【ジギタリスの育て方】種まきや苗の植え方は?花が終わったらどうする?
2024/3/6
ジギタリスの基本情報
科・属 | ゴマノハグサ科/ジギタリス属 |
分類 | 多年草、または二年草 |
植え付け時期 | 春(3月~4月)または秋(9月~11月) |
開花時期 | 5月~6月 |
ジギタリスとは
Photo by マー爺さん@GreenSnap
ジギタリスは、鮮やかなベル形の花を穂状に咲かせる植物で、その存在感ある美しさから多くのガーデナーに愛されています。原産地はヨーロッパや西アジアなど。
耐寒性が強い一方、耐暑性にはやや弱い特性を持っているため、夏に枯れる二年草扱いされることもあります。
ジギタリスの育て方
植える場所・日当たり
ジギタリスは日当たりが良く、水はけの良い場所を好みます。しかし、直射日光が強すぎるとストレスを感じるため、午後は軽い日陰になる場所が理想的です。
明るい日陰程度の場所でも咲くので、あまり場所は選びません。
種まき
ジギタリスの種まきは、春3〜4月または秋9〜10月ごろに行います。発芽するのに日光が必要な好光性種子のため、種まきしたら薄く土をかぶせるか、かぶせないで光が当たるようにしましょう。
植え付け
ジギタリスを苗から育てる場合、植え付け時期は4月もしくは9〜11月ごろです。
植え付けるときはプランターなら草花葉培養土を、地植えなら庭土に4割ほど腐葉土をまぜ、株間を30cm程度あけて植えましょう。
また、草丈が高い品種の場合は、風で倒れないように支柱で支えることも大切です。
水やり
ジギタリスは鉢植えで育てるなら土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えますが、根腐れを避けるために過湿には注意してください。
地植えの場合は、苗が根付いた後は基本的に不要ですが、晴れが続いてくったりとしているようであれば水やりしてください。
肥料
ジギタリスの肥料には、草花用のリン酸が豊富な肥料を使いましょう。春と秋に緩効性肥料を施し、追肥として開花前にもう一度肥料を与えると良いでしょう。
夏越し・冬越し
ジギタリスは暑さに弱いため、夏に枯れてしまうのが一般的です。
一方で耐寒性が強く寒さに強いので、冬はとくに対策せずとも冬越しできます。ただし、霜がよくおりるような寒冷地では株元をマルチングして保護すると安心です。
病気・害虫
ジギタリスはアブラムシがつきやすいので注意が必要です。見つけ次第、適切な殺虫剤で対処してください。
ジギタリスについてよくある質問
花が終わったらどうする?
ジギタリスの花が終わったら、枯れた花茎を根元から切り取ります。これにより、植物が健康的に次のシーズンを迎える準備ができます。
毒があるって本当?
ジギタリスには、心臓病の治療に使われる有効成分が含まれていますが、同時に強い毒性も持っています。誤って摂取しないように注意が必要です。
触る程度で毒害はありませんが、口に含むと痺れなどを引き起こすのでペットや小さな子供がいる家庭では管理に気をつけてください。
ジギタリスのまとめ
ジギタリスは、その魅力的な花で多くの人を魅了します。適切な場所選び、水やり、肥料の管理を心がければ、初夏の庭を彩る美しい花を楽しむことができますよ。