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サツマイモの収穫時期は葉っぱでわかる?見極め方や収穫後の保存方法

2023/8/19

秋の味覚として人気が高いサツマイモですが、おいしく食べるには収穫時期の見極めが重要です。収穫時期やタイミング、収穫をする方法について紹介するので、ぜひ参考にしてください。

サツマイモの収穫時期はいつ?

掘り起こされたサツマイモ たくさん

Photo by ととまるさん@GreenSnap

サツマイモは5~6月に種芋の植え付けを行い、およそ4ヶ月後の9~11月に収穫時期を迎えます。しかし、種類が多いサツマイモは、品種によって収穫時期にズレがあります。

ここからは、品種別に収穫時期を紹介しますので、参考にしてください。

安納芋

しっとりクリーミーな安納芋は、強い甘みが特徴です。収穫時期は、9~12月頃と幅があるので、時期を見極めにくい場合もあります。葉の一部が枯れて黄色く変化していけば、収穫時期のサインです。

紅芋

皮も実も薄紅色の紅芋は、沖縄の名産として有名です。10~11月頃に収穫時期を迎える品種で、早く収穫をしてしまうと紅芋特有の紫色があまり出ません。色も味もいい紅芋を収穫するには、植え付けから5~6ヶ月ほど経ってから収穫をします。

紅はるか

しっとりとねっとりをあわせ持つ紅はるかは、強い甘みとホクホク感もあり人気の品種です。ネーミングの由来は、ほかのサツマイモよりも「はるかに甘く優れている」ことからつけられたそうです。収穫時期は、九州などの温暖な地域では10月、本州では11月初旬頃に収穫をします。

シルクスイート

繊維が少なくしっとりとした舌触りと、上品な甘さが特徴のシルクスイート。比較的新しい品種ですが、生産地は日本各地に広がり続けています。地域によって差はありますが、収穫時期は9~10月頃です。

鳴門金時

鮮やかな赤紅色をしており、栗のようなホクホク感が魅力の鳴門金時。徳島県の特産である鳴門金時は、天ぷらや大学芋など食感が楽しめる料理に適しています。収穫時期は8月下旬~11月であり、最盛期は9~10月です。収穫後に1~3ヶ月経過すると、糖度が上がりおいしくなります。

紅あずま

茨城県や千葉県などの関東地方で多く栽培されている紅あずまは、蒸したり焼いたりするとホクホクとねっとりした食感を楽しめます。収穫時期は9~11月頃ですが2ヶ月ほど貯蔵保管を行うので、旬の時期は12~2月頃です。

紅さつま

鹿児島名産の紅さつまは、ホクホクとしていて甘みが強く焼き芋にぴったりの品種。6~9月頃に収穫時期を迎え、すぐに食べることができます。

サツマイモの収穫のタイミングは「葉っぱ」を目安にする?

葉っぱを目安にすることで、収穫のタイミングを見極めることができます。芋類の収穫時期は、葉や茎が枯れてきたころといわれています。葉っぱが枯れてくると収穫時期のサインですが、植え付け後からの日数もポイント。

サツマイモは植え付けから110~150日で収穫できるため、いつ植え付けを行ったのかを記録しておきましょう。収穫するときは少し掘ってみて、十分成長しているのか確認してください。

サツマイモの収穫方法

サツマイモを収穫するには以下の3つのステップが必要です。

  1. 収穫目安1ヶ月前に試し掘りを行う
  2. 1週間前にツルを切る
  3. 一気にスコップで掘らずに周りから少しずつ掘り起こす

試し掘りでは、サツマイモがどのくらい大きくなったのかを確認します。1ツルだけ収穫し、20~30cmほどに育っていれば収穫ができます。まだ小さい場合は再び土を被せ、栽培日数を2週間ほど延ばしましょう。試し掘りをすることで収穫するタイミングを逃さずにすみます。

ツルは収穫時に邪魔になるので、収穫をする1週間ほど前に刈り取っておきましょう。掘り起こす際は、いきなり奥深くにスコップを刺してしまうと、サツマイモを傷つけてしまう危険があるので注意してください。

まずは掘り出しやすいように、サツマイモの周りの土をやわらかくするのがポイントです。スコップなどで周りの土ごと一緒にサツマイモを掘り起こしましょう。

サツマイモを収穫後に甘くする保存方法

収穫後のサツマイモは、保存する前に2~3時間ほど畑で天日干しをします。収穫してすぐは、水分が多く含まれているため腐りやすいです。干すことでサツマイモを乾燥させ、保存をしやすくします。

天日干しによりサツマイモを乾燥させたら、1つずつ新聞紙に包みましょう。保存するにはビニール袋ではなく、段ボールやコンテナ、発泡スチロールなどの容器が適しています。通気性が悪いと腐りやすくなるので、容器の蓋は完全に閉じず、蓋に数ヵ所穴を開けるようにしてください。

保存場所は日の当たらない場所にしましょう。通気性のよい冷暗所が向いており、冷蔵庫保存は痛みやすくなるため避けてください。

サツマイモは収穫してから寝かせることで、でんぷんが糖になり甘みが増します。追熟するには2~3ヶ月ほどの期間がおすすめなので、試してみてください。

サツマイモの収穫でよくある質問

サツマイモ たくさん

Photo by ビオラさん@GreenSnap

サツマイモは収穫前につる切りしたほうがいいの?

つるは収穫時に邪魔になってしまうため、1週間ほど前に切っておくことをおすすめします。また、ツルを刈り取ると、デンプンが逆流するのでサツマイモの甘みが増します

サツマイモの収穫が早すぎるとどうなる?

サツマイモは早く収穫をすると味が落ちてしまい、甘みがありません。また、イモが小さくて細い特徴があります。

サツマイモの収穫が遅すぎるとどうなる?

反対にサツマイモの収穫が遅すぎると、イモは大きくなりますが甘くなくなっていることがほとんどです。形も悪く、すじが多いイモになってしまいます。

サツマイモは種まきから何日で収穫できますか?

サツマイモは植え付けから110~150日で収穫できます。収穫するタイミングを逃さないように、植え付けした日付はメモしておきましょう。

サツマイモ1株の収穫量はどれくらい?

サツマイモの種類にもよりますが、だいたい1株で3~5つのサツマイモを収穫できます。しかし、1株にサツマイモがたくさんあると、それだけ栄養が分散されるので小さいサイズになることが多いです。一方で、1株についているサツマイモの数が少ないと、大きいサイズのものが収穫できます。

サツマイモの収穫時期を見極めよう!

サツマイモの収穫時期は種類によって異なりますが、タイミングを逃さないためには葉っぱの変化に注意をしましょう。

収穫後は2~3ヶ月追熟することで甘みが増すので、正しい保管方法を行い、おいしく食べてくださいね。