バーベナの一年草タイプと宿根草タイプの見分け方|それぞれの特徴や違いは?
2024/4/1
バーベナは、春から秋まで長く咲く人気の花ですが、実は一年草タイプと宿根草タイプの2種類があるのをご存知でしょうか。見た目はよく似ていますが、育て方や寿命が異なるため、自分の庭に合ったタイプを選ぶことが大切です。
ここでは、バーベナの一年草と宿根草の違いや、それぞれの特徴に合わせたお手入れ方法をご紹介します。
バーベナの一年草と宿根草の違いは?

Photo by ひろ^^*さん@GreenSnap
バーベナの一年草は、その名の通り一年で一生を終えるタイプです。種から発芽し、夏から秋にかけて花を咲かせた後、冬に枯れてしまいます。
一方、宿根草タイプは、地下の根や茎の一部が冬を越して翌年も生長を続けるため、毎年花を楽しむことができます。一年草は花つきが良く、豪華な印象ですが、毎年植え替える必要があります。宿根草は年々株が大きくなり、植えっぱなしで楽しめるのが魅力です。
バーベナの一年草タイプと宿根草タイプの見分け方は?
バーベナの一年草タイプと宿根草タイプの見分け方はいくつかありますが、分かりやすいのは花の大きさ。一年草の方が花が小さく、宿根草の方が比較的大きな花を咲かせる品種が多いです。
根にも違いがあり、一年草タイプは根が浅く、宿根草タイプは深くまで根を張ります。また、宿根草は一年草に比べて病気に強くて丈夫なものが多く、年々株が大きくなっていくのも特徴です。
バーベナの一年草のお手入れ
バーベナの一年草は、寒さや暑さに弱いのが特徴のため、日当たりと風通しの良い場所で育てるのがおすすめです。日本の高温多湿の環境や、真夏の直射日光は苦手なので、明るい日向で育てるのが理想的です。
また、水はけの良い用土を使い、鉢植えにすると管理しやすくなります。春から秋にかけては、土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。花がら摘みをこまめに行うと、次の花つきが良くなります。
バーベナの宿根草のお手入れ
宿根草タイプのバーベナは、暑さや寒さに強く、丈夫で育てやすいのが特徴です。花壇や鉢植えのどちらでも育てられ、グランドカバーとしても人気があります。日当たりの良い場所を好みますが、多少日陰になる場所でも問題ありません。水やりは控えめでも大丈夫で、土が乾いてからたっぷりとあげるのがコツです。
肥料は控えめにし、花がら摘みを行うと次の花つきが良くなります。冬は地上部が枯れても根は生きているので、切り戻しをして春を待ちましょう。
バーベナの種類に応じて育て方を楽しもう!
一年草と宿根草、それぞれの特徴を活かしてバーベナを育ててみませんか?寄せ植えやハンギングバスケットに一年草を使えば、毎年趣向を変えて楽しめます。宿根草なら、花壇を彩るアクセントとして植栽すると、年々美しさが増していきます。
バーベナの多彩な魅力を味わいながら、自分好みの庭づくりを楽しんでくださいね。