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菊芋を植えてはいけないのはなぜ?5つの理由と正しい対処法を解説!

2024/7/10

健康食品として注目を集める菊芋。その栄養価の高さから、家庭菜園で栽培したいと考える方も多いでしょう。しかし、「菊芋を植えてはいけない」という声を聞いたことはありませんか?

実は、菊芋を庭に植えるには注意が必要な点がいくつかあるのです。この記事では、菊芋を植えてはいけないと言われる理由や、正しく育てるためのポイントをご紹介します。

菊芋を植えてはいけないと言われる理由は?

菊芋

Photo by ようさんさん@GreenSnap

理由1:繁殖力が強すぎる

菊芋の最大の特徴のひとつは、その驚異的な繁殖力です。実は、繁殖力の強さから「要注意外来生物」にも指定されている作物です。

畑などに地植えにすると、除去しようとしても地下茎や小さな芋の破片が残っていると再び生えてくるため、完全に取り除くのが非常に難しいという点があります。放置すると雑草化し、農耕地に影響を及ぼす可能性があります。

理由2:背丈が大きく育つ

菊芋は非常に背が高く成長する植物で、通常2〜3メートルほどの高さに達します。条件が良ければ4メートル以上に育つこともあります。

この高さは、一般的な家庭の庭では管理が難しくなる可能性があります。また、背丈は大きく育つものの、茎が柔らかく強風では倒れやすいという特徴もあります。菊芋を栽培する場合は、十分なスペースと適切な管理が必要となります。

また、背丈が高くなり、他の作物にあたる光を奪ってしまったり、土の栄養を吸い取って他の作物の生育に影響が出る場合もあります。

理由3:収穫が大変

菊芋の収穫が難しい理由は、地下茎が深く広がりやすいためです。収穫時に全ての地下茎を掘り起こすのが困難で、残った地下茎から再び芽が出ることがあります。また、土壌が硬い場合や根が絡み合っている場合、掘り起こす作業がさらに大変になります。

理由4:連作障害が起きる

菊芋は3年ほど連作すると連作障害が現れ始めます。連作を続けると収穫量が少なくなったり、突然枯れてしまうなどの傾向があります。そのため菊芋を栽培する際は、同じ場所で長期間栽培せず、定期的に植え付け場所を変えることが推奨されます。連作による障害を避けるためには、毎年植える場所を変えるなどの工夫が必要です。

理由5:アレルギー反応を引き起こす可能性がある

菊芋はキク科の植物であり、キク科のアレルギーを持つ方には注意が必要です。アレルギー症状として、喉や口内の痒み、腫れ、さらにはアナフィラキシーショックを引き起こす可能性があります。

また、イヌリンに対するアレルギーもあるため、アレルギーのある方は菊芋の摂取を避けましょう。

家庭菜園なら、プランターで育てよう!

菊芋の繁殖力を抑えながら育てるには、最初から鉢植えやプランター、袋栽培で育てるのがおすすめです。畑に地植えすると旺盛に育ちすぎるので、家庭菜園で育てるには最初から育つスペースが限られる方法で植えましょう。

菊芋の特徴を知って正しく楽しもう!

菊芋を植えることには確かに注意点がありますが、プランターで育てるなど工夫をすることで、広がりを抑制できます。菊芋の特徴を理解し、正しく育てることで、健康的な食生活に取り入れる楽しみを存分に味わうことができるでしょう。