、こまめに葉水をしてあげるといいでしょう。
ウツボカズラが伸びすぎたらどうする?
気温が高くなる6〜8月頃に、伸びてきたつるを剪定するといいでしょう。
つるの伸びすぎも、捕虫袋がつきにくくなる原因の一つです。形のきれいな袋は根元の新しい葉にしかつきません。根元から4〜5節のところで剪定し、傷んでいるつるや葉も取り除いておくと、ぷっくりとかわいい捕虫袋がつきやすくなります。
ウツボカズラの花が咲かない原因は?
品種にもよりますが、ウツボカズラは黄色や白の1㎝ほどの花を房状に咲かせます。開花時期は梅雨明け頃ですが、ウツボカズラの花を見ることは難しいです。
その理由は、ウツボカズラが自家受粉をしないから。ウツボカズラには雄株と雌株があり、成長した雄株と雌株がそろっていると開花することがあります。
ウツボカズラの花を見てみたいという方は、雄株と雌株を揃えて大きく育てると、見られるかもしれません。
ウツボカズラは定期的に植え替えが必要!
ゲームやアニメのキャラクターにもなるほど、個性的なウツボカズラ。育て方には少しコツがいりますが、うまく育てられれば個性的なインテリアになりますよ。
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