ビオラの切り戻しのコツ!時期やタイミングはいつ?切る位置はどこ?
2024/1/25
ビオラはガーデニングに欠かせない代表的な花で、栽培もとっても簡単です。ただ、長期間美しく花を咲かせるには切り戻しという作業が重要になってきます。
この記事ではビオラの切り戻しの時期や切る位置について、詳しくご紹介していきます。
ビオラは切り戻しをすることで長く咲き続ける!
Photo by ごんちゃんさん@GreenSnap
ビオラは秋ごろに植えて翌年の初夏まで楽しめる、開花期間の長い花です。ただ、長期間楽しむためには「切り戻し」という手入れが必要不可欠です。
切り戻しとは、ビオラの茎を途中で剪定する作業のことです。枯れた花や伸び過ぎた枝を剪定することで植物の健康を維持し、次の花の成長を促進します。
つまり、ビオラの花が咲いた後、また次の花を咲かすために切り戻しが必要なのです。
ビオラは切り戻しをする時期は?タイミングの見極め方は?
ビオラの切り戻しはとくに時期を問いません。栽培中、適切なタイミングで何度か切り戻ししましょう。
切り戻しをするタイミングは、おもに以下のときです。
- 花がら(枯れた花)が目立ち始めたら
- 花が少なくなったとき
- 茎が伸びすぎて株がが乱れてきたとき
ビオラは切り戻し方法!茎を切る位置はどこ?
ビオラを切り戻す際は、基本的に節のすぐ上で茎を切ります。節とは茎から葉が複数生える付け根です。
節のすぐ上で切り戻しをすることで、そこから新しい芽が伸び上がっていき、次の開花に繋がっていきます。
ただし、冬と春の切り戻しでは、切る位置に少し違いがあるので、季節ごとの特性を理解することが大切です。
ビオラの冬の切り戻し方法
冬の切り戻しは、植えてから初めての花が咲いて花がらが目立ち始めたころに行うといいですよ。
冬の切り戻しはビオラが春に向けてエネルギーを蓄えるために重要で、このタイミングで切り戻しておくと、脇芽がよく伸びて春の花付きもよくなり、こんもりと咲かせられるようになります。
そのため、冬の切り戻しは思い切って短めに切り戻しても大丈夫です。株全体の半分か3分の1の高さになるよう、節の上で切っていくといいです。その他にも枯れた茎があれば摘んでおきましょう。
ビオラの春の切り戻し方法
春の切り戻しは、茎が伸びすぎて株が乱れたり、花数が減ってきたなというタイミングで行うといいです。
春の切り戻しは、形を整えたり株の通気性を上げて病害虫を予防するためにも重要です。株全体に日光が当たると元気に成長していきますよ。
ただし、冬のように短く切り詰めすぎるのもよくありません。伸びすぎた茎や花が少ない箇所を狙って、部分的に節のすぐ上で切り戻すようにしましょう。
ビオラの切り戻しについてよくある質問
切り戻しと摘心は何が違うの?
切り戻しと摘心は、どちらも植物の成長を促進するための剪定方法ですが、厳密にいうと違う手入れになりますし時期も違います。
切り戻しは、栽培中枯れた花や古い枝を切り取ることで植物の健康を保ち、新しい花の咲きやすい環境を作り出します。一方、摘心は、栽培初期に茎先の成長点を摘み取ることで、植物の成長をコントロールし、脇芽の発達を促進する目的で行います。
切り戻しはいつまでやる?
ビオラは一般的には初夏ごろに暑さでバテて枯れてしまうものなので、切り戻し自体は遅くとも4月ごろまでの作業になります。
切り戻しした後、花が咲かないのはなぜ?
切り戻し後にビオラが花を咲かせない理由としては、適切な時期や方法で切り戻しが行われていないことが挙げられます。切り戻す位置や、春に短く切り詰めすぎてしまうと花が終わってしまうこともありますよ。
ただ、長期間開花させたことによる肥料不足の可能性もあります。そんなときは花用の液体肥料を与えたりして様子を見ましょう。
ビオラは切り戻しして長く開花させよう!
ビオラを長期間咲かせ続けるには切り戻しが欠かせません。適切なタイミングで適切な位置で切り戻しておくと、こんもりと花付きのよいビオラが楽しめるので、この記事を参考に切り戻しに挑戦してみてくださいね。