セダムが増えすぎたらどうする?地植えで育てるのは大変?
2023/10/31
多肉植物の一種であるセダム。マンネングサとも呼ばれるセダムはグランドカバーとして活躍する植物ですが、時に増えすぎて困ることがあります。
今回は、そのデメリットと対処法についてご紹介します。
セダムを地植えで育てるのは大変?
Photo by ちゃろぽんさん@GreenSnap
セダムは繁殖力が強い植物の1つとして知られています。
セダムが繁殖しやすい習性として、
・葉や茎から根を張ることができる。
・土がほとんどない場所でも、繁殖することができる
などが挙げられています。
小さな葉っぱがこぼれたり、何かの拍子に茎が折れて地面に落ちたりするだけで、そこからどんどん増えていきます。
セダムはもともと花壇やお庭のグランドカバー用として活用される植物ですが、 地植えで育てると、雑草並みにどんどん増えてあたり一面を覆ってしまうことがあります。
広がりすぎて手で抜くだけでは追いつかず、手がつけられなくなることがあります。マンネングサは、強風に飛ばされた1枚の葉からでも増えていきます。お隣のお家との隔たりが込み合って狭かったりすると、広範囲に及んだマンネングサがお隣の家の庭まで葉が風で飛ばされてきて、そこからお隣の家の庭にも一気に広がることがあります。
グランドカバーにする場合は、近所迷惑にならないように気を付けましょう。
セダムが増えすぎたらどうする?
株を引っこ抜く
増えすぎたセダムは、手当たり次第、株を引っこ抜くしかありません。
多肉植物なので、根が深く張るわけではないのですが、雑草のように草丈があまり高くなく、小さい株が無数に地面に広がっていることがあります。
雑草にように手で引っ張ってすぽっと一株抜けるわけではなく、表面の土ごと削ぎ取るように除草する必要があります。
除草剤を撒く
広範囲に広がったセダムを手で一つ一つ抜くのは、相当な手間がかかります。そこで手っ取り早く広がったセダムを除草するには除草剤を使うのがおすすめです。
除草剤には、液体タイプと顆粒タイプの2種類がありますが、すでに増えすぎてしまったマンネングサには、ジョウロなどで雨を降らせるように蒔いたり、噴霧器などで吹きかけられる液体タイプの除草剤を使うとよいでしょう。
液体タイプの除草剤は効果維持期間が短めですが、即効性があります。
地植えの範囲を囲う
セダムを地植えする場合は、地植えした範囲の縁をレンガやブロック、木材などの囲いを作ってそれ以上広がらないように留める等の措置が必要です。
地植えの範囲のフチをレンガやブロック、木材で囲って止める
セダムが増えすぎたら、早めに対処しよう!
Photo by てんちゃんこさん@GreenSnap
セダムは1~2か月で思っているほど増えます。
大きめの鉢や花壇に寄せ植えしても、スペースがなくなり窮屈に感じられるほどよく繁ります。増えすぎたセダムは除草剤などで早めに対処することをおすすめします。