セダムの増やし方(挿し木・葉挿し)|葉をばらまくだけでもいい?
2023/10/31
グランドカバーとして活躍してくれるセダム。セダムを増やすには、挿し木・葉挿しなどの方法が一般的です。
葉挿しという方法は葉を挿し木用の土の上に挿す方法ですが、葉をばらまくだけでも増やせるのかという素朴な疑問についてもまとめています。
セダムの増やし方
Photo by ゆったりゆっこさん@GreenSnap
挿し木の仕方
セダムの挿し木に適した時期は、セダムの植え付けや植え替えと同じ生育期にあたる3月〜5月、または9月から10月頃が適期です。
セダムの増やし方としては、セダムの形に合わせて「挿し木」「葉挿し」「株分け」の3種類です。
- 1.「挿し木」は、株の一部をカットしてそこから根を出させて増やす方法です。 挿し木では、元気そうな茎を選び、先から5cmぐらいのところを切ったあと、挿し木の切り口を1か月ぐらいかけてじっくりと切り口を乾燥させ、細い根が1cmぐらい伸びてきたら、土に植えます。
その後、鉢に植え付け、根が落ち着くまでは水やりを控えめにします。植え付けが終わったら、根の活着促進のため植物用活力液与えてください。その後4日~7日ぐらいは水やりをせず、日陰に置いておきます。 - 2.「葉挿し」は落ちた葉などを土に挿して増やす方法です。
- 3.「株分け」は大きく生長した株をナイフなどで根元から切り分けて増やす方法です。株分けの際は、ウイルス感染や害虫による被害を防ぐためにも、ハサミは清潔にし、土もできるだけ新しいものを使うようにしてください。
葉挿しの仕方
2.「葉挿し」は落ちた葉などを土に挿して増やす方法です。
2の葉挿しで増やす方法はでは、葉を土に平置きして発根を待つ方法です。切り口を土に深く挿してしまうと発根がしにくくなるので、土に軽く降れる程度にします。
土に葉を挿したら発芽、発根するまでは水を与えず明るい日陰に置いておきます。根がでたら、挿し木同様に根の活着促進剤などを与えながら管理します。
セダムは葉っぱのばらまきでも増やせる?
Photo by MIYAVIさん@GreenSnap
上記でセダムの葉挿しの方法をご紹介しましたが、セダムの葉は土にバラまくだけで、葉の付け根は土にも水にも浸からないことで発根します。
あまり手間ひまかけず、ある程度放置しておくぐらいの方が、元気に育つといわれています。
正しいセダムの増やし方にチャレンジしよう
今回は、セダムを増やす方法として、挿し木および葉挿しの方法をご紹介しました。
セダムは増えやすい植物として知られており、屋外で勝手に増えて育っているセダムも、茎や葉がポロっとちぎれてそこから根を生やし増えていっているので、あまり心配せずに増やす方法に挑戦してみましょう。