ダリアの球根は植えっぱなしでも大丈夫?掘り上げた後の保存方法は?
2024/1/12
春の球根植物の中でも、特に大輪で華やかな花を咲かせるのがダリアの花です。しかし、一度植えたらどうしたら良いのか、植えっぱなしで大丈夫なのか気になりますよね。
今回は、ダリアの球根を植えっぱなしで育てる方法や、球根を掘り上げて保存するコツについて詳しく解説します。
ダリア球根は植えっぱなしでも大丈夫?
Photo by アケミさん@GreenSnap
ダリアの球根は、一度植え付ければ植えっぱなしにしても大丈夫です。ただし、ダリアの球根の耐寒温度は5度程度までですので、冬季に霜が降りるような地域では、球根を掘り上げて保管するか、球根が凍って腐らないように冬越しの対策をしましょう。以下に、鉢植えと地植えのダリアの管理方法を詳しく説明します。
鉢植えのダリア
鉢植えのダリアは、暖かい場所に移動させることで、植えっぱなしのまま冬越しも可能です。ただし、確実に冬越しをさせたい場合や、長年植えっぱなしにしている場合は、鉢植えでも掘り上げることをおすすめします。
地植えのダリア
地植えのダリアは、冬場に霜が降りるような地域では、球根を掘り上げて保管する必要があります。暖かい気候の地域では、植えっぱなしにしていても問題ありません。
ただし地植えの場合も、確実に冬越しをさせたい場合や、長年植えっぱなしにしている場合は、掘り上げることをおすすめします。
ダリアの球根の冬越し方法
冬場の気温が5度を下回る地域では、ダリアの鉢植えは屋内に移動して保管しましょう。できるだけ室温が5度が下がらないようにするか、発泡スチロールに入れたり、鉢を二重に巻く、毛布で包むなどの処理をして鉢土の温度をキープできるように対策をしておくといいでしょう。
冬場の水やりはほとんどしなくて良いですが、ごくたまに水やりをするといいでしょう。なるべく風通しがよく、蒸れない場所で保管してください。
地植えでの場合は、ダリアの球根が植っている部分の上に分厚く盛土をしておくか、腐葉土を盛ってマルチングをして寒さを遠ざけ凍結を防ぎましょう。春がきたら、そのまま土にすきこめばOKです。
ダリア球根の掘り上げて保管する方法
ダリアの球根の掘り上げは、本格的な冬が来る前の11月が目安です。掘り上げと保管の手順は以下を参考にしてください。
- ダリアの地上部が完全に枯れるまで待つ
- 11月下旬を目安に、球根が傷つかないように優しく掘り上げる
- 発芽点を傷つけないように、優しく水洗いをして土を落とす
- 直射日光を避けた風通しの良い日陰で数日乾燥させる
- 段ボールや発泡スチロールの容器などにおがくずやピートモスを入れ、その中に埋める
ダリアの球根を株分けする方法とタイミング
ダリアの球根は、春になると新たな芽が出てきます。サクラが咲く頃を目安にこの新芽が出る発芽点を傷つけないようによく切れる清潔なナイフなどを使って分球させましょう。植え付けの際には、発芽点を上にして寝かせて植え付けます。
ダリア球根の植え方と栽培のコツ
ダリアの球根の植え方は、まず適切な深さと間隔で穴を掘り、その中に球根を植え、上から土をかぶせて固め、最後にたっぷりと水をやります。栽培のコツは、日当たりと風通しの良い場所を選び、適度な水やりと肥料を与え、定期的に摘心を行うことです。
ダリアの球根を育てて、毎年花を咲かせよう!
Photo by オハナハナさん@GreenSnap
ダリアはその美しさから多くのガーデニング愛好家に愛されているお花です。霜の降るような寒い地域では掘り起こして管理が必要ですが、そのほかの地域ではある程度植えっぱなしにしていても元気に育ちます。繊細な花とは裏腹に豪華でパワフルなダリアの栽培にぜひチャレンジしてみてくださいね!