蝋梅の剪定時期はいつ?大きくなりすぎたらどうする?
2024/9/2
ロウバイ(蝋梅)は、12〜2月頃に上品な香りがよく、蜜蝋のような美しい黄色の花を咲かせる落葉低木です。今回はロウバイの剪定時期や方法、失敗しないコツを紹介します。正しくロウバイを剪定してきれいに育てていきましょう。
蝋梅に剪定は必要?
Photo by もよもよさん@GreenSnap
ロウバイの樹形を保つことや花つきをよくするためにも剪定は必要です。
ロウバイは、その年に伸びた枝に花芽をつけるという性質があり、それ以前に伸びた枝に花をつけません。そのため、古い枝を放置しておくと、花のある枝と花をつけない枝が混在して見た目が悪くなってしまいます。
また徒長した枝や株の根本から生えてくる若芽(ひこばえ)を残していると余分な栄養が取られてしまい花つきや樹形に悪影響がでます。
蝋梅の剪定時期はいつ頃?
ロウバイの剪定は、2月下旬〜3月上旬にします。
ロウバイは6〜7月頃、その年の春から新しく伸びた枝に花芽をつけます。剪定が遅くなると花芽をつける枝を切ってしまうので、花を咲かせたい場合は必ずこの時期に剪定を行いましょう。
また5月や11月頃に間引き剪定をして、日当たりと風通しをよくすることで、病害虫の予防と花つきがよくなります。
蝋梅の剪定で必要なもの
- 剪定ばさみ
- 軍手
- 脚立
- 癒合剤
ロウバイの樹高は2〜4mほどになります。脚立を使って剪定する場合は、転倒しないように安定した場所に正しく設置して行ってください。
蝋梅の剪定方法!切り方は?
不要枝を剪定する
剪定によってできた切り口は、植物にとっては傷口と同じです。無駄な剪定をして、弱らせたり枯れさせないように、樹形を乱す剪定した方がよいとされる枝を紹介します。以下の枝を見つけて剪定してみましょう。
徒長枝 | 他の枝と比べて長く、まっすぐ上に伸びている枝 |
平行枝 | 他の枝と平行に重なって伸びている枝 |
絡み枝 | 他の枝に巻きついて絡まるように伸びている枝 |
内向き枝 | 幹の方に向かって伸びている枝 |
胴吹き枝 | 幹から出ている枝 |
花芽を切り落とさないように注意する
11月頃に込み合った枝や見栄えの悪い余計な枝を間引き剪定するときには、花芽を切り落としたり、傷つけないように気をつけながら行いましょう。
また剪定し忘れたからといって、ロウバイが花芽をつけ始める6〜7月に剪定をしないでください。この時期に間違えて花芽のついた枝を切ってしまうと、次シーズンに花を見れなくなってしまいます。
大きくなりすぎた蝋梅はどうすればいい?
高く伸びすぎた枝は、根元を20cmほど残してバッサリ切ってしまいましょう。ロウバイは根元に花芽がつきやすいため、必ず根本から切り落とすのは避けましょう。
蝋梅のひこばえは剪定するときに切り落とすの?
ひこばえとは、主幹の根元(土)から大きく上に伸びる枝のことをいいます。ロウバイのひこばえは、放置しておくと栄養を余分によられてしまうため、もし生えていたら剪定と同時に切り落としましょう。
蝋梅の剪定時期は落葉後または花後!
ロウバイの剪定は、古い枝や徒長枝など剪定すべき枝を見極めながらすることで、花つきのよいロウバイに育てることができます。脚立を使用する場合は転倒しないように、こまめに配置を変えながら行うといいですよ。
この記事を参考に、ぜひロウバイの剪定にチャレンジしてみてくださいね。