【金のなる木がふにゃふにゃになる原因】復活する方法を解説!
2023/12/11
金のなる木は、小判型の葉が金運を招くとして風水で縁起がいいとされる人気の植物です。ぷっくりとした多肉質の葉が特徴で、初心者の方でも育てやすい丈夫さが魅力ですが、日本の気候では、育てているうちにふにゃふにゃに弱ってしまうことがあります。
今回は、金のなる木がふにゃふにゃになってしまう原因や、復活方法などについて詳しく解説します。
金のなる木がふにゃふにゃになる原因は?
Photo by 白夜叉さん@GreenSnap
金のなる木は南アフリカが原産の多肉植物です。暑さには強いですが、寒さや多湿には弱いのが特徴。日本には四季があるため、置き場所や管理が合っていないとふにゃふにゃになってしまうことがあります。
金のなる木がふにゃふにゃになるのは、主に以下の2つが原因です。
寒さで凍ってしまった
金のなる木は寒さに弱いため、霜や雪に当たってしまうと凍ってしまうと、外気の気温が上がって溶けたあとに葉が落ちたり、葉がふにゃふにゃに柔らかくなり、幹は萎れて枯れてしまいます。
金のなる木の耐寒温度はマイナス3度までとなります。寒冷地以外でも、冬はできるだけ家の中に入れて管理してやるのがおすすめです。
水のやりすぎで根腐れした
寒さと同じように、水のやりすぎによる根腐れにも注意が必要です。金のなる木は多肉植物なので、乾燥した環境でも丈夫に育ちます。
湿気は苦手なので、日当たりと風通しの良い場所で、少し乾燥気味に育てるのがポイントです。水のやりすぎで根腐れしてしまうと、葉に元気がなくなり、ふにゃふにゃと弱ってしまいます。
ふにゃふにゃになった金のなる木は復活できる?
残念ながら、金のなる木は一度ふにゃふにゃになってしまった部分は元には戻りません。ただし、まだ元気な部分がある場合は、葉挿しなどで復活させることができます。
葉や幹を触ってみて、まだ硬い部分が残っていれば復活可能です。全体的に枯れてしまった場合は、残念ながら復活する可能性は少ないでしょう。
幹の一部が元気な場合は、傷んだ部分だけを切り取って春まで様子をみます。春になれば、残った葉を切り取って葉挿しにしたり、枝を切り取って挿し木にして育ててみましょう。
葉挿しや挿し木を冬場に行う場合は、寒さにやられないように暖かく日当たりの良い場所で管理しましょう。
葉挿しの方法
- 残っている葉の中で、できるだけ大きく元気なものを選び、枝から摘み取る
- 2日ほど日陰において、葉をしっかりと乾燥させる
- 川砂などに切り口を挿す。この時、葉の先端がほんの少し埋まるくらい浅く埋めるのがポイント!
- 水をやらずに1カ月ほど様子を見る
- 新しい新芽がでたら鉢に植え替える
挿し木の方法
- 葉のついた枝を5〜20cmほどの長さでカットする
- 日陰で2日ほど放置し、枝の切り口をしっかりと乾かす
- 下葉を切り落とす
- 枝の切り口がしっかりと乾いたら、土に挿す
- 水をやらずに1カ月ほど様子を見る
金のなる木のお手入れポイント
金のなる木は、暑い国の植物だと覚えておきましょう。寒さや多湿には弱いので、日当たりと風通しの良い場所で、水はけの良い土を使って育てるのが基本のポイントです。
寒い冬の時期はできるだけ室内で管理しましょう。また、夏場の直射日光や、梅雨や秋の長雨にも注意が必要です。暑さに強いからといって強い光に当てることは避け、雨ざらしになる場所には置かないようにしてくださいね。
金のなる木がふにゃふにゃになっても、諦めないで!
金のなる木は、基本的にはとても丈夫で育てやすい植物です。管理に失敗して、もしふにゃふにゃになってしまっても、すぐに対処すれば復活させることができますよ。
葉や幹がふにゃふにゃになっても諦めずに、今回の方法を試してみてくださいね。