ほうれん草の種まき時期はいつ?発芽日数や芽出しのコツを解説
2024/6/18
ほうれん草は冬が旬の野菜ですが、品種を選べば春〜秋までほぼ一年を通して種まきができます。今回は、ほうれん草の種まき時期や発芽日数、種まき後のお手入れなどをご紹介します。
ほうれん草の種まき時期はいつ?

Photo by Mixnutsですがさん@GreenSnap
ほうれん草の種まきは、春まき4〜5月、夏まき7〜9月、秋まき9〜11月が適期です。品種によっても多少異なりますが、発芽適温15〜20℃を目安にするとよいでしょう。また、発芽日数は4〜5日ほどです。
基本的にほうれん草は冷涼な気候を好み、気温30℃以上になると著しく生育が悪くなります。そのため、夏まきには暑さに耐性のある「ミラージュ」「ジャスティス」などの品種を使ってください。
ほうれん草の種まき

Photo by ままちさん@GreenSnap
準備するもの
- ほうれん草の種
- キッチンペーパーや新聞紙
- 野菜用培養土
- 鉢底石
- 移植ゴテ
- 固形の化成肥料
- 深さ15〜20cmの長方形プランター(プランター栽培の場合)
種まきの手順
プランター栽培の場合
- 水で濡らしたキッチンペーパーで種を包み、1〜2日冷暗所で保管する。
- プランターの底が見えなくなるように鉢底石を敷く。
- プランターの縁から下2cmほどの位置まで、野菜用培養土を入れる。
- 深さ1cmほどの溝を10〜15cm間隔でつくる。
- 溝に1cm間隔で種をまく。
- 溝の両側の土をかぶせ、軽く押さえる。
- プランターの底から溢れるくらい、たっぷりと水やりをする。
路地栽培の場合
- 種まきの2週間前までに畑に苦土石灰を撒いて、耕しておく。
- 翌週、完熟堆肥と化成肥料を土に混ぜ込み、高さ5〜6cm幅60〜120cmの畝をつくる。
- 水で濡らしたキッチンペーパーで種を包み、1〜2日冷暗所で保管する。
- 畝に15cm間隔で、深さ2cmほどの溝をつくる。
- つくった溝に1〜2cmの間隔で種をまく。
- 溝の両側の土をかぶせ、しっかりと鎮圧する。
- たっぷりと水やりをする。
ほうれん草の種まきのポイント
ほうれん草の芽出しのコツがいくつかあります。種まきをする際には、以下のポイントに注意して行いましょう。
まず、ほうれん草の種は硬い殻に覆われており、そのままでは発芽率は低いです。そのため、水で濡らしたキッチンペーパーなどで吸水させてから、種をまくようにしましょう。また、覆土の厚い部分では発芽しにくくなってしまいます。覆土の厚さが均一になるように、畝は凸凹がないようによくならして、溝の深さをそろえるようにしましょう。
ほうれん草の種まき後のお手入れ
種まき後、発芽がそろうまでは土が乾燥していたらしっかり水やりをします。そして、発芽したら生育に合わせて2回間引きをしてください。1回目は、本葉が1〜2枚になった頃に株間3cmほどになるようにし、2回目は本葉が3〜4枚になったら株間が6cmほどになるように間引きをしましょう。
ほうれん草を種まきから栽培してみよう!
ほうれん草は春・夏・秋と種まきができ、ほぼ一年中栽培することができます。種まきから30〜50日ほどで収穫ができ、プランターでも簡単に育てられるので、初心者の方にもおすすめの野菜ですよ。この記事を参考に、ぜひほうれん草の種まきに挑戦してみてくださいね。