【千両の花言葉】どんな花が咲くの?怖い意味もある?
2023/12/4
千両は、彩りの少ない冬の時期に赤い実をつけることから、縁起物として古くから愛されてきました。日本では、新年のお正月飾りや切り花によく使われていることから、親しみを持っている方も多いのではないでしょうか。
赤い実の印象が強い千両ですが、実は時期になると不思議な花を咲かせます。今回は、千両の花や花言葉について詳しくご紹介します。
千両の花言葉!怖い意味もある?
千両の花言葉は、「利益」「富」「財産」「裕福」「恵まれた才能」など縁起の良い言葉が並びます。
一年を通してツヤツヤした常緑の葉をつけ、寒さの厳しい冬に赤く美しい実をたわわとつける千両は、豊かで満ち足りたイメージを持たせることから、縁起の良い花言葉がつけられています。
千両の花言葉に怖い意味はありません。お祝いの場面や、商売繁盛などを願って、贈り物にも安心して選んでいただけます。
千両はどんな植物?
Photo by Asahiさん@GreenSnap
千両は、センリョウ科・センリョウ属に分類される常緑性低木です。東アジアの比較的温暖な地域に自生し、寒さにはそれほど強くないため、西日本の暖かい地域に自生しています。
葉色は濃くツヤがあり、フチがノコギリの葉のようにギザギザとしているのが特徴です。万両よりも少し実が小さく、ボリュームが少ないことから「千両」という名前がつけられたとされています。
千両には、黄色い実をつける「キミセンリョウ」と、赤い実をつける「千両」の2品種があります。
千両はどんな花を咲かせるの?
Photo by 39goenさん@GreenSnap
千両は、初夏の6〜7月にかけて薄い黄緑色の目立たない花を咲かせます。千両の花には花弁がなく、花のようには見えません。
千両の花は、黄緑色の丸い雄しべに白い雌しべがくっついた不思議な形をしています。花が終わると、10〜2月にかけて、鮮やかな赤い実をたくさんつけます。 ひっそりと目立たない花を咲かせるので、なかなか発見できませんが、時期になれば千両のユニークな花をぜひ観察してみてくださいね。
千両の花が咲かない理由は?
千両は、3年以上経過した枝には花が咲きません。若い枝を残し、古い枝は葉切り落としてしまいましょう。他の植物のように全体的に切り落としてしまうと花が咲かなくなってしまうので注意しましょう。千両の花は何月何日の誕生花?
千両は、12月17日の誕生花です。ちょうど赤い実が美しく染まる時期の誕生花となっています。千両の花は縁起の良いプレゼントにおすすめ!
開店・開業祝い
千両は、実がたわわにたくさん実ることや、名前を千両箱の「千両」と書くことから、商売繁盛の縁起木ともされています。また、赤い実は富と繁栄を表しているとされるので、開店や開業祝いのプレゼントにも適した植物です。
花言葉にも、「利益」「富」「財産」など、商売に関連しためでたい意味があるため、商売繁盛の願いをこめて贈り物にするのも素敵ですね。
引っ越し・新築祝い
「裕福」というめでたい花言葉が並ぶ千両は、引っ越し祝いや新築祝いにもおすすめです。
千両は、庭が寂しくなる冬の時期に赤い実をつけるので、縁起をかつぐだけでなく、可愛らしい実を愛でることもできます。また、大きく育てば、切り花としてクリスマスやお正月の飾りなどにも使えますよ。
千両の花言葉を贈ろう♪
今回は千両の花や花言葉についてご紹介しました。実をつける植物は、「物事が実を結ぶ」縁起物として風水的にも縁起が良いとされています。
赤く美しい実がなる千両を、ぜひご自宅に迎えたり、大切な友人・知人にプレゼントしてみてくださいね。