タイムの種類一覧!食用やグランドカバーに適した品種は?おすすめ品種を紹介!
2024/4/17
タイムは香りが良く、料理やハーブティーによく使われるハーブです。実は種類が豊富で、香りや形態が異なる品種がたくさんあるのをご存知でしたか?
今回は、タイムの主な種類と特徴をご紹介します。
タイムにはどんな種類がある?
Photo by みらのさん@GreenSnap
タイムは主に2つのタイプに大別されます。1つは上に伸びるように育つ立ち性のタイプで、もう1つはほふく性の地面を這うように育つタイプです。
基本的に食用にするのは立ち性のハーブであり、ほふく性のハーブはガーデニングに用いられます。
お好みの種類を選んで、ガーデニングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
立ち性タイプ
コモンタイム
コモンタイムは立ち性のタイムで、タイムの中では最もポピュラーな品種です。草丈は20〜40cmほどで、5〜7月に小さな白やピンクの花を咲かせます。料理の香り付けによく使われ、ハーブティーにも適しています。
フレンチタイム
フレンチタイムは、小さな丸みを帯びた葉をしており、すっきりとした爽やかな香りが特徴的です。肉や魚、野菜など幅広い料理に使え、臭み消しや風味付けに役立ちます。枝は上に伸びる立ち性で、料理に手軽に取り入れられるのが魅力です。
レモンタイム
レモンタイムはレモンのような柑橘系の香りが特徴的な品種です。立ち性で草丈は20〜30cm、開花時期は春から初夏です。料理はもちろん、ハーブティーやお菓子作りにも人気があります。
シルバータイム
シルバータイムは葉の縁に白い斑入りがあり、遠目で見るとシルバー色に見えるのが特徴です。立ち性で草丈は20〜40cm、花期は5〜8月と長めです。秋には葉に赤みが出て、景観的にも魅力的な品種です。
オレンジバルサムタイム
オレンジバルサムタイムはオレンジのような甘い香りがするタイムで、草丈は30〜40cmほどです。4〜7月が花期で、淡いピンクの花を咲かせます。料理やハーブティー、ポプリなどに使えます。
カンファータイム
カンファータイムは強い香りが特徴的で、料理だけではなく虫除けとしても使われてきました。草丈は10〜20cmと低めで、淡いピンクの花を咲かせます。料理以外にも様々な用途があります。
ほふく性タイム
クリーピングタイム
クリーピングタイムはほふく性のタイムで、地面を這うように広がります。草丈は5〜10cmと低く、グラウンドカバーとしても適しています。春から初夏にかけてピンクの花を咲かせる品種です。
キャラウェイタイム
キャラウェイタイムは香辛料のキャラウェイに似た甘い香りがあり、草丈は5cmほどの低い品種です。グラウンドカバーとしても人気があります。花期は4〜8月でピンクの花を咲かせます。
ロンギカウリスタイム
ロンギカウリスタイムは、生長が早く暑さ寒さに強い品種で、グランドカバーの定番として用いられるタイムです。一面にピンク色の花を咲かせることから、グランドカバーには特におすすめの品種です。
タイムの種類は奥深い!お気に入りを見つけてみて!
このように、タイムには香りや形態が異なる様々な種類と品種があります。お好みの香りや用途に合わせて、ぜひお気に入りの品種を見つけてみてくださいね。