エアプランツ(チランジア)が枯れるとどうなる?見分け方と復活方法
2025/8/4
Photo by Ramudanyanさん@GreenSnap
エアプランツ(チランジア)は、土を使わずに育てられる手軽さから人気の植物ですが、油断していると、水不足や環境の悪化によって、ある日突然元気を失ってしまうこともあります。
この記事では、エアプランツが枯れる原因や枯れたかどうかの見分け方、復活方法、そして枯れた部分のカット方法まで、詳しく解説していきます。
エアプランツ(チランジア)が枯れる原因
水不足
エアプランツが枯れる原因で、特に多いのが水不足です。エアプランツは空気中の水分を葉から吸収する性質がありますが、水やりが不要というわけではありません。
エアプランツは水を欲しているときに葉のカールが強くなるので、株の状態を見ながら霧吹きで水やりをしましょう。
ただし、水を与えすぎても葉や株元に水が溜まり、蒸れて腐る原因になります。長時間水につけた状態にするのは控えましょう。
蒸れと風通しの悪さ
エアプランツが枯れる原因で、水不足と同じくらい多いのが「蒸れによる根元の腐敗」です。特に、水やりのあと、風通しの悪い場所に置いておくと、葉や株元に水分が残りすぎてカビたり腐ったりします。
エアプランツは濡らしたあとは必ず乾かすことが鉄則。風が通り、湿気がこもらない環境を選ぶことが枯れ防止のカギです。水やりの頻度よりも、水を与えたあとにしっかり乾かせているかが大事といえます。
日照・温度管理のミス
エアプランツは明るい場所を好みますが、直射日光は葉焼けの原因になります。特に夏場の西日などは注意が必要です。
ただし、暗すぎるても、光合成ができずに徐々に弱っていきます。さらに、寒さに弱い品種もあるため、冬の冷え込みには注意し、最低でも5〜10℃以上を保つようにしましょう。
エアプランツ(チランジア)は枯れるとどうなる?見分け方は?
Photo by みきさん@GreenSnap
エアプランツが完全に枯れると、上の画像のように葉が茶色〜黒っぽく変色し、ポロポロと崩れるように折れたり、中心部分がぐにゃっと腐ったようにやわらかくなるのが特徴です。
ただし、葉先だけが茶色くなっている、中心部分はまだ緑色を保っているといった場合は、完全に枯れているわけではありません。復活の可能性も十分にあります。
茶色く枯れたエアプランツ(チランジア)は復活できる?
Photo by みきさん@GreenSnap
こちらの画像は、一つ前の画像に写っている株が復活した様子です。みきさん@Greensnapのみどりのまとめによると"水に浸けて枯れてた葉を切りました"と記されています。
葉先が茶色いだけなら復活の見込みアリ。
エアプランツは丈夫なので、根元がまだしっかりしていれば、葉が多少傷んでいてもこのように再生することがあります。葉が一部カールしている程度、先端だけが茶色くなっている程度なら、まだ復活の見込みがあるので諦めないでください。
一方で、全体が茶色く変色して柔らかくなっていたり、軽く引っ張っただけで葉がボロボロ落ちるような状態だと、残念ながら復活は難しいかもしれません。
すでに枯れた部分は切る。
葉の先端だけが茶色くなっている場合、それ以上広がらないようハサミで部分的に切り戻しす。
切るときは、茶色い部分の少し内側のまだ緑が残っている部分まで切り落としておくと安心です。清潔なハサミやカッターを使用し、切り口に雑菌が入らないようにしましょう。その後、切り口が完全に乾くまで数日間水やりは控えます。
また、極端に乾燥している場合は、エアプランツを常温の水の中に2〜3時間ほど沈め、葉にハリが出たら水から引き上げるのも効果的です。
枯れたエアプランツ(チランジア)も復活の可能性あり!
エアプランツが枯れそうになっても、状態によっては復活できる可能性があります。まずは、芯が生きているか、葉がカールしていないかを見極め、適切な管理をするよう心がけましょう。
普段からちょっとした変化に気づくことで、エアプランツは初心者でも長く、美しく育てることができますよ。