【タツナミソウの花言葉】意味や由来は?いつの誕生花?
2023/6/10
野草としても身近な山林に生えており、独特な形をした小さな花が魅力的なタツナミソウには、古くからの私たちとの関係性からくる、珍しい花言葉がついています。
今回は、タツナミソウの花言葉や名前の由来について詳しく紹介します。大切な人へのフラワーギフトを検討中の方は、ぜひ参考にしてくださいね。
タツナミソウの花言葉
Photo by mt.turryさん@GreenSnap
タツナミソウの花言葉は「私の命を捧げます」です。
タツナミソウは漢方薬として利用されており、自らを犠牲にして人々の身体を治そうとする健気な姿から「私の命を捧げます」という花言葉がつけられたといわれています。
海外では「精神の安定」という花言葉がつけられており、こちらも漢方薬として利用したときの効果が由来だといわれていますよ。
タツナミソウとはどんな花?
Photo by ぷーさんさん@GreenSnap
タツナミソウは、シソ科・タツナミソウ属の多年草で、野草として山林に生えています。タツナミソウの品種は、世界に約200種類あるといわれており、日本では16種類のタツナミソウが生育しています。
タツナミソウは、筒状の花が上下に分かれた唇のような特徴的な花の形をしており、山林だけでなく道端や平地でも見かけることがある身近な花のひとつです。
開花時期は、4〜6月の春から初夏にかけて、暑さが増してくる前まで咲き、日本全域、東アジアに分布しています。草丈は20〜40cmくらいで、真っ直ぐに伸びた茎の先端にたくさんの花を咲かせます。
タツナミソウの花の色として一般的なのは、紫ですが、白、ピンク、青紫〜淡紅紫色などの色があり、紫に白のふちどりのような色合いのタツナミソウもあります。自然交配が起きやすいため、同じ場所に植えると、さまざまな色合いのタツナミソウが育つことがあります。また、グランドカバーとして植えられることも多く、花壇の縁どりにしても鮮やかに花壇を彩ってくれます。
タツナミソウの名前の由来
タツナミソウの名前の由来は、同じ方向を向いて咲く姿が、波が立ったときの泡のようにみえることから名付けられました。
また、タツナミソウは別名「黄芩(おうごん)」や「鄙の杓子(ヒナノシャクシ)」と呼ばれており、英名では、「skullcap(スカルキャップ)」と呼ばれています。
「黄芩」とは、コガネバナというタツナミソウの一種を根から周わりの皮をとり乾燥させたもののことで、漢方薬に含まれる生薬として利用されます。
「鄙の杓子」の「鄙」とは動物の子ども、「杓子」は木製のスプーンのことで、タツナミソウの花びらの先がスプーンのように広がっている様子から名付けられたといわれていますよ。
「skullcap」とは、頭にぴったりと密着するふちなしの帽子を意味しており、タツナミソウの花の形がこの帽子に似ていることから名付けられたといわれています。
タツナミソウは何月何日の誕生花?
タツナミソウは、5月22日と7月3日の誕生花です。
誕生花とは、生まれた月日にちなんだ花のこと。その時期に旬を迎えるお花や地域の伝統によって誕生花が決まっていますが、正式には決まっていないため、誕生花が違う場合もあります。
タツナミソウの花言葉を楽しもう♪
タツナミソウの花言葉には、少しネガティブなものがありますが、怖い意味はありません。
献身的でステキな花言葉のため、大切な方にプレゼントするのもおすすめですよ。ぜひ、この機会にタツナミソウを選んでみてはいかがでしょうか。