いちごは種から育てることもできる?種まきから実がなるまで何年?
2024/8/6
家庭菜園でも人気ないちごは苗から育てるのが一般的ですが、種から育てられないか疑問に思ったことのある方もいるのではないのでしょうか。この記事ではいちごは種から育てることができるのか、種まきの方法などをご紹介します。
いちごは種から育てることはできる?
Photo by かぶれちゃんさん@GreenSnap
いちごは種から育てることができますが、植え付けられるようになるまでの細かな管理が必要なため、初心者の方はまず苗から育てるのがよいでしょう。
一方で、種から育てることで品種や親の性質を選べる、苗を買う必要がないなどのメリットがあります。
いちごの種まき時期
いちごの種まきは5月上旬〜中旬頃が適期です。発芽適温は20〜25℃ほどで、気温が低いと発芽までに時間がかかります。
一方で、気温が高すぎると土が乾燥しやすくなり、種まきのあと一度でも土が乾いてしまうと発芽率が著しく落ちてしまうため、より注意深い管理が必要となります。
いちごの種の採取方法
- いちごの表面をそいで、キッチンペーパーの上に乗せる。
- キッチンペーパーの上に乗せて乾燥させる。
- 乾燥して浮き出てきた種を指でこすり落とす。
- 一晩水につけて、沈んだ種を回収して、浮いている種は処分する。
いちごの種まき方法
- 直径9cmの育苗ポットに種まき培養土を入れ、灌水させる。
- 育苗ポットに30〜50粒ほどの種をまく。
- 再度水やりをして、灌水させる。
いちごの種まき後の管理
いちごは好光性種子なので覆土は必要ありません。種まき後、2〜3週間ほどで発芽しますが、一度でも土が乾燥すると発芽しにくくなってしまうので、灌水している状態を常に維持する必要があります。
水やりをする際は、ハス口を使って優しく種が流れ出ないように注意し、同時に底面給水もするようにしてください。
いちごの種まきから実がなるまで何年?
いちごは種まきから収穫できるようになるまで、2年ほどかかります。種まき後の生育状況にもよりますが、種まきをした翌年の春〜初夏に実をつけ始めます。そして、もう1年経った2年目以降が本格的な収穫期となります。
いちごを種から育ててみよう!

Photo by なかよしさん@GreenSnap
いちごが発芽したあと、ギザギザした本葉が出てきます。本葉が2〜3枚ほどある程度大きくなったら、プランターや鉢に植え付けをして、あとは一般的ないちご苗の育て方と同じように育てていきましょう。ぜひこの記事を参考に種からいちご栽培にチャレンジしてみてくださいね。