チューリップの花壇づくり!おしゃれな植え方と一緒に植えるといい花
2024/5/16
チューリップといえば春に咲く球根植物として人気ですが、メジャーな花なだけあって面白みがないと思っている方もいるのでは?それはもったいない!チューリップは植え方や他の花との組み合わせ次第で、とってもおしゃれに見せることができますよ。
この記事ではチューリップでおしゃれな庭づくりをするためのコツを、花壇・鉢植え別でご紹介します。ぜひ参考にしてみてください!
チューリップの花壇をおしゃれにするには?
Photo by サニーさん@GreenSnap
チューリップは品種によって花姿や草丈もさまざまですが、なにも考えなしに植えるとひょっこりと唐突に咲いているような感じで、なんだか奇妙な感じに……。
じつは、チューリップをおしゃれに咲かせるには、他の花との組み合わせや植え方が大切なんです!球根を手に入れたら、植える前にまずはどんな花を用意したほうがいいのか、どのように植えたらいいのかを学んでおきましょう。
チューリップをおしゃれに見せる植え方の基本
まず花壇であれ鉢植えであれ、チューリップをおしゃれに見せるには次の3つのポイントを守ることが大切です。
- 球根は鉢植えなら3こ以上、花壇なら5こ以上まとめて植える。
- 植えるときは球根の向きを揃える。
- 今年きりの開花と割り切り密植する。
とくに球根の向きは重要です。チューリップの球根はにんにくと同じように丸みのある背中と、尖った頭があります。頭から芽が出るので頭を上にしますが、丸みのある背中の方向も揃えて植えると、咲いたときに葉の向きも揃うのでより美しくおしゃれに見えますよ。
また、チューリップは来年も咲かせるなら株間を球根3〜4個分あける必要がありますが、そうすると咲いたときにスカスカした印象になっていまします。密植すると球根に翌年開花のエネルギーが溜まりづらくなるというデメリットがありますが、おしゃれな庭づくりのためにも今年きりの開花と割り切って密植するのがおすすめです。
花壇でチューリップをおしゃれに咲かせるコツ
ここからは花壇など地植えでチューリップをおしゃれに咲かせるコツをご紹介します。なお、花壇にチューリップを植えるときは事前に深さ30cmほどは土を耕しておきましょう。
花壇にチューリップを植えるときは、まんべんなく全体に咲かせるというよりは、1㎡あたり20〜30球ほどを目安にまとまったスペースに密植すると豪華に見えます。もしくは8個前後をワンセットにし、いくつかチューリップスポットをつくるのもおしゃれです。植える深さは球根3個分。球根同士の間隔は球根1個分あけて密植で植えましょう。
また、花壇植えのチューリップは花が終わった後もどう見せるか大切です。チューリップは花が終わっても1〜2ヶ月は葉が緑のまま残るので、初夏の花壇のグリーンとしても活躍します。そのため、初夏ごろまで開花が続く花と一緒に植えると花壇を長期間おしゃれに楽しめます。
鉢植えでチューリップをおしゃれに咲かせるコツ
ここからは鉢植えでチューリップをおしゃれに咲かせるコツをご紹介します。鉢植えのサイズは最低でも5号あるといいですが、8号または650mmなどのプランターだと見栄えがよくなります。
チューリップを鉢植えに密植する場合、5号鉢なら7〜8球、8号鉢なら20球、650mmプランターなら20〜25球が目安量です。植える深さは球根の頭がギリギリ隠れる程度、1〜2cmほど間隔にして密植しましょう。
チューリップを鉢植えに植える場合、草丈30cmほどの低めの品種を選ぶと他の花とのバランスがとれておしゃれに見えます。球根を鉢の真ん中にまとめて埋め、鉢のふち周りを他の花苗で囲むように植えるとおしゃれです。他の花を植えるスペースがないという場合は、深さ球根3個分の位置に植えて、上にかぶさるようにパンジーなどの他の花苗を植えても大丈夫ですよ。
チューリップをおしゃれに引き立たせる植物
チューリップをおしゃれに引き立たたせるためには、この3つの条件がそろっているといいです。
①草丈がチューリップよりも低いこと
②あまり根を広げず球根の邪魔をしないこと
③開花時期は春から初夏まで続くこと
例えば下記のような植物がおすすめです。
- ビオラ・パンジー
- スイートアリッサム
- プリムラ・ジュリアン
- ムスカリ
- カラークローバー
- アイビー
チューリップをおしゃれな花壇・庭づくりを楽しもう!
チューリップは植え方や組み合わせる花によって、とてもおしゃれな春の庭づくりが楽しめます。春らしい花色を組み合わせたり、ワントーンでまとめたりと、花色を意識しながら組み合わせるとよりおしゃれになるので、春の庭を想像しながら植えてみてくださいね。