椿(ツバキ)の挿し木の時期はいつ?成功率はどれくらい?
2024/1/17
日本の庭園に春の訪れを告げる椿。その美しい花をもっと身近に感じたいと思ったことはありませんか?そんなあなたにおすすめなのが、椿の挿し木です。しかし、挿し木は一見難しそう…と感じる方も多いでしょう。そこで今回は、椿の挿し木の基本からコツまでをわかりやすく解説します。
椿(ツバキ)の挿し木時期
Photo by 山ちゃんさん@GreenSnap
椿の挿し木に最適な時期は、初夏の6月から8月にかけてです。この時期は椿の生長が活発で、新たな根を張るのに適しています。天気と気温が安定している日を選んで作業を行いましょう。
椿(ツバキ)の挿し木方法
準備するもの
椿の挿し木には以下のものが必要です。
- 椿の枝(挿し穂)
- 発根促進剤(あると成功しやすい)
- 土
- 鉢
土は鹿沼土がおすすめですが、市販の挿し木用の土でも構いません。土は清潔な新しいものを使用しましょう。
椿の挿し木は、以下の手順で行います。
- 健康な椿の枝を10cmほどカットします。枝は剪定用ハサミでまっすぐに切り、葉は2~3枚残して下の部分の葉は落とします。
- カットした枝をきれいな水に30分ほど浸します。ただし、30分以上水に浸すと発根しにくくなるので注意が必要です。
- 発根促進剤がある場合は、椿の枝の切り口に塗布します。
- 鉢に用土を入れ、割り箸などで5cmほど穴を掘って、カットした椿の枝を挿します。椿の枝の根元に近い部分を土に挿します。
- 土に挿した後には、指で土を軽く押さえて安定させます。
- 鉢は明るく風通しのいい日陰で管理します。
椿(ツバキ)の挿し木は水栽培でも育つ?
椿の挿し木は、水栽培でも育つことがあります。ただし、水栽培は管理が難しく、成功率は土で育てる方法よりも低いと言われています。水栽培を試す場合は、水の交換をこまめに行い、カビや腐敗に注意する必要があります。
椿(ツバキ)の挿し木が育ったら植え替えをしよう!
椿の挿し木が成功し、新たな根が出てきたら、本格的に育てるための植え替えが必要です。植え替えは、根が十分に伸びてから、秋口の9月から10月に行います。この時期は、椿の生長が落ち着き、植え替えのストレスに強いからです。
椿(ツバキ)の挿し木でよくある質問
椿の挿し木はペットボトルでも育つ?方法は?
椿の挿し木は、ペットボトルを使った方法でも育ちます。ペットボトルを使うと、挿し木が風や直射日光から守れ、湿度を保つことができます。大きめのペットボトルを上下に分け、下側に土と挿し木を入れ、上側を蓋としてかぶせます。蓋が動かないようにマスキングテープなどで固定してください。ペットボトルの中は高温になりやすいので、管理には注意が必要です。
椿(ツバキ)を挿し木するとどれくらいで発根するの?
椿の挿し木が発根するまでの期間は、環境や管理方法によりますが、一般的には1~2ヶ月程度と言われています。ただし、椿の挿し木は成功率が低いので、根が出るまでに時間がかかることもあります。
椿(ツバキ)の挿し木の成功率は?初心者でも成功する?
椿の挿し木の成功率は、管理方法や環境によりますが、一般的には低いと言われています。しかし、適切な時期に健康な枝を選び、適切な管理を行えば、初心者でも成功する可能性はあります。失敗を恐れずに、挑戦してみてください。
椿(ツバキ)を挿し木して増やそう!
椿の美しい花をもっと身近に感じたいなら、挿し木に挑戦してみてはいかがでしょうか。成功すれば、自分だけの椿を育てることができます。失敗しても、それは次に活かす大切な経験です。挿し木に成功したら、小さな椿が成長していく姿を楽しむことができますよ。椿の挿し木にぜひ挑戦してみてくださいね。