【芝桜の育て方】苗の植え方や植える時期、手入れ方法や寿命など
2023/12/25
芝桜の基本情報
科・属 | ハナシノブ科フロックス属 |
タイプ | 常緑多年草 |
栽培温度 | 20℃前後が適温 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
水やり | 地植えの場合は根づけば不要。 |
肥料 | 3月頃に緩効性化成肥料を与える。 |
夏越し | 蒸れに注意。 |
芝桜とは?
Photo by たかちゃんさん@GreenSnap
芝桜は春に桜のような可愛らしい花を一面に咲かせ、芝のように地面を這って広がるのが特徴の多年草です。育てやすく見た目も華やかなことから、お庭でおしゃれなグラウンドカバーとして楽しまれています。
品種が多くさまざまな花色があるので、花色の違う芝桜を一緒に植えるとより華やかになりますよ。
暑さにも寒さにも強く、全国各地に名所がある人気の植物です。
芝桜の育て方
日当たり・育てる場所
芝桜は日当たりと風通しのいい場所で育てることが大切です。
芝桜は高温や蒸れに弱い植物なので、建物の日陰になりやすい場所だと梅雨時期や真夏に蒸れて枯れることがあります。そのため、できるだけ建物の北向きの場所に植えるのは避けた方がいいでしょう。
土づくり
芝桜を育てる土は、通気性と保水性のバランスが取れた土が理想です。
水はけが悪い土になっている場合は、苗を植える1週間以上前には腐葉土を3割、パーライトを1割ほど庭土に混ぜて土壌改善をしておきましょう。
プランターなどに植える場合は、市販の草花用培養土でも育ちますが、パーライトや川砂などを1割ほど混ぜておくと水はけが増すのでおすすめです。
苗の植え方・植える時期
芝桜の苗を植える時期は4〜6月ごろです。気温20℃以上ある時期で梅雨入り2週間前には植えた方がいいでしょう。もしくは、10〜11月にも植えることができます。
- 庭土はあらかじめよく耕しておく。
- 深さ10cm、直径10cmほどの植え穴を20〜25cm間隔で掘る。
- 植え穴に水をよくやる。
- ポットから苗を取り出し、根がびっしりと回って根鉢が白っぽくなっている場合は半分ほどほぐす。
- 上穴に植えて隙間を土で埋め戻す。
- 最後にたっぷりと水やりをする。
水やり頻度
根付くまでは土の表面が乾いたら水やりをしますが、根付いたら水やりの必要はありません。
乾燥に強いので根づけば水やりの必要はありませんが、植えたばかりの株や、日照りが続いて地面が乾燥しているときなどは水をたっぷりあげましょう。夏の水やりは朝または夕方~夜の涼しい時間に行ってください。
肥料・追肥
芝桜を植えて2年目の2〜3月頃にリン酸(P)の割合が高い緩効性化成肥料を与えると、その年の花付きがよくなります。芝桜はあまり肥料を必要としない植物なので、年に1回の肥料で十分です。
芝桜の育て方についてよくある質問
芝桜の寿命はどれくらい?
芝桜の寿命は5年ほどといわれています。
地を這うように生育する特徴があるため、新しく伸ばした枝からも根を出し、更新していきます。
植えてから5年程経つと初めに植えたあたりが枯れてくるかもしれませんが、芝桜すべてが5年で枯れることはありませんので、どんどん更新させて新しい部分を育てましょう。
芝桜が枯れる原因は?
芝桜は生命力が強いといわれています。寿命以外に枯れることがあれば、以下の原因が考えられます。
①蒸れ
芝桜が枯れる原因で一番多いのは蒸れです。芝桜すべてが枯れることは少ないですが、蒸れた場所が部分的に枯れることがあります。毎年花のあとに刈り込みをして蒸れを防ぎましょう。
②踏圧
芝のように地面に広がって育つ芝桜ですが、踏まれることには弱いです。何度も踏まれるとその部分が枯れることがあるので、あまり人が通らない場所に植え、なるべく踏まないようにしましょう。
芝桜は庭は地植えにすると増えすぎる?
芝桜は生育が旺盛で、広い場所に植えるとどんどん広がって行くため、庭に地植えにすると広がりすぎてしまいます。
そのため毎年伸びすぎた部分を切る作業が必要になりますが、この作業が面倒な場合や、芝桜を植えたいけれど場所がないという方は、プランターで育ててみてはいかがでしょうか。
プランターなら、お庭に広がっていく心配もなく、コンパクトに楽しめますよ。プランターで育てる場合は根詰まりを防ぐため、2〜3年に1度くらい、植え替えと剪定を行いましょう。
芝桜は植え方も育て方もかんたん!
暑さ寒さにも乾燥や病虫害にも強く、丈夫で育てやすい上、きれいな花をたくさん咲かせてくれる芝桜。初心者の方にもかなりおすすめの植物です。
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