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ぶどうの芽かき時期や方法は?芽の見分け方や回数ごとのやり方を徹底解説!

2024/7/30

芽かきとは、たくさんついた芽のなかから不要な芽を取り除き、芽の数を制限して、生育を促す作業です。この記事では、ぶどうの芽かきの目的や時期、方法などを詳しく紹介していきます。

ぶどうの芽かきをする目的

ぶどうの木の樹勢を整える

ぶどうの芽かきをするタイミングで、樹勢を整えることができます。ぶどうの木は、昨年に蓄えた栄養を使って生育するので、その栄養が偏ったり、ムダに分散しないようにする必要があります。そのため、基本的には早期に芽かきを行って、新梢の生育を促進します。

一方で、新梢の勢いが強すぎる場合は、芽かきを控えめにしたり、遅らせることで樹勢を落ち着かせることができます。

ぶどうの品質を均一にする

ぶどうの房は新梢につくため、新梢の勢いが果実の品質に影響します。ぶどうは枝の先端の方が新梢の勢いが強く、中間〜基部に向かうにつれて弱い傾向があるため、芽かきをして栄養を均一に行き渡らせて新梢の勢いを整えることで、ぶどうの品質が均一になります。

風通しや日当たりをよくする

芽かきをしないと、ひとつの節から複数の芽ができ、枝葉が混み合います。枝葉が混み合って日当たりや風通しが悪くなると、病害虫が発生しやすく、生育も悪くなってしまいます。

ぶどうの芽かき時期

ぶどう

Photo by ラブキャットさん@GreenSnap

ぶどうの芽かきは2〜3回に分けて行います。芽かきの時期は、1回目の芽かきは葉が2〜3枚、2回目は葉が6〜8枚、3回目は開花直前が目安です。

ただし、芽かきの適切な時期は、品種や栽培方法、株ごとの樹勢によって異なるため様子を見ながら行ってください.

ぶどうの芽かきの方法

1回目の芽かき

1回目の芽かきでは、不定芽と副芽を取り除きます。ぶどうの不定芽とは、ぶどうをならせようとしている枝(一年生の結果母枝)以外から生えてきている芽のことです。次に、副芽はひとつの節から複数の芽が出てきており、あとから出てきた芽のことです。

どちらの芽が副芽か迷ったときは、取り除かずに残して、以降の芽かきで判断します。

2回目の芽かき

2回目の芽かきでは、新梢の勢いを整えます。全体と比べて極端に勢いが強い新梢や、弱い新梢を取り除いていきます。また、この時期に花芽のついていない新梢も取り除いてください。

3回目の芽かき

3回目の芽かきは、棚面を調整します。ほとんどの芽かきはこれまでの作業で基本的に終わっているので、混み合ってる部分があれば芽かきする程度でよいです。

ぶどうの芽かきまとめ

ぶどうの芽かきでは、不定芽と副芽を取り除くことを覚えておきましょう。芽かきをすることで混み合う部分がなくなって、ほかのお手入れも楽になりますよ。ぜひこの記事を参考に、ぶどうの芽かきをして美味しいぶどうを育ててくださいね。