【ジギタリスの花言葉】意味や由来は？いつの誕生花？

2023/5/26

ジギタリスは、インパクトのある妖艶な姿がお庭をオシャレな雰囲気にしてくれるイングリッシュガーデンの定番のお花です。そんなジギタリスには、どんな花言葉がつけられているか知っていますか？

今回はそんなジギタリスの花言葉の由来や意味、誕生花について詳しく紹介します。

ジギタリスの花言葉

Photo by elenaさん@GreenSnap

ジギタリスの花言葉は「不誠実」「熱愛」です。

「不誠実」は、ギリシャ神話が由来で、ゼウスが妻ヘラがサイコロ遊びをすることをよく思っておらず、ゼウスがサイコロを地上に捨て、そのサイコロがジギタリスに変わったといわれています。

「熱愛」は、ジギタリスには毒があり、めまいや頭痛がする症状があることから、恋の病に悩む人を連想しつけられました。

Photo by 肉さん@GreenSnap

ジギタリスは、オオバコ科・ジギタリス属に属しており、開花時期は5月〜6月頃です。ジギタリスはヨーロッパや西アジアや中央アジア、北東アフリカなどが原産で多年草の植物ですが、暑さに弱いため日本では2年草として扱われることもあります。ですが、基本的には丈夫なので環境に合えば毎年、開花してくれますよ。

ラッパのような形をした花が連なって咲き、花の内側には斑点があるのが特徴のひとつです。品種によっては、斑点がないものもあります。

花の色も豊富にあって白、ピンク、紫、オレンジ、黄色などさまざまです。ジギタリスには、個性的な見た目と目を引く華やかさで存在感があり、開花時期が同じなバラと一緒に植えられることも多いです。

ジギタリスは、品種が豊富にあり、高性のものは180cm程、小さいものは30cmなど品種によって大きさはさまざまですが、背丈が高くなるものが多いため、寄せ植えにするのがおすすめです。

また、ジギタリスはとても美しい花を咲かせますが、株全体には毒があり、間違えて口にしてしまうと動悸や不整脈、めまいなどの症状がでます。そのため、触る分には問題はありませんが、誤って口にしないように注意が必要です。

そのような毒性があることから、ジギタリスには怖いイメージがありますが、花言葉に怖い意味はありません。ですが、「不誠実」という花言葉は決していい意味の言葉ではないため、贈りものとする場合はメッセージなどを添えて贈るのがおすすめですよ。

ジギタリスの名前は、「手袋の指の部分に似ていること」に由来しています。ギリシア語で指を意味している「digitus(ディギトゥス)」が語源になり、ジギタリスと名付けられたといわれていますよ。

また、ジギタリスは、和名で「狐の手袋」と呼ばれており、英名であるフォックスグローブをそのまま直訳したものがつけられました。

ジギタリスの誕生花は、3月27日、5月23日、6月13日です。

誕生花とは、生まれた月日にちなんだ花のことです。古くから、花や木には自然のパワーが宿ると考えられており、ギリシア神話や各地の伝説、花そのもののイメージになぞらえて決められているとされています。そのため、地域や考え方によって、誕生花が違う場合もあり、正式な誕生花というのは決まっていません。

ジギタリスは、ユニークな姿が美しく存在感があるためイングリッシュガーデンに欠かせないお花です。毒性はありますが、触る分には問題もないので、お庭をオシャレに彩ってくれるジギタリスに、ぜひチャレンジしてみてくださいね。