多肉植物の植え替えの時期とコツを徹底解説!水はあげちゃダメって本当?
2024/1/16
多肉植物といえばぷっくりとした葉がトレードマークですよね。でもこの葉の張りや色艶を楽しむなら、適切な時期に正しい方法で植え替えることが必要です。
この記事では多肉植物初心者にもわかりやすいよう、多肉植物の植え替えの時期や方法、その後の管理のコツまで詳しくご紹介します。
多肉植物も植え替えをしないと枯れてしまう!
Photo by みっちゃんさん@GreenSnap
多肉植物はずっと植え替えずにいると、やがて「根詰まり」という状態になって、正常に水分や酸素を吸収できなくなり、枯れてしまいます。また、土自体の状態も年月とともに崩れて劣化していくので、排水性が失われて「根腐れ」の原因にもなったり。。
そのため、多肉植物にも定期的な植え替えが必要なのです。
多肉植物の植え替え時期はいつ?目安は?
多肉植物の植え替え時期は、春か秋の時期で気温20度前後の時期が目安です。
とはいえ、基本はその多肉植物の生育期の時期に植え替えます。多肉植物は夏型、冬型、春秋型の3つに分類されますが、植え替えは生長の初めに行うことがポイントで、夏型や春秋型は4〜5月、冬型は9〜11月が目安となります。
植え替えの準備するもの
多肉植物の植え替えをする前に、以下のものを準備しましょう。
- 多肉植物用培養土またはサボテン用培養土
- 1回り大きな新しい鉢
- 鉢底石(軽石)
- 鉢底ネット ハサミ(清潔なもの)
- ピンセット
- 割りばしなどの棒状のもの
- 新聞紙やビニールシート(汚れ防止にあるとよい)
初めての方は市販の多肉植物用培養土を利用すると便利です。詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。
多肉植物の植え替え方法
- 多肉植物は数日前から水やりを控え、土を乾燥させておく。
- 多肉植物を鉢から取り出し、土を優しく落とす。
- 黒い根や手で引っ張って抜けるような根は取り除く。
- 新しい鉢に鉢底ネットを敷き、鉢底石を底が見えないくらいを目安に入れる。
- 新しい土を鉢の3分の1ほどいれる。 割り箸2本を鉢の口に渡し、鉢の真ん中に多肉植物がくるように箸に引っ掛ける。
- 移植ゴテやスプーンなどで根の隙間に土を入れていく。
- 鉢の9割ほどまで土を入れて完成。※水やりはしない!!
多肉植物の植え替え後の管理方法
多肉植物の植え替え後は、最初の3〜4日間は水やりを控え、明るい日陰で管理しましょう。その後、たっぷりと水やりしたら直射日光を避けた日当たりのいい場所に置いて育ててください。
多肉植物の植え替えについてよくある質問
植え替えの頻度はどれくらいがいいですか?
多肉植物は3号以下の小さな株なら毎年植え替えてください。4号以上の株でも毎年植え替えるのが基本ですが、下記のような症状が出ていなければ2〜3年に1回は植え替え頻度でも大丈夫です。
- 株全体や葉に元気がない、発色が悪い。
- 鉢底穴や表土から根が出ている。
- 水やりしたときに水が土にすぐに染み込まない。
- 病気や害虫による被害・症状が出ている。
植え替え後、すぐに水やりを始めても大丈夫ですか?
多肉植物の植え替え直後は水やりは控えるのがポイントですが、誤って水やりしてしまったという場合でも、必ず失敗するわけではありません。
万が一植え替えのときに傷がついていたり、太めの根を切ってから植え替えたという場合は、すぐに水やりをしてしまうとそこから雑菌によって弱ることもあるのですが、大抵は大丈夫なのでしばらく明るい日陰において様子をみてくださいね。
多肉植物の植え替えは定期的にやろう!
多肉植物の植え替えは初心者だと失敗の心配ばかりしてしまうかもしれません。ただ、多肉植物には持ち前の生命力の強さがあるので、時期さえ間違えなければほぼ失敗しませんよ。 長く多肉植物を育てるためにも、定期的に植え替えをして心地よい環境で育ててあげましょう。