【スターチスのドライフラワーの作り方】長持ちさせるメンテ方法をご紹介
2024/1/10
スターチスはドライフラワーにしやすい花としても知られていて、色褪せもなく長持ちするので、初心者でもおしゃれなドライフラワーづくりが楽しめる花です。
この記事ではスターチスのドライフラワーの作り方や長持ちさせるお手入れの方法、アレンジ方法まで詳しくご紹介します。
スターチスのドライフラワーの魅力とは?
Photo by EMMAさん@GreenSnap
スターチスは5〜7月の初春ごろに開花し、春ごろから切り花としても出回る花です。茎先に小さな花がいくつもついてこんもりとした花姿が美しいですが、生花の状態でもカラカラしているほど水分量が少ない花なので、ドライフラワー向きの植物です。
花色は白・ピンク・青紫・黄色などさまざまなので、他の花とも組み合わせしやすく、ドライフラワーアレンジの主役にも脇役にも使いやすいのがスターチスの魅力です。
スターチスのドライフラワーの作り方
スターチスのドライフラワーの作り方は3通りありどれも簡単ですが、手軽に作りたいならハンギングかドライインウォーターの方法がおすすめです。
①ハンギング方法
②ドライインウォーター方法
③シリカゲル方法
ここからはこの3つの作り方の手順を詳しくご紹介していきます。
①ハンギングでの作り方
スターチスをスワッグにして飾りたいときは、ハンギングでドライフラワーを作るのがおすすめです。
スターチスはドライフラワーにした後に刺激を与えると、小さい花がポロポロと落ちてしまうこともあるので、最初から花材を組み合わせてスワッグの形にしてからつくりましょう。
- できるだけ満開状態のスターチスを数本用意する。
- 太い茎から分岐する小枝は切り離し、茎の長さを切り揃える。
- スワッグにするなら他の花材とも合わせながら平たく扇形になるように組み合わせていく。単体の場合は5本を一束にする。
- 茎の交差点を麻紐できつめに縛る。
- 直射日光が当たらない風通しのいい場所に吊るし、1週間乾燥させて完成。
スターチスと相性のいい花は、同じ時期に出回るミモザやカスミソウなどがありますが、スターチス単体でつくってもおしゃれですよ。
③ドライインウォーターでの作り方
ドライインウォーターは花瓶に水をいれてスターチスを挿し、そのまま水を足さずに乾燥させてつくるだけです。この方法は花の性質や時期によっては腐ってしまうこともあるのですが、スターチスほど水気が少ない花で春ごろに始めれば失敗しにくいので、簡単につくりたい方にはおすすめです。
ただし、初夏や気温25度以上の時期から始めると、雑菌が繁殖して腐ってしまうこともあるので始める時期には注意しましょう。
③シリカゲルでの作り方
シリカゲルとは食品の乾燥剤としても使われますが、この性質を活用してドライフラワー作りにも使うことができます。園芸店やホームセンターにはドライフラワー専用のシリカゲルが売っていますよ。
シリカゲルでつくるメリットは色褪せがほぼないということですが、一度につくる大きさに限りがあるというデメリットもあるため、ミニブーケやリースの花材などのクラフト用途の場合におすすめです。
シリカゲルを蓋ができる大きめのタッパー容器に、底から2〜3cmほど積もるようにいれる。
- スターチスの茎の分岐で切り分け、容器に入るように長さを調整する。
- シリカゲルの上にスターチスが重ならないよう並べる。
- さらにスターチスが見えなくなるまでシリカゲルを上から被せ入れる。
- 花の隙間にシリカゲルが入るよう、ときおり容器を揺すりながら入れる。
- 蓋をして1週間ほど日陰におき、乾燥させる。
- ピンセットや筆を使いながらシリカゲルを落とし、取り出して完成。
スターチスのドライフラワーを長持ちさせるメンテ方法
スターチスだけでなく、基本的にドライフラワーはどんな花であっても直射日光は厳禁です。日光にあたるとせっかく残った花色がどんどん茶色く色褪せていくので、室内の日陰に飾りましょう。
また、とくにスターチスは花が密集していて湿気に弱いので、風通しのいい場所に置くことで長持ちします。ただし冷暖房の風が当たるところは避けましょう。
スワッグやリースであれば、透明のOPP袋などにいれて見えないように乾燥剤をしこんでおくとカビ防止になるだけではなく埃などもつかないので長く美しく飾れますよ。
スターチスのドライフラワーを作って飾って楽しもう!
スターチスのドライフラワーは簡単につくれる上に、色褪せもほとんどしないため、ドライフラワー初心者向けの花でもあります。花も小さくカラーバリエーションも豊富なので、いろんなアレンジに活用してみましょう。