【ミズバショウの花言葉】由来や特徴は?おまじないに使うって本当?
2023/6/29
高原や山間の湿地に生息するミズバショウには、その美しさにぴったりの花言葉がついています。今回は、ミズバショウの花言葉をご紹介します。合わせて特徴や、おまじないにも使われているといった噂についても解説します。
植物にはそれぞれ花言葉がついています。意味や由来について知ると、より植物を楽しむことができますよ。
ミズバショウの花言葉

Photo by miiさん@GreenSnap
ミズバショウの花言葉は「美しい思い出」「変わらぬ美しさ」です。
「美しい思い出」は、尾瀬に咲くミズバショウやその情景を歌った曲にちなんでいます。「変わらぬ美しさ」は、葉に包まれて咲く姿や香りにどこか懐かしさを感じることが由来です。
いずれも心の温まる花言葉で、いわれてみると母親が子を抱きしめる様子にも見えます。
ミズバショウとはどんな花?
Photo by ジャージーさん@GreenSnap
ミズバショウはサトイモ科ミズバショウ属に属する湿性植物です。草丈は30~60cmほどとちいさく、花は3~4月に見頃を迎えます。花色は白のみで、少し肌寒い季節に咲き始めることから、森や林で見かけると、ついその美しさに足を止めてみる人もたくさんいます。
開花時期からわかるように、ミズバショウは寒さにとても強い特徴がある一方で、暑さには弱く、4月でも暖かい日が続くと花は少しずつ枯れていきます。
ちなみに、ミズバショウの花は白い部分だと思われがちですが、白い部分は葉が変形したものです。仏炎苞と呼び、内側の緑と黄色い軸が花になります。この軸を肉穂花序と呼び、穂のような形で咲く花のことです。
肉穂花序が受粉するとたくさんの種をつけます。温かい時期に完熟すると、穂が破れ種が水面に落ちます。雨や雪解け水などの水流によって別の場所に移動して花をつけます。
ミズバショウはおまじないでも使われるって本当?
ヨーロッパ地方では、少量のミズバショウの花(肉穂花序)を月桂樹の葉で包んだものを日曜日に持ち歩くと、開運を引き寄せるといわれています。また、このお守りを持参して裁判に挑むと、勝利するともいわれています。
裁判沙汰になることはほとんどないものの、持ち歩くだけで開運を引き寄せるなら試してみたいですよね。「最近なんだかツイてないな」と感じる方は、一度試してみるとよいかも知れませんね。
ミズバショウの花言葉を贈ろう♪
ミズバショウにはその美しさにぴったりの花言葉がついています。もしミズバショウを見かけたときは、詰んで花束にしてもすてきなプレゼントになるでしょう。
なお、ミズバショウを折ったときに出る汁には、シュウ酸カルシウムが含まれていて、肌に触れるとかゆみやかぶれなどが起きる場合があります。手袋などをつけてから触るようにしましょう。