【センニチコウの育て方】切り戻しは必要?冬越しはできる?
2024/3/7
センニチコウの基本情報
科・属 | ヒユ科センニチコウ属 |
分類 | 一年草 |
植え付け時期 | 4月中旬~6月上旬 |
開花時期 | 5~11月 |
置き場所 | 日当たりと風通しがよい場所 |
肥料 | 元肥:/追肥: |
センニチコウとは
Photo by あみさん@GreenSnap
センニチコウは、ヒユ科センニチコウ属の一年草で、暑さと乾燥に強く、夏の花壇や寄せ植えでよくみられます。開花時期は5〜11月で、球のような形をした花に見える部分は、苞(ほう)と呼ばれるもので、乾燥しても色がよく残るため花材としてよく利用されます。
キバセンニチコウは球根をつくり冬越しをする多年草で、ファイヤワークスという品種も冬越しができます。
センニチコウの育て方
日当たり
センニチコウは日当たりと風通しのよい場所で育てます。
水やり
センニチコウは過湿を苦手とするので、乾燥気味に育てます。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。地植えの場合は、夏は水やりをして、そのほかの時期は必要ありません。
種まき・植え付け
種まき
センニチコウは種まきからでも簡単に育てることができます。種まきの適期は、4月中旬〜5月頃が適期で、発芽適温は20〜25℃です。
種まきの方法は、湿らせた土にくぼみをつくって、3〜4粒種をまき、5mmほど土を被せます。土が乾燥しないように管理して、1週間ほどで発芽します。発芽したら明るい日陰で育苗して、本葉が2〜3枚になったら植え付けをします。
植え付け
センニチコウ苗の植え付けは、5〜8月が適期です。4〜5号鉢に苗ひとつを目安に、根鉢を崩さず、深植えにならないように植え付けてください。地植えの場合は、15〜20cmほど間隔を空けて植え付けます。
用土
センニチコウは、水はけと通気性のよい土を好みます。市販の草花用培養土や赤玉土小粒6:腐葉土4の配合土が使えます。
肥料
センニチコウは多肥になると葉ばかり茂って、花付きが悪くなります。地植えの場合は、周囲の植物の花が咲いていれば、施肥の必要はありません。
鉢植えの場合、植え付けの際に元肥として緩効性肥料を与えます。追肥は、5〜11月にかけて月1回ほど緩効性化成肥料を、または液体肥料を10日に1回ほど与えます。
切り戻し・剪定
センニチコウの剪定は、7月頃にわき芽は残して主茎を切り戻すことで、秋にまた花をたくさん咲かせてくれます。また、開花中は花が変色してきたら早めに花茎を切り取ってください。
夏越し・冬越し
センニチコウは暑さには強く、夏越しは必要ありません。
また一年草のため冬は越さず、抜き取ります。キバナセンニチコウとファイヤーワークスは宿根性のため、11月頃に地際で切り戻しをしておきましょう。
病気・害虫
病気は、立枯病に注意します。植え付けを浅くして、乾燥気味に育てることで予防をします。発生したら株を抜いて処分し、土壌を消毒してください。
害虫は、ナメクジやハダニに注意し、発見したらすぐに駆除します。
植え替え
センニチコウは一年草のため、植え替えの必要はありません。ただし、冬越しをしたキバナセンニチコウとファイヤワークスは、5〜6月に植え替えをします。
センニチコウの育て方んについてよくある質問
センニチコウはこぼれ種で増える?
センニチコウは発芽しやすく、植えっぱなしにしておくとこぼれ種で増えることがあります。種が落ちていれば、発芽適温になる4〜5月頃に自然と発芽するかもしてないので、水やりを続けてみてましょう。
センニチコウの育て方まとめ
Photo by ばばちゃんさん@GreenSnap
センニチコウは日本の気候に適していて育てやすい、夏の花壇や寄せ植えに人気の草花です。もともとは仏花として広まりましたが、最近ではドライフラワーやポプリにして楽しまれていますよ。ぜひこの記事を参考にセンニチコウを育ててみてくださいね。