里芋の植え付け時期と芽出し方法|種芋の選び方・植え方の向きを解説
2026/4/15
里芋は、ホームセンターで購入した種芋や前年に収穫し保存していたものを植え付けます。里芋の植え付け時期は4〜5月が目安ですが、植え付け前の「芽出し処理」をするかどうかで発芽率や生育が大きく変わります。
本記事では、里芋の植え付け時期・種芋の選び方・芽出しのやり方・植え方の向きまで、失敗しない里芋栽培のポイントをわかりやすく解説します。
里芋の植え付け時期はいつ?

Photo by いさゆたさん@GreenSnap
里芋の植え付けは、気温が上がり始める4月〜5月上旬頃が適期です。里芋は寒さに弱く、地温が15℃以上になってから植え付けるのが基本です。
| 地域 | 植え付け時期の目安 |
|---|---|
| 東北・北海道 | 5月下旬〜6月上旬 |
| 関東・中部 | 4月下旬〜5月中旬 |
| 関西・四国・九州 | 4月上旬〜4月下旬 |
里芋の栽培適温は25〜30℃と高く、日光を好むため日当たりのよい場所に植え付けましょう。霜の心配がなくなってから植え付けるのが失敗しないコツです。
里芋の種芋の選び方
種芋の良し悪しがその後の生育を大きく左右します。以下のポイントを参考に選んでください。
- 大きさ:50〜80g程度のものが最適。小さすぎると養分が少なく初期生育が遅れる
- 形:丸くふっくらしていて、傷や腐れがないもの
- 芽:頂部に健全な芽の跡があるもの
- 前年収穫の場合:孫芋が最も生育旺盛で収量も上がるため種芋に向いている
里芋の芽出し時期とやり方

Photo by チロルンまみーさん@GreenSnap
里芋の種芋は、植え付ける1ヶ月ほど前に芽出しをしておきましょう。芽出しをすることで発芽がそろい、生育ムラを防ぐことができます。
里芋の芽出し時期
芽出しは植え付けの3〜4週間前から始めます。関東・中部なら3月下旬〜4月上旬が目安です。
里芋の芽出しのやり方
- 育苗ポットやプランターに用土を入れる
- 種芋の芽を上向きにして、種芋の全体が隠れるように土を被せる
- 鉢底から溢れるくらい、たっぷりと水やりをする
- 気温15〜30℃の暖かい場所で管理し、土が乾いたら湿らす程度に水やりを続ける
- 約3〜4週間ほどで発芽し、芽が2〜3cmほど伸びたら植え付けのサイン
屋外では温度調整が難しいので、簡易なビニールハウスなどを使うとよいです。
発泡スチロール箱を使う方法:発泡スチロールの箱に籾殻や新聞紙を敷いて種芋を並べ、上からも籾殻をかぶせて室内に置く方法もあります。保温性が高く、安定して芽出しができます。
里芋の植え方|向きと深さ・間隔はどうする?
里芋の植え付けの向き
種芋には「頂部(芽が出る側)」と「底部(根が出る側)」があります。芽のある頂部を上にして植え付けるのが基本です。逆さに植えても発芽することがありますが、発芽が大幅に遅れる原因になります。
露地栽培の植え方
植え付けの2週間前に苦土石灰を、1週間前に堆肥と元肥を土に混ぜて耕し土づくりをしておきます。
- 幅70〜80cm、高さ10cmほどの高畝をつくる
- 畝の中央に深さ10cmほどの溝を掘る
- 種芋の芽を上向きにして、45cm間隔で置いていく
- 掘り起こした土を戻したら、土を軽く抑える
- たっぷりと水やりして、敷きわらやマルチングをする
プランター栽培の植え方
深さ30cm以上・長さ60cmのプランターで2株育てることができます。鉢植えの場合は10〜15号サイズで1株、1株あたり20個ほどの里芋を収穫できます。
- プランターの縁から8cmほど下まで土を入れ、元肥を混ぜる
- 30cm間隔で、土の表面から深さ7〜8cmほどの植え穴を掘る
- 芽が上になるように種芋を植え穴へ入れる
- 土を被せて、たっぷりと水やりをする
里芋の植え付け後の管理
水やり
里芋は水を好む野菜です。植え付け直後はたっぷり水やりし、梅雨明け後は特に乾燥しやすいため週2〜3回を目安に水やりしてください。
土寄せ(盛り土)
里芋の塊茎に日光が当たると味が落ちるため、草丈が30cmほどになったら根元に土を盛る「土寄せ」が必要です。その後も1ヶ月おきに土寄せを繰り返すことで収量アップにもつながります。プランター栽培では増し土ができるよう、最初から土の量に余裕を残しておきましょう。
里芋の植え付けについてよくある質問(FAQ)
- Q. 里芋の植え付け時期はいつですか?
- 関東・中部なら4月下旬〜5月中旬が目安です。地温が15℃以上になってから植え付けてください。東北・北海道は5月下旬〜6月上旬になります。
- Q. 里芋の芽出し時期はいつ?やり方は?
- 植え付けの3〜4週間前(関東なら3月下旬〜4月上旬)から始めます。育苗ポットや発泡スチロール箱に土・籾殻と一緒に入れ、気温15〜30℃の室内で管理します。芽が2〜3cm伸びたら植え付けのタイミングです。
- Q. 里芋の芽出しは必ずやらないといけない?
- 芽出しをせずにそのまま植えると、温度が足らずに地中で腐って種芋が無駄になることがあります。必ず芽出しをし、生育不良の種芋を事前に選別してから植え付けましょう。
- Q. 里芋の種芋の植え方の向きは?
- 芽のある頂部を上に向けて植えるのが基本です。深植えに注意し、芽の上に5〜10cmほどの土がかかる深さを目安にしてください。
- Q. 里芋の種芋はどれを選べばいい?
- 50〜80g程度で丸くふっくらしており、傷や腐れがないものを選んでください。前年収穫品を使う場合は孫芋が最も生育旺盛でおすすめです。
- Q. 里芋の植え付け時期は関東と他の地域で違う?
- 関東は4月下旬〜5月中旬が目安です。北海道・東北は5月下旬〜6月上旬、九州・四国は4月上旬から植え付けられます。
- Q. 里芋の植え付けの間隔はどのくらい?
- 露地栽培では株間45cm・条間60〜75cmが目安です。里芋は子芋・孫芋が横に広がるため、間隔が狭すぎると収量が落ちます。
里芋は芽出しをしてから植え付けよう!
里芋の植え付けは芽出しをした種芋を使い、適切な深さと向きで植え付けるのがポイントです。
- 植え付け時期は4〜5月(地温15℃以上になってから)
- 芽出しは植え付け3〜4週間前から始める
- 種芋は50〜80gのふっくらしたものを選ぶ
- 頂部(芽側)を上にして深さ5〜10cmに植える
- 定期的な土寄せで収量アップ
里芋は暑さに強いですが寒さには弱く、芽出しや植え付けの時期が早いと失敗しやすいので、気温15℃以上を目安に覚えておきましょう。



















