【ウンベラータの曲げ方】かっこいい形にするコツや自分好みの形に仕立てる方法
2024/1/11
園芸店に売っている大きなウンベラータ、なんだか幹が曲がっていてかっこいいなと思ったことありませんか?じつはあの形、自然に曲がったわけではなく、人が手を加えて曲げ木しているんです。そしてウンベラータの曲げ木は家庭でもできます。
この記事ではウンベラータの曲げ方やかっこいい形にするコツをご紹介します。
ウンベラータは曲げ木でかっこいい形をつくれる!
Photo by Takaakiさん@GreenSnap
ウンベラータは生育旺盛で春から秋の生育期には20cmくらい伸びる場合もあります。ただ、真っ直ぐ上に伸びていくので、放っておくとあっという間に身長を超えて天井についてしまう、なんてこともありますよね。
そんなときは、ウンベラータを曲げて螺旋状やS字にしてみませんか?
ウンベラータは観葉植物の中でも比較的幹が柔らかく、時間はかかりますが曲げて自分好みの形にすることができます。注意点さえ守れば折れて失敗することもないので挑戦してみましょう!
ウンベラータは曲げられる時期とは?
ウンベラータを曲げられる時期にとくに決まりはありません。どの季節でも曲げることができます。剪定や植え替えと一緒に作業するのもいいですよ。ただし、曲げられる幹や枝のタイミングは限られています。
そもそもウンベラータを曲げられるのは、その春から秋にかけて成長した若い緑色をした幹枝のみです。ウンベラータはその後1年をかけて木質化といって硬質化し白茶色へと変色していくので、その前に曲げ癖をつけて自分好みのかっこいい形に仕立てていきます。
ウンベラータの曲げ方
用意するもの
- 太い園芸用ワイヤー(太さ3〜4mm)
- 細い園芸用ワイヤー(太さ1〜2mm)
- 支柱(樹高に合わせるがだいたい1m)
- ワイヤーを切るペンチやニッパー
曲げ方の手順
- 水やりを控えて鉢の中の土をよく乾燥させておく。
- 曲げたい形やレイアウトをイメージする。
- 枝や幹が緑色になっていて曲げたい長さにそって太いワイヤーを切る。
- 細いワイヤーを10cmくらいの長さで2本切る。
- 太いワイヤーを幹や枝に沿わせ、切った細いワイヤーで始めと終わりの部分を結ぶように固定して仮止めする。
- 細いワイヤーで、幹と太いワイヤーを巻き込むように螺旋状に全体巻きつけていく。
- ゆっくりと好みの形や方向に枝を曲げていく。
- 支柱を挿して支柱と曲げた枝幹をワイヤーで固定する。
- 支柱1本で安定しない場合は、もう一本挿して補強する。
ウンベラータを曲げるときの注意点
ウンベラータの曲げ方で一つ気をつけないといけないのが、ワンシーズンで曲げられるのは1枝1箇所ということです。
幹から分岐した枝それぞれを異なる方向に1カーブつけることはできますが、1度の曲げ木作業で幹をS字のように反対方向に2箇所カーブをつけることは負担が大きいためできません。
また、ワンシーズンで伸びたせいぜい20cm程度の幹や枝で螺旋をつくるにはカーブがきつすぎるため、これも避けましょう。
ウンベラータをかっこいい形にするコツ
ウンベラータの曲げ木でつくれるかっこいい形というのは大体決まっていて、S字上にするか螺旋状にするかのどちらかです。
それぞれカーブの角度で完成後のイメージも変わってきますが、闇雲にカーブをつくるよりS字か螺旋状を意識て曲げておくと、省スペースにも繋がりおしゃれなインテリアとして活躍しますよ。
ウンベラータの曲げ方を覚えてかっこいい形に育てよう!
ウンベラータの曲げ方は注意点さえ押さえておけば初心者でも簡単にできます。最初は勇気がいるかもしれませんが、そのまま伸び放題にして後で困るよりも、若い枝のうちから曲げてかっこいい形に仕立てれば、より愛着も増すはずですよ。ぜひ挑戦してみてください。