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セダムはグランドカバーにもなる!おすすめの種類と植えるときのポイント

2024/2/22

セダムは多肉植物として寄せ植えなどで楽しまれる印象ですが、じつはグランドカバーとして地植えにし、庭をセダムいっぱいにして楽しむこともできます。

この記事ではグランドカバーにおすすめのセダムや、グランドカバーにするときの注意点などについてご紹介します。

セダムのグランドカバーはこんな場所におすすめ!

セダム グランドカバー

Photo by miyoooさん@GreenSnap

セダムは多肉植物のひとつですが、耐寒性・耐暑性・耐陰性に優れており、グランドカバーにもおすすめの植物です。

グランドカバーとしては、芝生の代わりに全面に引くというよりは、とくに以下のような使い方がぴったりですよ。

  • 花壇の隙間
  • レンガ、タイルの目地
  • 駐車場の端
  • 壁際

セダムのグランドカバーにするメリット・デメリット

セダムをグランドカバーにする最大のメリットは、その繁殖力の高さと手間いらずで育つことです。また、虫が寄りにくい性質を持っているので、虫が苦手な方や小さなお子様がいる家庭にもおすすめです。

一方、デメリットもあります。セダムは踏みつけに弱いため、広範囲のグランドカバーには向いていません。

グランドカバーにおすすめのセダムの種類は?

セダムというと、「オーロラ」や「虹の玉」などの葉がぷっくりとした品種がメジャーですが、グランドカバーにはマンネングサ(万年草)と呼ばれる葉が薄く、地面を這うように広がるタイプなどがおすすめです。

具体的に、グランドカバーにおすすめのセダムを5種類ご紹介します!

モリムラマンネングサ

モリムラマンネングサは、繊細な緑の葉を持ち、春には黄色い花を咲かせます。寒さにも暑さにも強く、直射でも半日陰の場所でもよく育つので、ほったらかしでOK。初心者にはとくにおすすめです。

地面を這うように広がり、比較的速いスピードで増えていくので、日陰の庭や木の下、石垣の隙間など、少し湿度がある場所に植えるといいですよ。

コーラルカーペット

コーラルカーペットは、その名の通り、鮮やかな赤褐色の葉を持つセダム種です。グランドカバーで庭に彩りのアクセントを加えたいときにもおすすめ。成長速度は比較的穏やかなので増えすぎることもなく、管理も簡単です。

寒さにも暑さにも強く育てやすいですが、日当たりを好むので、よく日光が当たる岩場や壁沿い、花壇の縁取りに植えると鮮やかな色彩が際立ちます。

マルバマンネングサ

マルバマンネングサは、小さな葉が円を描くように広がる美しい形状が特徴のセダムです。耐寒性が高く寒さに強いので、とくに寒冷地のグランドカバーにはおすすめです。

夏の直射日光にも比較的強いですが、乾燥のしすぎには注意が必要ですね。ゆっくりとした伸び方をしますが、時間をかけて密なカバーを形成します。水はけの良い場所や、ロックガーデン、コンテナのアクセントとしても適しています。

オノマンネングサ

オノマンネングサは、光沢のある緑の葉が特徴で、夏には黄色い花を楽しむことができます。成長はゆっくりめ。緩やかに広がりつつも、密なグランドカバーを作り出します。

耐寒性、耐暑性に加えて、半日陰でも育つ耐陰性を持ち合わせているので、庭の隙間や、少し湿り気のある場所、または駐車場の脇など、木陰になるような場所に植えると良いでしょう。

コーカサスキリンソウ

コーカサスキリンソウは、銀色がかった緑の葉を持ち、夏には白い花が咲きます。品種によっては、赤っぽいカラーやトリカラーなどのカラフルな色合いも楽しめます。

セダムの中でもとくに耐寒性が高いので寒冷地にもおすすめ。耐暑性もありますが、直射日光の下では葉焼けすることがあるため、半日陰での栽培がおすすめです。木陰や北側の庭、涼しい場所に植えるといいでしょう。

セダムをグランドカバーとして植えるときのポイント

植える時期について

セダムをグランドカバーとして植える時期は、春か秋です。とくに春に植えると、生育期を通じてしっかりと根を張り、夏の暑さに耐えられるようになります。秋に植えた場合は、冬を前にして一旦成長が緩やかになりますが、春に向けて力を蓄えることができます。

株間について

セダムは繁殖力が高く、比較的短期間で広がるため、植える際の株間は10cm〜15cm程度に保つと良いでしょう。密に植え過ぎると、空気の循環が悪くなり、病気の原因になることがあります。

はじめはスカスカに感じても、セダムは時間とともに広がっていくので、株間を適切に保つことがポイントです。

セダムのグランドカバーについてよくある質問

踏んでも大丈夫?

セダムは踏みつけに比較的強い種類もありますが、頻繁に踏まれるとダメージを受けることがあります。とくに肉厚の葉を持つ種類は、踏みつけによって葉が傷んだり、株が弱ることがあるため要注意。

やや肉厚の葉を持つ品種は人が歩かない壁際などに植えましょう。

地植えのまま冬越しできる?

セダムの多くは耐寒性があり、地植えのままで冬越しできる種類も多いです。とくに寒冷地におすすめなのは、マルバマンネングサ、モリムラマンネングサなど。

とはいえ、極端に寒い地域では、冬の前にマルチング材を敷くなどしておくと安心です。また、冬季に雪が多い地域では、雪の重みでセダムが傷むことがあるため、適宜雪かきを行うなどの対策しましょう。

セダムをグランドカバーにして楽しもう!

セダムはあまり人が歩かないような場所に植えるようにすれば、強い生命力でぐんぐんと横に広がるように伸びていきます。じつは色味も豊富なので、数種類植えてカラフルなセダムのグランドカバーを楽しんでみてください。