大根におすすめの肥料!土づくりをしたあとや追肥のやり方を解説
2024/8/29
大根はプランター栽培ができ、家庭菜園初心者の方にも育てやすい野菜のひとつです。しかし、土のなかの大根の根を大きく太らせるためには施肥が必要不可欠となります。
今回は、大根におすすめの肥料や追肥のやり方などを解説します。
大根におすすめの肥料

Photo by m@cocoさん@GreenSnap
大根に適した肥料は、窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)の三大要素がバランスよく配合された肥料がおすすめで、化成肥料8:8:8が使えます。また、ホウ素を含む肥料は、アブラナ科の大根の生育に欠かせない微量要素を補給できるので、とくにおすすめです。ホウ素が欠乏するとツヤや形が悪くなったり、スが入りやすくなります。
このほか、窒素は主に葉を成長させますが、前作などの影響で土壌が窒素過多になっている場合があるので注意が必要です。
大根の肥料のやり方
元肥
元肥は土づくりを終えたあと、種まきの1週間前に化成肥料を施して土に混ぜます。根菜の大根は土深くまで伸びていくので、土を深さ30〜35cmまで掘りおこし、化成肥料を土全体にまんべんなく混ぜるようにしてください。
化成肥料の施肥量は、1㎡当たり150g程度が目安です。また、一般的な栽培時期と異なる気温が高くなる時期の栽培では生育が早いので、窒素を100g以下にすることで、生育障害を防ぐことができます。
追肥
追肥は、基本的に2回行います。1回目は、本葉が5〜6枚に育った頃に2回目の間引きをしたあとに施肥します。2回目は、種まきからおおよそ35日ほど経ち、本葉が10〜15枚なった頃に施肥します。
追肥の方法は大根の根に直接当たらないように化成肥料を周囲にばら撒きます。2条まきにしている場合は、条間に撒くとよいです。追肥の施肥量は、1㎡当たり窒素量2〜3gほどを目安にしてください。
また、1回目の追肥後は土寄せをして大きくなった大根が倒れないようにしましょう。
大根の肥料はやりすぎに注意!
大根の肥料は、元肥と追肥2回が一般的です。ただし、中〜晩生種の場合は3〜4回ほど追肥した方がよいでしょう。肥料の量が多すぎると根の割れや葉が変色して、生育障害を起こしてしまうので注意してください。
今回の記事を参考に、適切に肥料を与えておいしくて大きな大根を栽培しましょう。