家庭菜園で人気!夏野菜の種類一覧を植える時期別にご紹介
2024/6/12
暑い夏に負けない栄養たっぷりの夏野菜を家庭菜園で収穫できれば、料理の楽しみが増えますね。今回は、夏野菜の植え付け時期と、育てやすい夏野菜の種類、真夏の暑さに負けない栽培のコツをご紹介します。
夏野菜を植える時期はいつ?

Photo by ますださん@GreenSnap
夏野菜の植え付け適期は地域によって異なりますが、一般的には、遅霜の心配がなくなる4月から6月上旬頃が目安となります。
植え付け時期が遅れると、夏の気温上昇に追いつかず、十分な収穫ができない可能性があります。逆に早すぎると、寒さで苗が傷んでしまう恐れがあるので注意が必要です。地域の気候に合わせて、適切な時期に植え付けを行いましょう。
一緒に植えるのに相性が良い夏野菜の組み合わせは?
夏野菜の中でも、一緒に植えると互いの生長を助け合う効果がある相性のいい野菜があります。これを「コンパニオンプランツ」と呼びます。代表的な組み合わせは以下の通りです。
野菜 | コンパニオンプランツ |
---|---|
トマト | バジル、ミント、セロリ、ネギ、ニラ、ニンニク、ほうれん草 |
ナス | ネギ、ニラ、シソ、バジル、エダマメ、ラッカセイ、パセリ |
キュウリ | ネギ、エダマメ、ネギ、ニラ、ニンニク、パセリ、トウモロコシ |
ゴーヤ | ニラ、ネギ、つるありインゲン、つるありササゲ、シカクマメ |
初心者でも育てやすい夏野菜の種類一覧
夏野菜にはさまざまな種類がありますが、初心者向けの育てやすい夏野菜もあります。ここでは、代表的な夏野菜の特徴と、植え付け時期、育てやすさ、収穫までの期間を紹介します。
トマト
夏野菜の代表格であるトマトは、赤や黄色、オレンジなど色々な種類があります。植え付け時期は地植えの場合は4月中旬から6月上旬が目安で、種まきから収穫までの期間は約3ヶ月です。初心者さんは、ミニトマトから育て始めるのがおすすめです。
ナス
ナスは暑さに強く、病害虫にも比較的強い夏野菜です。品種は中長ナス、長ナス、丸ナス、水ナスなど大きく分けて4種類ですが、育て方に大きな違いはないので好みの品種を選んで大丈夫です。植え付け時期は4月下旬〜5月中旬が目安で、種まきから収穫までの期間は約3ヶ月です。
キュウリ
キュウリは生長が早く、開花から約1週間ほどで収穫できる野菜です。つる性なので、ネットなどに這わせて育てると良いでしょう。苗の植え付け時期は4月下旬から5月中旬が目安で、種まきから収穫までの期間は約2ヶ月です。
オクラ
オクラは暑さに強く、病害虫にも比較的強い夏野菜です。生長が早く、植え付けから約2ヶ月で収穫できます。植え付け時期は5月上旬から6月上旬が目安で、初心者にもおすすめの夏野菜です。
ピーマン
ピーマンは夏の暑さに強く、トウガラシの仲間なので害虫に強い夏野菜です。植え付け時期は5月中旬から6月上旬が目安で、種まきから収穫までの期間は約3ヶ月です。
ゴーヤ
ゴーヤはつる性で旺盛に育つため、グリーンカーテンとしても人気があります。植え付け時期は5月中旬から6月上旬が目安で、種まきから収穫までの期間は約3ヶ月です。暑さに強く、病害虫にも比較的強い夏野菜です。
エダマメ
エダマメは種まきから約3ヶ月で収穫できます。植え付け時期は5月上旬から5月下旬が目安です。実もの野菜としては育てやすいのが特徴で、病気になりにくく、害虫と水切れに注意すれば比較的育てやすい夏野菜です。
シソ
シソは暑さに強く、土質を選ばず育てやすい夏野菜です。植え付け時期は5月中旬から6月上旬が目安で、種まきから約2ヶ月で収穫できます。こぼれ種から勝手に育つほど旺盛に育つので、初心者にもおすすめ。プランター栽培にも適しています。
夏野菜の栽培で注意すること
夏野菜を上手に育てるためには、夏の暑さに負けない環境づくりとお世話が大切です。特に気をつけたいのが、雨対策、水やり、暑さと乾燥対策です。
雨を避けて、風通しの良い場所で栽培しよう
夏野菜は雨に当たると病気になりやすいため、雨よけ対策が必要です。一方で風通しが悪いと、カビや病気が発生しやすくなります。そのため、日当たりが良く風通しの良い場所を選び、必要に応じて雨よけネットを使うなどの対策をしましょう。
水やりは涼しい時間帯に
夏野菜は生長期に水分を多く必要とします。しかし、暑い時間帯に水をやると根を傷める可能性があるため、朝夕の涼しい時間帯に水やりをするのがベストです。地植えの場合は水やりはあまり必要ありませんが、土の状態を見ながら、適量の水やりを心がけましょう。
暑さと乾燥に注意
夏野菜は暑さに強いですが、過度の暑さや乾燥には弱くなります。特に真夏の直射日光は葉焼けの原因にもなるため、寒冷紗で日陰を作ったり、マルチングを行うなどの対策が必要です。
根元に敷き藁をすると地温を抑える効果があります。また、乾燥が続くと根が傷みやすくなるので、朝夕の涼しい時間帯に水やりをしてやるなどのお世話を心がけましょう。
背の高い野菜と背の低い野菜を組み合わせて植える
背の高い野菜と背の低い野菜を組み合わせて植えると、葉が日陰を作ってくれたり、地面に近い野菜が地熱を抑えてくれる効果が期待できます。コンパニオンプランツの効果も期待できますよ。
夏野菜の栽培を楽しもう!
夏野菜は育てやすく、初心者でも気軽に収穫の喜びも味わえる魅力的な野菜です。植え付け時期を逃さず、夏の暑さに負けない環境づくりとお世話を行えば、初心者でも美味しい夏野菜が収穫できますよ。
ぜひ、夏野菜の栽培に挑戦して、新鮮な野菜の収穫を楽しんでみてくださいね。